イメージできるものを増やすことで、人生の幅も拡がる
(今日のお話 1818字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
7つの習慣研修の公開コースをご受講いただいたお客様と、
全社に広げるためのディスカッションを2件、
また管理職の方への研修のご相談など。
ディスカッションをする中でよくご相談いただく話で、
「どうすれば普通の人(よくいう2:6:2に分けられた時に真ん中の6の人)は
より上を目指そうと思うのか?やる気が出るのか?」
という話がありますが、
昨日もそんな話で盛り上がりました。
今日は、そのための方法の一つで、
”自らの目標志向を高める考え”
について、私が思うところを一つ、
ご共有させていただきたいと思います。
テーマは、
「イメージできるものを増やすことで、人生の幅も拡がる」。
それではどうぞ。
■世界的な名著「7つの習慣」で語られる、
世の中における原則の一つとして、
『知的創造は物的創造に先立つ』
という概念があります。
何だか小難しい言葉に聞こえますが、
これは要するに、
「人は”想像”したものでなければ、”創造”できない」
という話です。
今、皆様が使っている
スマートフォンだって、
車だって、電車だって、
レンジだって、パソコンだって、
誰かが”それをイメージした”からこそ、形作られたのです。
”想像”があるから、”創造”がある。
これは世の中に通ずる「原則」です。
■そして、この原則は少し広げて考えてみると、
「私たちの人生」
にも、当てはめることができます。
すなわち、
”「こうありたい」とイメージしたからこそ実現できる”
という古今東西、よく言われる話ですね。
一般的に、私たちは、
「見たものしかリアルに想像できない」
ものです。
サッカーでもオーバーヘッドキックを
カッコよく決めるプロ選手を目の当たりにして、
「すごい!俺もあんなプレイがしたい!」
と初めて思い、そして練習をして、できるようになる。
仕事でもスティーブ・ジョブズばりに、
颯爽と、堂々とプレゼンする姿を目の当たりして、
その姿、形に憧れて、
「挑戦してみよう、やってみたい」
と思うきっかけが生まれる。
つまり、
”そういうことができるという「選択肢」”
が頭の中になければ、
そもそもやろうとも思わないし、
やることもないのです。
■人は誰もが心の何処かで、
「明日は今日より、より良くなりたい。
幸せになりたい」
という思いを、
少なからず持つ生き物だと思います。
しかし、
どこかで諦めてしまったり、
「まあこんなもんだ」と言い聞かせたり、
「そんなに世の中甘くない」と自分の気持ちに蓋をしたり、
そんなことをついやってしまう。
そして、それには
色々な理由があると思いますが、
『理想的な自分の状態が想像できないから』
(=やっている人をリアルにイメージができないから)
ということが、一つの理由として
あると思うのです。
■私の場合、これまでに
自己投資と呼ばれる活動に数百万円これまで使ってきたのですが、
その中で、実にいろんな人がいることを知りました。
85キロの巨漢なのに、
トライアスロン(スイム3.8km・バイク180km・ラン42.195km)走っちゃう友人とか、
草履で100キロマラソン完走する70歳くらいのおじいちゃんとか、
300キロ一週間かけてアルプスの山々を駆け抜けるレースをする先輩など、
実に色んな人に会います。
でも、別に飛び抜けて才能があったり、
努力をしまくっていたりするわけではない。
「そんなの無理だろう」ということを、
普通にやる、普通の人がいるのです。
仕事でも”自分の強み”だけ活かして、
時間のゆとりを持ち、かつ、
一般的なサラリーマンの数倍の稼ぎを得る人もいたりします。
それらも、実は特別な人ではなかったりする。
そして、私はそれらのことを
目の当たりにしたからこそ、
「見たものだから、リアルに想像できる」
ということになり、
”普通の自分でも、出来ることは意外とある”
と、自分の中で一つの選択肢が生まれたのです。
そして、昨年はそんな流れで、
100キロマラソンを走ってしまいました。
■人は、見たものだから、想像できます。
だから、もし自分の可能性を広げようとするのであれば、
あらゆる”生き方のサンプル”を集める事が必要だし、
そのために、自分のテリトリーを超えて、
色々な業界、職種、年代の人と会うこと
それらが自分の可能性を広げると思うのです。
結構、スーパーマン以外の人も、
それなりに楽しく、理想の生き方をしている人、いるものです。
【イメージできるものを増やすことで、人生の幅も拡がる】。
このことを念頭に、フットワーク軽く、
自分のテリトリーを増やしていきたいものですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆さまにとって素晴らしい1日になりますように。