『貯金兄弟』から学ぶ、お金と人生のバランスのとり方
(今日のお話 1333字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日はかなり久しぶりに風邪を引いてしまい、
高熱にやられてしまった1日でした。
布団にくるまり、汗をかき、
ひたすら寝ていたおかげで、
1日で回復できたため、今日からまた張り切ってまいります。
体調を崩して、健康の大切さを知った昨日。
皆さまも、十分お気をつけくださいね。
*
さて、本日のお話です。
昨日、布団の中で毛布にくるまりながら、
友人から勧められたとある本を読みました。
それは、
『貯金兄弟』(竹内 謙礼 (著)‚ 青木 寿幸 (著))
という本。
今日はこの本のご紹介とともに、
「お金」の捉え方について、
考えさせられたことを、ご共有させて頂きたいと思います。
タイトルは、
「『貯金兄弟』から学ぶ、お金と人生のバランスのとり方」
それでは、どうぞ。""
■『貯金兄弟』。
このお話は、2人の兄弟が主人公です。
幼い頃、虐待を受けながら、
そして実親もいない状況で育った2人の兄弟。
その2人の人生と、
そしてお金の物語が描かれています。
弟は、高卒で消防士。
年収500万円。
爆発的にお金を稼ぐことはないけれど、
お金を貯めることに生き甲斐を感じ、
コツコツ計画的に「お金」を溜めていく。
その「お金自体」に対する執着は、
病的なまでの熱量があった。
一方、兄は、大卒で大手広告代理店。
年収は1000万円以上。
収入はいいけれども、
モノを買って、形あるものにして初めて
「お金を得た」と思える性格がゆえ、
散財も激しく、一向にお金がたまらない。
だから、貯金もない。
そんな2人が、
20代、30代、40代、
そして60代になるにつれて、
どんな人生を歩んでいくのか、
が色々な事件も起こりつつ、
描かれていきます。
■このお話の詳しい部分は、
ぜひ実際に読んで頂きたいところ。
ただ言えるのが、
上記のストーリーだけ見ると、
有名な寓話の、
「アリとキリギリス」
のようなオチだと考えられそうですが、
そんな単純な話にならないところが
ポイントなのです。
この本を読んで、
「はっ」と考えさせられるのは、
『そもそも「自分の人生」(=家族の人生も含む)を
どのようにしたいのかを、よく考えていなければ、
「お金」をただ溜めても、または「お金」をただ使っても、
結局、後悔することになる』
ということ。
この1点に尽きるのでした。
■「お金」は、確かに大事です。
お金がなければ、選択肢も少なくなるし、
不安というものも、どうしても付きまといます。
でも、「お金」だけにとらわれてしまうと、
それはそれで問題になるようです。
「7つの習慣」では、
”人生の軸は、「原則」中心”(=バランスを持つこと)
にしなければならない、と言います。
大切なものは色々あるけれど、
「お金ばかりにこだわる」のも、よくないし、
「趣味ばかりにこだわる」のも、いけない。
かといって、
「仕事ばかりにこだわりすぎる」のも、よくないし、
「家族ばかりにこだわる」のも、時に依存を生み出す。
”人生の軸”は、色々あって、しかるべき。
それぞれのバランスを取りながら、
お金であり、趣味であり、
家庭であり、仕事であり、
それぞれどんな機能を持たせて、
自分の「ライフ」全体を、
どのようにデザインするのかを考えること。
先が見えない世の中だからこそ、
そのような視点が大事なのだろう、
『貯金兄弟』を読みつつ、
そんなことを思った次第です。
面白い小説なので、よろしければ、ぜひ。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日が皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。