メールマガジン バックナンバー

1082号 2017年1月30日

学びは「三回アウトプット」とセットがおすすめ

(今日のお話 1989字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は明朝8:00よりテニスの試合。

残念ながら敗退してしまいましたが、
その悔しさをぶつけるかのごとく、
家に帰ってからはひたすら、靴磨き。

というのも「靴」について、
自分の考えが変わった本

『紳士靴を嗜む』(朝日新聞出版)

を読んでから、
知れば知るほど面白くなってきたのです。


その後、インターネットで
”自分が履いている靴”について、

・ブランドの特徴は?
・どんな製法なのか?
・どんな特徴を持っているのか?
・どんな雰囲気を持つのか?
・いつ使うのが最適なのか?

などをひたすら調べまくっておりました。



この一連の「靴」への考え方の変容を通じて、

何か心動かされたことと出会った時、
すなわち何かを「学習」したとき、

それを”自らの血肉にする”ために重要だと感じた習慣について、
思うところをご共有させていただきたいと思います。

タイトルは、


「学びは「三回アウトプット」とセットがおすすめ」


それでは、どうぞ。

■人の脳の構造として、

「使うものはよく覚えて、使わないものは忘れる」

という特徴があります。

(まあ、当たり前の話ですね)


そして、

「使うもの」というのは、

”どれだけの回数それをアウトプットしているか”

です。

思い出し、
”ことば”という記号を通じ、
知識を再整理する。

”ことば”を通じて、
頭の中を整理しつつ、

「やってみる」とか
「話す」とか
「書く」ことを通じて、

自分の外側に出す、ということです。


これらの活動により、
人は学習したことについて、
「使うもの」になり、

そして定着していく、というのが
”学び”の基本的な流れかと思います。


■私の話になりますが、
私自身、様々なことを

「新しく知ること」

はとても好きです。

しかしながら、
新しく知ったこと、心動かされたことでも、
本で読んで、一回メルマガに書いたくらいだと、
どんどん忘れます。

正直、書いたことすら忘れます(汗)


そうすると、


”覚えているようで覚えていない”

”学んでいるようで、学んでいない”


という中途半端な状態になっていると感じるのです。


”中途半端な状態”というのは、
言うなれば、こんなイメージ。

友人にその”学んだこと”を共有する際、

私「すげー、いい本と出会ったんだよ!」

友人「へー、どんな本??」

私「靴について、本当色々書かれているんだよ。」

友人「色々って、例えばどんなこと?」


私「うーん、まあ、色々だよ。」


みたいな回答になってしまうとき。



記憶に残っているだけ、まだ良いですが、
じゃあ、この状況で、私がこの本から”学んだこと”を

「具体的に実行できるか?」
「最大限価値を発揮できているか?」

と言われると、疑問が残ります。


■”学んだこと”が、
真に価値は発揮する瞬間というのは

それが

”「行動」として、
 「結果」に繋がるアウトプットができたとき”

ではないか、と思うのです。


または、それが”誰かに気づきに繋がる”など、
プラスの影響を与えたときではないか、

私はそのように感じます。


だからこそ、


私「すげー、いい本と出会ったんだよ!」

友人「へー、どんな本??」

私「靴について、本当色々書かれているんだよ。」

友人「色々って、例えばどんなこと?」

となった時に、

それはね、

・靴の歴史
・靴の種類と印象のもたらす違い
・自らの足の特徴
・自分の足に合った靴の選び方
・製法による違いと、いい靴の見分け方
・10年続くメンテナンスの仕方

とかなんだよ、


と、”学んだこと”が、
「ことば」として、そして、
”何をするかが具体的にアウトプットできる状態”になったとしたら、

それがより一段上の

「自らのモノになった」状態、

と言えるのではなかろうか、

そのように思うのです。


■そして、
そのために効果的だと思うこと。

それが、

【三回アウトプット】

です。


短期的に集中して、
色々な形でアウトプットを繰り返す、
というシンプルなこと。


例えば、あくまで一例ですが、
こんなイメージ。

1回目。
学んだことを忘れないうちにすぐに自分自身で実行すること。

そして2回目。
誰か身近な人に説明すること。

そして3回目。
実際に書いてまとめてみる。

みたいなイメージです。


3回くらい、短期間に、集中的に発信すると、
本当に、忘れづらくなります。


■当たり前ですが、
”学んだこと”はやっぱり覚えておきたいものです。


そして願わくは、

実践して、活用して、それにより、
自らの仕事、プライベート、人生をよりよくしたいもの。


だからこそ、せっかく学んだことは、

「なんかいいこと知った」から
「具体的にこれこれこういう使えることを学んだ」

といように昇華させること、
”ことば”として置き換えることが大切である、

改めてそのように思います。


”なんとなく知っている”と、
”している”には、大きな隔たりがあります。


と、いうことで、

【学びは「三回アウトプット」とセットがおすすめ】

です。

学び、実行している状態へと、
自らを高めていく習慣を身に付けていきたいものですね。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日が皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。

【本日の名言】 読書して考えないのは、
食事して消化しないのと同じである。

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