「英語学習」のおける”日本人特有のメンタルブロック”を考える
(今日のお話 2333字/読了時間2分半)
■こんにちは。紀藤です。
昨日金曜日は3件のアポイント。
並びに、夜はテニススクールへ。
1週間に1回、しっかり身体を動かすと、
やっぱり違いますね。
健康は本当に資本だな、とつくづく思います。
さて、「健康」と言えば、
インフルエンザがかなり流行っていますね。
今朝の新聞を読んでいたら、
”インフルエンザが200万人を超え「警報」レベルへ”
という記事がありました。
大変だなあ、気をつけなきゃな、
なんて思っていた矢先、
「体調が一昨日から悪い」
と言っていた妻より、
「インフルエンザだった ><」
というメールが来た土曜日の午後。
妻と分担していた家事を一人でやるため、
掃除をして、洗濯をして、ご飯を作って、
諸々やっていたらこんな時間になっていました。
いつも、色々やってくれるありがたさに、
こういう時だからこそ、しみじみ感じ入る次第です。
(そして同時に反省も汗)
*
さて、それでは本日のお話。
土曜日の午前は、1年前から英語塾へ通っており、
「国際問題」について色々話をしています。
今日はそんな英語塾の中で、
塾長より興味深い話を聞きました。
それは、
”日本人が英語を話せない理由”
という、
この急速にグローバル化する世の中において、
色々と気になるトピック。
ということで、
上記の問題に由来する話題で、
「日本人特有のメンタルブロック」
というタイトルで、
お話をお届けしたいと思います。
それでは、どうぞ。
■私が通っている、英語塾での出来事。
英語塾の塾長が、ふと、
こんな問いを投げかけました。
「皆さんの中で、英語を話すのに、
”メンタルブロック”(=気持ちの躊躇)を感じる方、いますか?」
そして、私は、
この質問を聞いた時に、
「まさしく私だ」
と強く思いました。
そしてどうやらこのことは、
私一人ではなく、多くの日本人が感じる気持ちであるようです。
■ちなみに、私の場合、
「かれこれ英語学習系に、
いくらのお金を投資したのだろう?」
というくらい、名目は
それなりの期間、勉強をしております。
多少は上達しているのだと思いますが、
相も変わらず、この
「メンタルブロック」(=話すことを躊躇する)
が、ものすごく効いてくるなあ、
と本当によく思うのです。
例えば、
「英語、ちょっと話してみてよ」
なんて言われると、
超絶に話す気持ちがしぼみます。
おそらく、その理由は色々あるのでしょう。
それは、
「何か好奇心混じりに、見られるのがイヤ」
という小さな自尊心のせいだったり、
はたまた、
「そもそも何を言おうか浮かんでこない」
という英語以前の問題だったりしますが、
思うに一番は、
『人前で話すなら、正しい英語を使わないといけない』
という”感覚”が、
「英語を話す」ことを
邪魔しているように思いました。
■このことについて、
先述の英語塾の塾長が、
その理由について、ある話を紹介してくれました。
(ちなみに、この塾長は、
外資系広告会社の日本名誉会長であり、
16歳の時からアメリカへ留学した、完璧なバイリンガル。
現在70歳とちょっとくらいですが、
恐ろしい程、博識で、かつパワフルな方です。
ご興味がある方は、3月16日に体験会をやるそうなので、
よろしければ、ぜひ。)
塾長の友人で、
日本の英語教育に精通している人から、
このような話を聞いたそうです。
「日本人以外の、ノンネイティブ(英語が母国語でない人)は、
”めちゃくちゃな英語”を平気で使います。
何となく伝われば、それでOKなんです。
でも、”日本人”は、他の国と比べて、
文法も、発問も、ものすごく正確にしようとする。
そして、「そうでなければいけない」、
という考え方をするんですよね。
そして、それを見て、
他のノンネイティブの人が、
「なぜ、そんなに完璧を目指すのか?全く意味がわからない」
となるのです。」
「おそらく、その理由は、
”日本人は、受験英語の害悪に染まっている”からでしょう。
使いもしない、細かい表現に対して、
テストで◯、×を付けられ、
丸暗記させられ、複雑な文法を試される。
『テストでは、英語を間違えていけない』
という練習を、何度も何度も学校でさせられた、
経験と記憶が、”日本人特有”の
「間違いが許されない」という考え方につながっている
そのように思います。」
と。
■これは、「7つの習慣」でも紹介されているのですが、
『自分のものの見方・考え方(パラダイム)は、
”経験と情報”で成り立つ』
といいます。
良いもの悪いものと言う話ではなく、
「昔、そうやっていたから」
という”刷り込み”は、
意識しようともしなくとも、
自分の考え方の習慣を、
気付かぬ内に支配していたりするもの。
そして、今回の話である
【(英語に対しての)日本人特有のメンタルブロック】
などは、まさしくそんな話である、
そのように思ったのです。
■私自身、
この「英語のメンタルブロック」に悩まされていますが、
これらのメンタルブロックを解き放つには、
一般的にはどうしたらいいでしょうか?
それは、
「上書き保存」
することである、
と言われるようです。
つまり、
”デタラメでも伝わっている英語を、
当たり前に、堂々と使っている海外の人を見つける”
という情報を上書きする。
”道具として、とりあえず使いまくって、
それで通用することを体当たりで学ぶ”
という経験を積み重ねる。
つまり、
『とにもかくにも経験を積む』
『量稽古をしまくる』
という話。
乱暴ですが、
結局それしかないのでしょう。
今までの思い込み、
習慣を書き換えるには、
多少大変でも、上から別のものを書き換えるしかない。
今回の話で、改めて、
”私自身、英語の「メンタルブロック」が課題”
と気付いたため、
これからは、”量稽古”へと転換し、
メンタルブロックをブレイクし、
前へ進んでいこう、そのように思った次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日が皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。