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1088号 2017年2月5日

『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう ーあなたの5つの強みを見出し、活かす』

(今日のお話 2532字/読了時間2分半)
■こんばんは。紀藤です。

本日日曜日は、
朝9時から昼過ぎまで、

「沖縄に何が起こってきたのか?を考える勉強会」

というものを主催。

昨年末、サムライ塾という、
外交問題や日本の歴史などを、
ガチンコで語り合った仲間などを中心に、

普段考えることがない、
日本の問題についてディスカッションしました。

本当に、ニュースで出ている、
オスプレイ問題、普天間基地移設問題などは、
氷山の一角でしかないのだな、と

いわゆる”構造的問題”というものを、
ひしと感じた日曜日でした。


※ちなみに、沖縄問題にご興味がある方は、
 以下の本がオススメです。

 日経新聞の沖縄支社の記者が、客観的事実を元に、
 ”構造的問題”をわかりやすく分解してくれています。

 『沖縄の不都合な真実』(大久保 潤 (著)‚ 篠原 章 (著))



さて、話は変わりまして、本日のお話。

毎週日曜日は、
「今週の1冊」のコーナーです。

皆さまに是非シェアさせていただきたい本を、
ご紹介させて頂きたいと思います。


「今週の1冊」は、

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう ―あなたの5つの強みを見出し、活かす 』
(マーカス バッキンガム (著)‚ ドナルド・O. クリフトン (著)‚ 田口 俊樹 (翻訳))


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

です。""

■この本は、知る人ぞ知る、名著。

個人的には、この本を知らない方には、
ぜひ、読んで頂きたい。

絶対に、損はしません。


そして、本のタイトルにあるように、

”じぶんの強み”を見つけてほしい。

そう、切に思えるくらい、

私自身大きな影響を受け、
そして自分自身に、自信を持つことができた本です。


■この本のポイントは、

”「才能」と書いて「じぶん」と読む”

ここに、その意味が隠されています。


ギャロップ社という、
米国の組織開発の会社が行った調査によると、
人はしばしば、こんな考えを持ちがちであるとのこと。

それは、

「だれにとっても最も成長の余地があるのは、
 その人の一番弱い分野である」

という発想。

つまり、小学校の成績で、

英語 5
理科 3
国語 3
社会 3
算数 1

という生徒がいた場合、
”一番成長の余地がある”と先生や親が思うのは、

「算数1」を「算数3」にしよう

という「弱みを改善する」という発想になりがち、
ということなのです。

(なんとなく、学校教育もそんな感じですよね)


しかしながら、このような話は、
「人の成長」という観点でみた時に、

【激しく、圧倒的な、「誤り」でしかない】

と言うのです。


算数が1の生徒、
すなわち、算数が苦手な生徒に、
弱点を改善させようとやっきになるのは、
その人の「成長率」を考えた場合、

”愚の骨頂である”

ということ。


すなわち、
「人の成長度」を考えるのであれば、

英語 5
理科 3
国語 3
社会 3
算数 1

の生徒がいた場合、

他は無視してでも、
強みであり、得意分野である、

”「英語5」を「英語10」へと引き上げる”こと、

得意なことをもっともっと伸ばした上げたほうが、
ずっと楽しく、そして急激に伸びることができる、

それが、ギャロップ社が発見した、
「人の成長」に対する原則であったそうです。


■このことを、職場で置き換えて考えてみましょう。

例えば、人と話し、仲良くなり、
関係を作るのがとても上手な、

「ホスピタリティ満点の最強サービスマン」

がいたとします。

そして彼は、コツコツとした細かい作業は、
正確さを求められる作業は苦手とします。


そんな彼に、

”ゼッタイ、ミスしてはいけない裏方の書類整理”

を毎日毎日やらせたとしたら、
彼は力を発揮できるでしょうか?

そして組織に貢献できるのでしょうか?

物凄く頑張ったとして、
「最強の書類整理係」、になれるのでしょうか?


答えは、否です。

その人の「弱み」になるところに注力しても、
せいぜい「並」にしかならない。



また、逆に

”細かい仕事を緻密にやり、
オペレーションがリスクなく進める配慮や、
先を読む力が優れた慎重な人がいたとしましょう。

彼女が携わる仕事は、
ゼッタイ、ミスが発生しない、
「鉄壁の守り」のような素晴らしい人材。

そんな彼女が、

”大胆な飛び込み営業”

を任され、毎日そればかりやることになったとしたら、どうか?


当たり前ですが、
その場合も、同様に力を発揮できないのでしょう。


■すなわち、人には

「その人独自の得意分野」

があるのです。


そして、そんな得意分野、
独自の強みを発揮できる分野において、
その人が活かされてこそ、その人自身のためにもなるし、
組織のためにもなるし、
ひいては社会のためにもなるのです。

だから、

『”自分の強み”を活かした環境にいくこと』

は、自分のエゴなのではなく、
世の中のためなのです。

だから、本気で考えないといけないのです。

ですから、もし、

「自分の強みが何なのか?」

がそもそもわからないとしたら、
まずそれを知ることがスタートとなります。


■では、どのようにすれば、
”自分の強み”を知ることができるのでしょうか?


それが、この本で得ることができる、
一番の価値なのです。


この書籍の著者の所属する、
組織開発の有名企業ギャロップ社は、
200万人に対して、「強み」についてのインタビューを重ねました。

その結果、

『人の強みは”34の資質”に分類できる』

ということがわかったというのです。


そして、”自分の強み”を、
この本の巻末にある、オリジナルのパスワードを使い、
ギャロップ社のURLにアクセスをすると、


【自分が持つTOP5の強みがわかる、
 ”ストレングス・ファインダー”なるテストを受けることができる】


のです。

このテスト、30-40分ほどかかる、
ガチンコのテストです。

がゆえに、非常に納得度も高く、
結果を見た際に、

「確かに、言われてみればそうかも!」

と思うこと間違いなしである、
そう自信を持ってお伝えできる内容になっています。


■私の個人的な体験談ですが、
私は10年程前、仕事で心身を病み、
自信をなくしていました。

そんなとき概して、
周りの人の凄いところが目に付くもの。

ですから、

「自分もあんな風に賢く、戦略的になりたい」
「自分もあんな風に、人と深く関わりたい」
「自分もあんな風に、ミス無く慎重になりたい」

そう、”自分以外の誰か”にばかり、
憧れていました。

そして”自分の強み”なんてものは、
全く気付くこともできていませんでした。


しかし、そんな中、この本と出会い、
その結果を見た時に、

「自分が”当たり前”だと思ってやっていることは、
 実はスゴイ価値なんだ」

とハッとさせられたのです。

そして、”今の自分””自分の強み”に
向き合うことができました。


自分が当たり前にやっている、

・「初対面の人と仲良くなるのが得意」(=社交性)」とか、
・「夢、未来の話を楽しく語るのが好き」(=未来志向)」とか、
・「とにかく目標があると頑張れる」(=目標志向)」とか

という普通すぎることは、実は、

”他の人にはない強み”

である、と気づいたのでした。


■もし、皆さまが、

「自分の強みは何だろう?」
「自分って価値ある能力を持っているのだろうか?」

と、疑問に思ったり、または自分の価値を、
まだ信じきることができていないとしたら。


ぜひ、この本を買って、読んで見て下さい。

テストを試し、”強み”を見つけ、
自分の価値を再発見してください。

そして、”強み”を伸ばせる環境で、
どんどん大きく、花開かせていただきたい、

そのように、強く、強く思う次第です。

おすすめの一冊です。

(注:ちなみに!テストは新品の本でなければ
  URLが使えませんので、お気をつけくださいませ)

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