もんもんループを断ち切る習慣
(今日のお話 1754字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
また夜は忘年会シーズンに倣って、
テニススクールのコーチと仲間と忘年会でした。
また昨日は、
””成果を出すためには、「情熱と規律」が大事である””
というお話の後、
規律を保つ「実行」についての、
エグゼクティブ限定イベントのご案内をさせていただきました。
早速お申し込みいただきました皆さま、
誠にありがとうございます!
3000の組織に実際に活用されている
「戦略実行の仕組み」ということで、
ご興味がある方は、ぜひお越しくださいませ。
*
さて、本日のお話です。
先日、テレビの
「スーパープレゼンテーション」という番組で、
TEDというプレゼン・イベントでの
ガイ・ウィンチ氏という心理学者による、
『感情にも応急処置が必要な理由』
という話を聞きました。
その話を請けて、
私たちが健やかに生きるために、
知っておくべきことだな、と思うことがありましたので、
皆様にご共有させていただきたいと思います。
テーマは、
「”心のもんもんループ”を断ち切る習慣」。
それでは、どうぞ。
■心理学者のガイ・ウィンチ氏。
彼いわく
「人は体の健康、体の傷には敏感に反応するけど、
心の健康、心の傷は、軽視する傾向がある」
とのこと。
それは、
”心”というものが目に見えないからであり、
また実際に生々しい傷が目の前にあるわけではないから、
つい放置してしまう。
しかし、ひどくなると、
見えない自分の傷を、自らの手で
より深く削ってしまうことすらしてしまう、
そう人々に警告しています。
■心の傷には、
「失敗」、「孤独感」、
様々なタイプの心の痛みがあるものの、
自分でやってしまいがちな、
”心の自傷行為”の一例として、
『反すう』
というものがある、
と彼は言います。
確かにしばしばありがちなのですが、
失敗したりしたときに、
「なんであんなことやっちゃったんだろう」
「もし、あの時こうしていれば」
「俺はなんでダメなやつなんだ」
なんてネガティヴな感情を、
自ら繰り返し繰り返し叩き込み、
自らその思考にはまって、
それを何度も何度も頭の中で繰り返してしまう。
そうして、自分を傷つけ、
さらにその傷によってますます自分を思考が囚われ、
”「自尊心毀損の無限蟻地獄」ごとき状態”
に陥ってしまう。
(怖いですね)
■では、どうすればそのループを断ち切ることができるのか?
そのために必要なこととして、
彼はこんな提案をしています。
それは、実にシンプル。
ただ単純に、
「2分間、気を紛らわす」
ことが効果的であると、
研究の結果わかったそうなのです。
すなわち、
ネガティヴなループに嵌ったら、
・運動をする、
・読書・マンガでも読んでみる
・ケータイゲームをしてみる(やりすぎ注意)
そんなことによって、
「ネガティブな思考」を中断すること。
その習慣を持つことで、
「感情の衛生」を保つ一助になる、
そう、心理学者のガイ氏は提案するのです。
■実は、このこと、
色々なところで言われていることでもあります。
「7つの習慣」の
”第1の習慣 主体的である”においても
「刺激と反応の間にスペースをあける」
という話を紹介しています。
これは私たちが、
”ふと思ってしまう”感情”に対して、
その後どうするのかの反応を、
私たちには選択する力がある”
という話。
例えば、
・現状を自覚し、客観的に見つめる力、
(「ああ、ネガティヴな思考にはまってる、私」、と認識できる)
を私たちは持っているし、
・ひたすら悩み続けるか、または気晴らしをするか、
自分の意志で決める
こともできるわけです。
言われてみたら、これまた当然のこと。
■心の健康、
感情の衛生は大切です。
むしろ、私は個人的に、
今の時代、そっちの方が健康以上に大事なことすら、
あると思っています。
日々健康に、元気良く過ごすため、
ぜひ前向きにいられるスキル、
身につけていきたいもの。
というわけで、
ガイ氏が提案するような話を念頭に入れつつ、
ネガティブなループに嵌まらない、
すなわち、
【もんもんループを断ち切る習慣】
身に付けてまいりましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日となりますように。