”浅はかさ”が、人を育てる
(今日のお話 1353字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
また、夜は大学生のいとこの
就活相談に乗りつつ、その能力の高さに、
”後進恐るべし”
という言葉が頭によぎりました。
若者の可能性には、叶いません。
頑張れ、Yくん!
*
さて、本日のお話です。
先日、組織行動学について
書かれた本に目を通している際に
「人の成長とは何か?」
について書かれたある一説に
目が止まりました。
そこで書かれていた言葉は、
”人は経験によって成長する”
というごく当たり前の言葉。
今日はこの、
”人は経験により成長する”という原則を考えつつ、
「人の成長は、”浅はかさ”から生まれる」
というテーマで、皆さまに思うところを
ご共有させていただきたいと思います。
それでは、どうぞ。
■組織行動学の説によると、
人が成長するには幾つかのステップがある、
と言います。
そしてそのファーストステップは、
”経験すること”
である、だそう。
というのも、
「人の学び」とは、人から聞いたり、
本を読んだり、映像で見たり、
いろいろな方法があるものの、
”学びの70%は経験によって生まれる”
らしいのです。
つまり、言い換えれば、
「成長が平均より早い人」
「圧倒的な成長スピードを見せる人」
というのは、
この”経験”をする量が多いこと、
そのサイクルを身に着けているかどうかが、
その人の成長の角度を
決める要因になっている、
そのようにも言えるのでしょう。
■しかし、
”「経験」をする量を増やせばいい”
といいつつ、そのために、
アクションを起こせば起こすほど、
”失敗”に出会う数も、増える可能性が高まります。
”失敗は成功の母”
”しくじるは稽古のため”
”七転び八起き”
そんな、失敗の価値を称える言葉が
いくつも存在していますが、
やっぱり”失敗”と手痛いもの。
「失敗をじゃんじゃんせよ」
といっても、簡単ではないし、怖いものです。
だから人は慎重になるし、
石橋を叩き、行動するようになるのかもしれない、
そのようにも思えます。
■では、どんなスタンスが、
人を成長させるための”促進剤”になりえるのか?
そのスタンス・姿勢の一つが、
冒頭にお伝えした、
『浅はかさ』
ではないかと思うわけです。
言い換えるならば、
「なにはともあれやってみる精神」
とも言えます。
■新しい経験をするとき、
絶対的に「100%大丈夫」ということは、
ほとんどありません。
そして完璧を待っていたら、
「経験のサイクル」を回すスピードは、
当然遅くなります。
そして、人は「経験」によって成長する。
そんなことを考えると、
完璧じゃなくとも、
【なにはともあれやってみる”浅はかさ”が、成長の糧となる】
とも言えるのではないか、
そのように思うのです。
■やってみたらどうなるのか。
わからないけど、とりあえず、
手を突っ込んでみよう。
何はともあれ、
チャレンジしてみよう。
そんな「好奇心」に任せて、
なにはともあれやってみる。
”浅はか”な考えで、
完璧じゃなかったとしてもやってみる。
そんな精神が、
私達の成長を促してくれます。
とにかく、やってみること。
経験の量を最重視すること。
いくつになっても人は成長できる。
だからこそ、変に大人にならずに、
”浅はかさ”を敢えて大切にしたいものだな、
そのように思う次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日となりますように。