絞りきった雑巾を、更に絞ることで、”学びの吸収量”はウンと増す
(今日のお話 1888字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
ならびに、夕方18時より、
某生命保険会社様にてご訪問。
その会社では、「7つの習慣」を利用した、
オリジナルの素晴らしいリーダーシップ養成のコースを作っており、
そのシステムを勉強させていただくべく、
別のお客様と共に伺い、お話を聞かせていただきました。
正直なところ、
「ここまで気合を入れて、組織のリーダーを
意図的に作っている会社は他に知らない」
と言えるほど、
”想い”と”時間”と、”労力”を込めて、
本気でリーダーを育てています。
そして、成果を出しています。
(・リーダー養成塾を卒業した”リーダー”の下だと、
ハイパフォーマーが2倍くらい育つ、
・採用力が1,4倍になる、などなど)
改めて、プログラムは何であれ、
”結局は、育てる側の想い”
なのだなと思った次第。
全ては、インサイドアウト(自分から始まる)ですね。
*
さて、本日のお話です。
本日のテーマは、
「絞りきった雑巾を、更に絞ることで、”学びの吸収量”はウンと増す」
という内容で、
思うところをお伝えさせて頂きたいと思います。
それでは、どうぞ。
■最近、
『生産性』(著 伊賀泰代)
という本を読んでいます。
その中に、書かれている内容で、
「生産性向上」について、
著者がこんな話を伝えていました。
その内容とは、
「もう水が出ない雑巾を、更に絞るような”生産性の高め方”は、時代遅れだ」
という話でした。
今、「働き方改革だ」「生産性向上だ」、
と言われている中ではあるもの、
・もともとこまめに電気を消しているのに、
更に、こまめに電気を消そう、
とか
・コピー用紙は前から丁寧に使ってるのに、
更に、コピー用紙を節約しよう
とか、そのような、
「もう水が出ない雑巾を絞りまくる行為」を推奨して、
『コストカットだ!(=生産性向上だ)』
などと捉えているのが最近の日本ではなかろうか、
しかし、それでは抜本的な解決にはならず、
一向に生産性が上がらないのだ
そんなお話でした。
■この話を見て、
「確かにそうだよな」と至極納得しました。
努力には方向性があって、
正しい努力をしないといけない。
でなければ、確かに、
「生産性向上」かもしれないが、
微々たる足し算にしかならない。
または疲弊して、
逆にマイナスになってしまうかもしれない。
確かにそれはそうだよな、
と思ったのです。
■ですが、同時に、
思ったことがありました。
それは、
『常に引きちぎれそうなくらい、
雑巾を絞ることで得られること』
もあるよな、ということ。
”絞りきったことで得られるモノ”。
それが何か、というと、思うに、
【知識・アイデアの吸収量』
ではないか、と思うのです。
■私が日々感じることですが、
日々、メルマガにてアウトプットをしていると、
「ネタが枯渇する」
という状態が、頻繁に訪れます。
たまに、読者の方に、
「よくそれだけ書いてネタが尽きませんよね?」
といっていただきますが、違うのです。
正しくは、
”ネタは既に、常に、尽きている”
のです。
すなわち、先述の、
『絞りきって、水も出ない状態』
から何とか放り出して(ひりだして)、
形作っていることが、ままあるということ。
■しかし、この状態は、
実は、”理想的な状態”なのです。
インプットしたことを、
自分の言葉でアウトプット。
さらに、インプットしたことを、
自分の言葉でアウトプット。
またまた、インプットしたことを、
自分の言葉でアウトプット。
これをひたすら繰り返すことで、
”絞りきった水も出ない状態”を保っておくと、
何かを新しい情報・学びを得た時の吸収が、
段違いに違ってくるのです。
結果、この”絞りきった雑巾”状態が、
「自らを高角度で成長させる」
「自らの知識・学びを増やし続ける」
「自らのアイデアを生み出す」
という大きな推進力になっている、
そのように感じるわけです。
■こと「生産性」というテーマで言えば、
「物理的なこと(=コピーとか電気とか)」に関しては、
”絞りきった雑巾を、更に絞ろうとする行為”
は、『生産性』の書籍でも言われるように、
工業産業時代、ライン効率化の時代で、
過去の主流となりつつあります。
物理的な効率を壊す、
様々なテクノロジーが出ているからです。
しかし、
「知的なこと(=アイデア・知識)」に関して言えば、
『絞りきった雑巾を、更に絞るくらいの状態こそが、
”学びの吸収量”をウンと高めてくれる』
のではなかろうか、
そう思うわけです。
急角度の成長を願うならば。
学んだことを、確実に自らの血肉にせんと、欲するならば。
ブログでも、
メルマガでも、
口頭で伝えるでも
なんでもよいです。
アウトプットをしてしてしまくって、
雑巾を絞って絞って絞りまくって、
カラカラの状態をキープしてはいかがでしょうか。
そんな雑巾は、
水をよく吸ってくれるものです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日が皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。