自らの”期待への応え方の傾向”を知る
(今日のお話 1885字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
新年も2週目を迎え、仕事モードのスイッチが
全開になってまいりました。
テニスでも仕事でも読書でも、
一生懸命やると、ますます「やる気ホルモン」が出て、
更にそれによって「やる気」が刺激される、
という好循環を感じます。
やる気がないときは、
「とりあえず、手足を動かす!」
という心理的なプラス効果を感じる今日この頃。
*
さて、本日のお話です。
先日のお客様とのミーティングで、
人材育成における「自分を知ること」の大切さについて、
ディスカッションをしていました。
自らを効果的に成長させるために大切なことは、
「自分を知ること」。
例えば、
・自分は何が得意で、何が不得意か?
・自分の武器は何か?
・自分の苦手なタイプは?
・自分はどこに向かっていきたいのか?
という事を知っているかいないかによって、
努力の内容も、人間関係における付き合い方も、
変わってくるものです。
今日は「自分を知る」という話に関連して、
先日読んだ
『人生を変える習慣のつくり方』(著:グレッチェン・ルービン)
より、
「自らの”期待への応え方の傾向”を知る」
というテーマで、
学んだこと、思うことを、
皆さまにご共有させて頂きたいと思います。
それでは、どうぞ。
■習慣化について18ヶ国語に翻訳されている
『人生を変える習慣のつくり方』
という本。
この本において、
著者のグレッチェン氏は、
「人は、”良い習慣”を効果的に作るために、
知らなければいけないことがある」
と言います。
それが、
「自らの、期待への反応の示し方の傾向」
である、とのこと。
■ちょっとわかりづらいですね。
例えば、「何か良いことを習慣化しよう」とした時に、
・人からのプレッシャーを利用でき、
外圧があったほうが「習慣化」しやすいタイプ、なのか
・人に言われるのはイヤ。何言われても反対したくなるタイプ、なのか
・自分で納得できるまで、根拠を突き詰めないと、
やる気が起こらないタイプ、なのか
・他人に期待されたことも、自分で決めた約束事も、
どちらも普通に守れるタイプ、なのか
「いくつかの傾向」があることが、
グレッチェン氏の研究で判った、というのです。
そして、これが
「期待への反応の示し方の傾向」
である、というのです。
そして、これらの自らの、
「期待へ反応の示し方のタイプ」
を知り、活かすことができれば、
『どうすれば最短距離で、望む習慣を身に着けられるか?』
のヒントになる、
そのように著書にて語っていました。
■ちなみに、
「期待への反応の示し方の傾向」については、
以下の4つがあるそうです。
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◯ アップホルダー(約束を守る人)
:外から課される期待と自分で課す期待の両方に
進んで答えようとする。
◯ クエスチョナー(疑問を持つ人)
:あらゆる期待を疑問視し、自分で正当だと判断した期待にだけ、
応えようとする。
◯ オブライジャー(義務を果たす人)
:外からの期待には進んで応えるが、
自分で課す期待にはうまく応えられない。
◯ レブル(抵抗する人)
:外からの期待、自分で課す期待に関係なく、
あらゆる期待に反発する。
=========================
ちなみに、
巻末な簡単なテストがあるのですが、
それによると私の場合、「クエスチョナー」でした。
確かに言われてみれば、
”「これは意義がある!」と自分で十分な論拠がないと、
たとえ上司からの指示でも、何だか動けない”
という傾向があることに、
「はっ」とさせられたのです。
と、いうことは、
私が何かを「習慣化」しようとしたら、
「それをやる意味は何か?」
「本当に効果があるのか?」
「何となくルールだからやっているのではないか?」
というような疑問を払拭しないと動けないから、
とことん突き詰める必要がある、
という話になるのでしょう。
逆に、
「自分では決められないけど、人から言われたことはできるタイプ」
の人も、この話によるといるのかもしれません。
■もちろん、これらの
”傾向の切り分け方”というのは、
一つの視点でしかありません。
だから、万能とも思いませんし、
100%正しいか、と言われれば、
もちろん疑問に思うところはあります。
しかしながら、
”「自らを知る」ための、色んなフィルターを持つ”
ということは、
効果的な側面も、多々あるのではないか、
と思うのです。
繰り返しますが、
効果的に自分を育てるために、
「自分を知る」
ことは大切です。
ということで、
「自らの”期待への応え方の傾向”を知る」
ことにご興味があれば、
『人生を変える習慣のつくり方』を
ヒントにしてみても良いかもしれませんね。
皆さまの、ご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日が皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。