ありのままを見ることで、人は傷つき、そして成長する
(今日のお話 1754字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
新人研修についての情報提供など。
また夜は、忘年会シーズンということで、
妻と結婚することになったきっかけの、
10年来の友人と忘年会でした。
自分の興味の対象に従って、
どんどんよく会う仲間も変わっている今日この頃ですが、
肩書など関係なく、いつでも会える友人というのは、
やっぱり気楽でいいなあと思った1日。
*
さて、最近よく思うことがあります。
それは仕事でも、
プライベートでも、
(そして私の好きなテニスでも)
あらゆるシーンに於いて、
「”ありのままを見ること”で、
人は傷つき、そして成長する」
ということ。
これは特に、
「自分のこと」について言っています。
今日は改めて、この
「(自分を)ありのままを見つめる大切さ」について、
思うところを、皆さまにお伝えしたいと思います。
それでは、どうぞ。
■私は職業柄、
「プレゼン」
「商品の説明」
「お客様の話を聞くこと」
などをする機会が多いです。
(営業ですので)
少し前に、上司のススメで、
「自分が話をしている商談場面を、
録音をして聞いてみたらどう?」
と言われ、録音して、
聞くようにしてみました。
が、これが我ながら、
何とも恥ずかしくなるものでした。
・何となく声がこもっていて聞きづらい
・笑いながら話すと、何行っているかわからない。
・にこやかに相手の方との距離を縮めようと笑っているのが、
何だか軽く聞こえる
・早口で、聞き取りづらい
それはもう、耳を覆いたくなるようなシーンの連続。
きっと周りから聞いていたら、
「まあ、いつもの紀藤だろう」
と思うのでしょうが、
本当はもっとエレガントにやっているつもりだったのが、
”自分のありのままのレベル”
をまざまざと見せられ、
自分が尊敬する上司などには、
まだまだ及ばない、ということを知ったのでした。
■ちなみに、これは
テニスの練習の時も、そうでした。
先日コーチと一緒に練習をした時に、
「紀藤さんのフォームを撮影してあげるよ」
と言われ、撮影してみましたが、
これまた「ダサい」「力んでいる」という事実を、
iphoneの高精度動画によって、
包み隠さず見せつけられました。
加えて言うと、
少し前まで通っていた
”「サムライ塾」なる私塾でのプレゼン”も、
映像をとってもらっており、
それを見た際も、
「やっぱりヒドい」
と思うことが多々あったのでした。
■恐らく、これらの
「ありのままの自分を見つめること」
は、”自分のイメージ”と違うから、
少なからず衝撃を受けるのだと思います。
しかし、当たり前の話ですが、
実際の自分は、
「頭の中の自分」ではなく
「周りから見られている自分」であり、
ビデオやカメラや音声で取られている、
その姿こそが、紛れもない、
”真実の姿”ということは、
否定のしようもありません。
そして、他者からの鋭いフィードバックと同様に、
「ありのままの自分を映したリアルなフィードバック」
も、ある程度の衝撃を自分に与え、
そして、時には自分が傷つく(恥ずかしくて凹む)
ということもあるのでしょう。
しかし、高いパフォーマンス、
影響力のあるプレゼンやヒアリング方法を身に付け、
より高みへと登ろうとするのであれば、
「ありのままの自分を直視する」
ということから始めること、
それは非常に重要なのだな、
そう思ったわけです。
■しばしば、新人研修などで、
「できていないのに、出来た気になっている」
という人の話を聞くことがあります。
(まあ、新人だけではないですが)
そんな時、
マナーや電話対応において、
特に効果的な手法として、
『映像をとって、自分で見る。
かつ、周りにも見てもらう。
そして率直なフィードバックをぶつけ合う』
というものがあります。
人は自分の事をわかっているようで、
実はよくわかっていないものです。
周りの目にうつる、
真の自分のことは、意外と見えないのです。
『フィードバックはチャンピオンの朝食である』
リーダーシップやマネジメントで有名な
ケン・ブランチャード氏は、こう言いました。
自分がより前進をするためには、
まずは「ありのままを見る」ことから始まります。
他者からだけでなく、自分を直視し、
自らの姿からもフィードバックを受けること、大切です。
ありのままを見つめ、
そして日々前進していきたいものですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆さまにとって素晴らしい1日になりますように。