「身になる学び」とは、二度三度四度と繰り返してこそ
(今日のお話 2333字/読了時間2分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日日曜日は、朝一から
「沖縄」について考えるという会合を開き、
昨年サムライ塾という、学びの場で同期であった友人などと、
沖縄について、ひたすら語り合っておりました。
この勉強会を開催した理由が、
「昨年、みんなで沖縄について学んだのだから、
せっかくだから復習をしておこう」
そんな名目でやることになったのでした。
実際にやってみると、一度学んだり、
読んだりした本やテーマだからこそ、
改めて学ぶことに大きな意義を感じたのでした。
と、いうことで、本日は
【「身になる学び」とは、二度三度四度と繰り返してこそ】
というタイトルで
「学ぶこと」と、その効果について
思うところをお伝えさせていただきたいと思います。
それでは、どうぞ。
■何かを学ぶとき、
それは本でもセミナーでも研修でもあらゆることについて、
大事だなと思う言葉が、
『”知っている”、と、”している”、は全く違う』
という話。
そして、加えて
『”なんとなく知っている”、と、
”しっかり語ることができる”の間』
にも大きな隔たりがある、
そう思っています。
そして、
「何かを身につけている状態」
「自分のものにしている状態」、
というのは、その知識を使って、
言葉なり、行動なりの
アウトプットができることではないか、
と思います。
■私も、少し前に沖縄について学びましたが
「沖縄には色々な問題がありそうだ」
「複雑な歴史がありそうだ」
ということは感覚で知っていても、
ただそれだけで終わっていました。
しかしながら、
「インプットをした上で、アウトプットをして学ぶ」
という事をすると、
学びの質が高まります。
インプットからアウトプットという学習は、
地味だし、新たな発見はそんなにないのですが、
これを繰り返す事で、学んだ事を、
自分の言葉で、語れるようになるもの。
私自身、昨日の2回目の「沖縄勉強会」、
という復習の機会を通じて、
・1879年の琉球処分のときに、何が起きたか?
・現在の沖縄の支配者層と貧困層という格差は何が起源なのか?
・基地移転によってどんなお金の流れが生まれ、誰が得をし、損をするのか?
・これからの沖縄の未来に何が起こりうるか?
みたいに、少しマニアックなことが、
明確に語れるようになった、
そのように感じるのです。
■「7つの習慣」でも、他の研修でも、
しばしば、一度学んだり、読んだりした人が、
「あー、7つの習慣ね。
知ってるよ、あれでしょ。
主体性が大事、みたいなやつ」
と言っている方いて、
しかし
”知っているから学ぶ必要はない”
と思っているのであれば、
・どれだけのレベルで「実行」できているのか?
・どれだけのレベルで詳しく「語れる」のか?
このことを見つめる必要があると思うのです。
なんとなく知っていても、
自分で実行したり、人に伝えたり、
アウトプットできなければ、
本当の武器にはなり得ない、
そのように思います。
【「身になる学び」とは、二度三度四度と繰り返してこそ】
です。
だからこそ、
「これは重要だ」と思うことがあるのであれば、
何度も反芻し、復習し、
漆塗りのように学び直し、
そして発信し、自分のものにすることが重要なのだろう、
そのように思う次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日が皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。