「単品」として自らが商品棚に並んだら、、、を考える
(今日のお話 1953字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は4件のアポイント。
ならびに夜は、
新入社員研修「ディスカバリー」の社内ファシリテーターでもあり、
お客様でもあり、友人でもあるIさんより、
素敵な方々をご紹介いただきました。
1人は、安定企業から脱サラして
「大人の学校」という学びの場を自分で立ち上げられた方、
もう1人はひとり遊びから始まった
ボイパ(ボイスパーカッション)を極めた
テレビにも取り上げられたりする、23歳の若者など、
大変個性的で面白い、素敵な方々でした。
(Hさん、Aさん、Iさん、ありがとうございました!)
そんな方々と話をしていて、
「自分の市場価値とはなにか?」
というテーマについて、
思うことがあったのでした。
ということで今日は、
「”単品”として自らが商品棚に並んだら」
というタイトルにて
”自分が持つ価値”について、
思うところお伝えさせていただきたいと思います。
それでは、どうぞ。
■さて、昨日の会食の時の話。
ある話題で盛り上がりました。
それは、
『タイム・チケット』
https://www.timeticket.jp/
というサービス。
(ニュースなどで話題になったので、
ご存知の方もいらっしゃるかと思います。)
このサービスは、
その「タイム・チケット」という名の通り、
”自分の時間を売りに出し、買いたい人に買ってもらう”
というサービスです。
たとえば、
・カメラが好きで得意な人が
「120分4000円でイケてる自己紹介用の写真とります」
とか、はたまた
・ボイスパーカッションが得意な人が
「30分2000円で、初めての人がボイスパーカッションできるようにします」
とか、また
・東京大学大学院 教育心理学博士課程の人が、
「60分3000円で、効果的に学び、教える技術を教えます」
というように、
「自分の誰かに価値を提供できること」
を掲示板に載せる。
そして、それが誰かに価値を感じてもらえれば、売れる。
そんな仕組みなのです。
■さて、このサービスについて話をしていて、
思ったこと、そして話題に上がったことがありました。
それは、
”果たして自分は、
どんな価値を、何分いくらで売れるのだろうか?”
ということ。
普段、私のような
”組織人(すなわちサラリーマン)”は、
基本的に「組織のニーズ」に答えることが仕事です。
だから、
資料の細かいチェックをする方もいれば、
ルート営業として、いつもお客様を回る仕事、
という方もいるかと思います。
それが、「組織人」としての役割だし、
そう求められているのだと思います。
そして、悪い意味でなく、
組織の中の「歯車」として機能するがゆえに、
報酬・給料が貰えるという立場も、
もちろんあると思います。
■しかし、同時に思うのです。
今の不安定の世の中、
「絶対大丈夫」と言えるものなど、
何もないと言うことも、事実。
そんなとき、自分が
「組織」切り離され、単品となったとき、
どれだけの価値を持つのか?
どれだけサバイバルできるのか?
すなわち、
【「単品」として、市場という商品棚に並んだとしたら?】
と考えることは、
自らの人生に責任を持つ上で、
とても重要な問いではなかろうか、
と思ったのです。
■仕事だけでなく、
プライベートを含めた、人生を通じて、
私たちは色々なものを学び、
身に付けてきています。
それは、”明確な資格”などでは、
表せないものもあるでしょう。
例えば、
・人の巻き込み方
・飛び込み営業で心が折れない工夫
・社内の根回しのポイント
・エクセルのテクニック
・人事を通じで学んだ「人材育成の方法」
・子育てで子供をスグ泣き止ませる方法
などなど、その人が、
人生において何かに向き合ってきた結果として、
何かしらの価値を身につけているはず。
そして、それのスキルが、
多い、少ないというのが、
人によりそれぞれなのでしょう。
■改めて思いますが、
”今の環境、職場でしか使えないスキル”
しか持っておらず、
”たまたま今の状況だから、求められている”
だけ、だったとしたら、
少し怖いことではないか、と思うのです。
それこそ、
ボロボロになったロープで
バンジージャンプをし続けるような、
リスキーで不安定なことではないか、
言い過ぎかもしれませんが、
そんなイメージを持ちます。
仕事、プライベートを横断して、
”自分は、どんな経験を価値として、
世に伝えることができるのか?”
”自分の趣味は、世に価値を提供できるレベルだろうか?”
(ただの娯楽ではなかろうか?)
”自分の仕事は、市場に晒された時、
本当に価値を持つものなのか?”
そして、
【”単品”として自らが商品棚に並んだとしたら、、、】
このようなことを考えつつ、
万が一を想定しつつ、
自らの価値を高める姿勢を忘れないこと。
不確定な世の中だからこそ、
とても重要なことだろう、
「タイム・チケット」というサービスをみながら、
そんなことに思いを馳せた次第です。
自分だったら、
「メルマガをストレスなく毎日書き続ける方法」
とか売れるかな、など思いつつ。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日が皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。