メールマガジン バックナンバー

1073号 2017年1月21日

マネーも人生も、結局、「積み上げた人」が強い

(今日のお話 2278字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は二件のアポイントならびに、電話での打ち合わせ、
また「7つの習慣」研修の開催など。

同時並行的に最近研修が進んでおり、
かなり詰まってきている今日この頃です。

改めて丁寧に進めねば、
と自らに戒める今日この頃です。


さて、本日のお話です。
先日、私が尊敬する友人の一人であるAくんと共に、
夕食をしつつ、近況報告をしておりました。


今日はその友人の話から、

「マネーも人生も、結局、「積み上げた人」が強い」

というテーマで、
思うところをご共有させていただきたいと思います。

それでは、どうぞ。

■少し前から「働き方」について、
大変、注目されていますね。

特に、日本の生産人口が減り、
かつ健康寿命も伸びていく中、
”75歳まで活躍しましょう”などと言う識者も出てきているように、

「生涯現役」

というのは一つのテーマになっているようです。


今、話題の本、

『ライフシフト 100年時代の人生戦略』(著:リンダ・グラットン)

などでも、
一つの仕事だけに特化するのではなく、
いくつもの仕事やスキルを混ぜ合わせながら、自らの人生をつくる

「パラレルキャリア」

という考え方の重要性を強調しています。


■言われてみれば、

「終身雇用で60歳の定年まで働いて、
 後は退職金&年金で余生を楽しむ」

という考え方は、既に旧世代のものになってしまいました。

75歳まで活躍、いやいや、死ぬまで活躍。

そんなことが求められつつあるようにも感じる昨今。
だからこそ、ゼネラリストとして色々な価値を身につける、

「パラレルキャリア」

が大事になってくる、

至極納得の話だな、と思うわけです。


■さて、冒頭の私の尊敬する友人のAくんの話。

彼の注目すべきところは、そんな話題の
「パラレルキャリア」(=サラリーマンをしながら副業で稼ぐ)を、
かなりのレベルで実現しているところ。


彼の現在の、仕事以外の取り組みと、
そこから生み出される価値(=収入)を聞いて、
単純に、すごいなあ、と思わされたのでした。



彼は、昔から「投資」をしていました。

ただ、別に資産家でもないし、
元々サラリーマンですから、
物凄く特別なわけではありません。

しかし、彼は本業ではないところで、
「投資」について、自分なりに勉強し続けました。

そして1年ほど前から、
自分自身が学んできた、
投資の成功話、失敗談などを、
毎日ブログに綴るようにしたのでした。


すると、1年経った今、
彼の「無形の資産」であるそのブログが、
注目を集めはじめ、かなりの読者に支持されるようになりました。

結果として、そのサイトから
結構な収入を得られるようになったそうです。


※ちなみに、こんなサイトです。
 私もチェックしていますが、かなり勉強になります。

【ManiMani ~日系投資銀行を経て、外資系金融機関で働く筆者が、お金にまつわるあれこれを綴ります~】


■そんな彼と話をしていて思ったこと、
否、改めて確信したことがあります。


それは、


『マネーも人生も積み上げたモノが、結局勝つ』


のだろう、ということ。


思うのですが、どんな話であれ、

「自分が興味があり、人も興味があること」

というものは、然るべき方法で、
発信をし、価値を提供することができれば、
それが本業でなくても”生業”になりえます。

よく言われるように、

「お金」というものは、
”価値”を代替したアイコンみたいなものですから、

知識でも、経験でも、
それが誰かにとっての”価値”になれば、
十分に、生業になりえるはず。


それが、テニスでも、
歌でも、囲碁でも、書道でも、
投資でも、殆どのサービスは、
そのようにできています。


■先述の友人Aくんの場合も、

「インプット→アウトプットの高回転の繰り返し」

により、彼の知識と説明のわかりやすさは、
「投資アドバイザーやっています」という人より
数倍わかりやすく、ずっと説得力がありました。


本業ではないとしても、

「毎日1時間、その分野の知識を学び続け、発信する」

という習慣をつけているとしたら
その”積み上げ”が価値を持つであろうことは、
想像に難くありません。


「お金」という誰もが必要かつ、
興味があることだから、ということもあるかもしれません。

しかし、それ以外の分野でも、

”自分が興味があって、
コツコツ積み上げてきた”価値”を生み出せるもの”

というものは、
仕事以外にもあり得るのではないか、

そのように思います。


■もちろん、
「本業を疎かにしてよい」
とかいう話ではないですし、

「とりあえず手を出しまくって中途半端にやればいい」
という話でもありません。


ただ、自分の人生が続く中、
会社の看板を借りるとかでなく、

”自らの中“に何を積み上げてきたのか“

ということは、これから、
もっともっと問われていき、
それによって自らの人生の幅が変わってくることも、
一つの事実だろう、と思うわけです。


■「7つの習慣」では、
「第二領域」という言葉があります。

これは、

”緊急ではないけれど、重要なこと”

に時間を使うことが、
自分の人生を豊かにする上で、
非常に大事なことである、

とする考えです。

人生100年と考えた時に、
今のことだけでなく、

“「重要なこと」(例/自らの能力・資産を積み上げる)”

に、投資し続けているだろうか、

そんな短期だけでなく、
中期、長期の視点も持ちつつ動くことが、
とても大事なのだろう、

Aくんの「積み上げ」と、
そこから生み出されつつある価値を見て、
感じた次第です。

ということで、

「マネーも人生も、結局、「積み上げた人」が強い」

そんな思いを新たにした一夜でした。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日が皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。

【本日の名言】 ほとんどの場合、
成功するか否かは、
成功に要する時間を知っているか否かに等しい。

シャルル・ド・モンテスキュー”

365日日刊。学びと挑戦をするみなさまに、背中を押すメルマガお届け中。

  • 人材育成に関する情報
  • 参考になる本のご紹介
  • 人事交流会などのイベント案内

メルマガを登録する

キーワードから探す
カテゴリーから探す
配信月から探す