「決定回避の法則」から学ぶ、思い悩まないために必要な要素5
(今日のお話 1665字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
並びに新人研修「ディスカバリー」、
そして、「7つの習慣」のプログラムの説明会の開催など。
(お越しいただきました皆様、ありがとうございました!)
新人研修「ディスカバリー」の
研修プログラムを見ていただいた、
ある人材開発担当の方からは、
「他と比べるわけではないけれど、
これだけ導入したいと思ったプログラムは初めてです」
と、嬉しすぎるお言葉をいただきました。
私も手前味噌ですが、
「よく完成されたプログラムだなあ~」
とよくよく思っております。
思うのですが、言っていることは同じだとしても、
そのような”普遍の話””当たり前の話”を、
・いかにインパクトを持って、
・伏線を張りつつ、
・自分で気付けるストーリー立てにして、
・エレガントに「脚本立て」できるかどうか、
が研修の良し悪しを決めるのだろう、
と思っています。
ご興味がある方は、
また来月もやっておりますので、
ぜひ”エレガントな脚本立て”の
ご覧頂ければと思います。
*
さて、本日のお話です。
先日読んでいた本の中で、
「決定回避の法則」という
興味深い心理学のキーワードを知りました。
今日はこのお話を踏まえて、
”「決定回避の法則」から学ぶ、思い悩まないために必要な要素”
というテーマで、思うことを
ご共有させていただきたいと思います。
それでは、どうぞ。
■よくよく言われますが、
現代は、選択肢の多い時代です。
そして、同時にできることも多い時代です。
例えば、
「休日、何しようかな」
なんてと思ったときも、
山登り、ランニング、カラオケ、ボーリング、
日本酒バー、読者、家事、映画、ポケモンGO、ショッピング、
選択肢は、色々あります。
平日において、お弁当派でない人が、
「今日のランチ何にしようかな」と思う時も、
パスタ、そば、カツ丼、カレー、うどん、
刺身定食、ハンバーグ、パン、サラダ、
これまた、たくさん選択肢があります。
しかしながら、面白いもので、
心理学の「決定回避の法則」によると、
『人は選択肢が多いと、思い悩む』
という心理が働くそう。
多くの選択肢に思い悩んだ結果、
「決められないでウロウロする」または、
「結局、いつもの牛丼」
というように、
”「現状維持」や「動けない状態」で時間を消費してしまう”
ことが往々にして起こりうるとのこと。
■つまり、言い換えると、
”選択肢は絞らないと、
ただ思い悩む時間が増えるばかりで、
前に進めない”
といえるのでしょう。
そして、このことは
別に休みの過ごし方とか、
ランチの決め方とか個別具体的な話だけでなく、
視野を拡げてみれば、
”「仕事」や「人生」にも同じ事が当てはまる”
そう思うのです。
例えば、仕事に関わるときも、
私が就職するときにおいて、
「堅実な公務員がベスト」
「チャレンジフルなベンチャーがいい」
「これからの世界を見るなら外資系」
「日本の礎を築いたメーカーだろう」
多くの意見があり、
多くの”選択肢”を貰えばもらうほど、
そして私自身どれがいいのか迷い、
思い悩まされました。
まさしく、先述の
『決定回避の法則』
が働いていたのでしょう。
就職した後も、堅実に勤め上げられればよいですが、
必ずしもそれだけでは過ごせないのも今の世の中。
そして、今日に生きる私たちにとって、
「仕事や人生には、選択肢を持つことが多い」
ことが特徴に上げられるわけです。
特にこれからはなお、その動きは加速するのでしょう。
■しかしながら、
”選択肢は絞らなければ、
思い悩むばかりで、前に進めない”
のです。
だからこそ、
自分に決定を促し、前に進み続けるためには、
何かしらの決定基準が必要になります。
では、
”人生の中の数多くの選択肢を絞り込む”
ために、何が必要になるのか?
そのためのキーワードが、
他者に依存しない、”自分の中に軸を作る”という行動、
すなわち、
『自らの価値観(=大切なこと)を明確化する』
ことではないか、
そのように思うのです。
あらゆる企業研修の鉄板のコンテンツの一つに、
「自分の価値観(=大切なこと)を見つける」
というものがあるのも、それが、自らの進むべき道をクリアにして、
何だかスッキリさせてくれるからではないか、
そのようにも思います。
(7つの習慣でいえば、
”第2の習慣 終わりを思い描くことから始める”
という習慣ですね)
■選べることが多く、
進む道、進める道も益々広がっていくだろう世の中。
だからこそ、思い悩み過ぎず、
胸を張り前に進むために、
【選択肢を敢えて絞り、
自らの価値観を明確にする】
ことが大事ではなかろうか、
そのように思う次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日となりますように。