あるクラムチャウダー屋さんから学ぶ、人生右肩上がりの法則
(今日のお話 2105字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
新入社員研修「ディスカバリー」のご案内や、
”生産性”についてのディスカッションなどでした。
2月が当社の期末。
楽しみつつ、駆け抜けている今日この頃です。
(時にゼエゼエ、ハアハア言いながら笑)
*
さて、早速ですが本日のお話。
今日は、「7つの習慣」から
私の好きな話
”あるクラムチャウダー店”
の話を紹介したいと思います。
このエピソードを紹介しつつ、
私の日々の営業活動で感じる教訓について、
思うところをお伝えできればと思います。
タイトルは、
「あるクラムチャウダー屋さんから学ぶ、人生右肩上がりの法則」。
それでは、どうぞ。
■昔から、営業という仕事をしていると、
「波」があることをつくづく感じます。
自然界において、
ある食物を収穫するときは、
多くの場合、こんな流れになるかと思います。
・「種」をまく
↓
・「根」が張る
↓
・「芽」がでる
↓
・「葉」が拡がる
↓
・「実」がなる
そして、「実」がなった後は、収穫。
当然ながら、収穫をすると、
「実」はなくなります。
■これを現実の世界に例えると、
「実」は”成果”ということになるでしょう。
営業で言えば、
「契約」とか「数字」といえます。
しかし、敢えて自然界と違うことで言えば、
”いつも夏であること”
”常に「収穫」を続けること”
が求められます。
だから、
「収穫期」のときは爆発的に売れるけど、
「実」がなくなった冬は、しばらく沈黙の時間が流れる、
というのでは、認められないのが、
今の世の中のルールのようです。
だから、
”年がら年中、収穫期”でありつつ、
”年がら年中 種まき期”を続ける”
という状態を作っていかなければ、
”ムラ”がある、二流のビジネスパーソンとなってしまう、
これが現実であるように感じます。
■ですが、悲しきかな。
私たちはどうしても
”目の前の成果”に囚われ、
大事な”種まき”をつい、忘れがちなようです。
冒頭に紹介いたしました
「7つの習慣」の”あるクラムチャウダーの話”では、
このように描かれています。
(ここから引用)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あるレストランの話をしよう。
そこのクラムチャウダーは絶品で、
ランチタイムは毎日満席になった。
しばらくしてレストランは売却された。
新しいオーナーは黄金の卵しか眼中になく、
チャウダーの具を減らして出すことにした。
最初の一ヶ月は、コストは下がり、
売上は変わらなかったから、利益は増えた。
、、、
ところが徐々に顧客が離れていった。
評判が落ち、売上は減る一方だった。
新しいオーナーは挽回しようと必死だったが、
顧客の信頼を裏切ったツケは大きかった。
固定客という資産を失ってしまったのである。
黄金の卵を生むガチョウがいなくなったのだ。
引用:『完訳7つの習慣』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
いかがでしょうか。
この話でいうと
”収穫”(=利益)を上げることに躍起になり、
クラムチャウダーを薄めた結果、
「美味しいクラムチャウダーを提供し続け、ファンを増やす」という
”種まき”を疎かにしたことになった。
結果、お店として没落していった、
というエピソードですね。
■そして、これは
「クラムチャウダーの店」
はたまた、先述の
「営業」という仕事だけでなく、
私達の”人生全般”にも当てはまることではないか、
そのように思うのです。
・今は仕事が貰える環境。
だから、危機感を覚えず、
自分から新しい知識を学ぼうとしない
・今のところうまくいっている。
だから、気付かず人との繋がりを疎かにしている。
親族、友人、職場の関係づくりをないがしろにしている。
・自分の視野を拡げるような活動はしていない。
同じ人と、同じことだけ話をして毎日過ごす。
・今の成果が大事だから、と
自分の”健康状態”、”精神状態”を無視して、
ひたすら突っ走っている。
おそらくこれらの活動も、
”今の成果”だけを求めている、
一例なのではないだろうか、と思うわけです。
■ある環境に所属すれば
待遇や給与面で、
「アガリ」(=それでゴール)
と考える場合もあるかもしれません。
しかし、多くの場合
それはごく一部の側面にしかすぎない。
「人生」という、
家族、健康、友人、趣味、仕事、
あらゆる側面が包含される中、
1年、2年という短期ではなく、
5年、10年、20年という中期・長期という視点で見た時に、
自分という名の「クラムチャウダー」を
「とりあえず薄めとくか」
なんてしては、継続的な成果など、
期待ができないはず。
「もっと濃く、具を多く!」という
”常に種を巻き続ける”
加えて、そのことにより
”いつ何時も収穫し続ける”
というスタンスこそ、
勝ち続け、右肩がりの人生を得るために、
重要になってくるのではないか、
そのように思います。
■人生も自然界と同じく、
「原則」が支配しています。
”収穫”は”種まき”があってこそ。
人生という名の
四季の移り変わりがある旅路において、
いつなんどき、どんな季節でも、
それぞれの野菜、穀物が収穫できるよう、
”種”を巻き続け、そして
”収穫”もし続けられる、
そんなリズムや習慣を作っていくこと、
このことこそが大切なのだろう、
そのように思った次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日が皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。