どんなに未熟な意見でも、発信しないよりマシ
(本日のお話/2454文字 読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日金曜日は、4件のアポイント。
人材育成体系や、新入社員研修についての、
ディスカッションなどでした。
今の時期は、新入社員研修について、
多くのお問い合わせを頂いております。
人事に携われる皆さまのお悩みとして、
「他の会社はどのようにやっているのか?」
「他社の研修スケジュールはどんな風?」
「復習や現場に戻ってからのフォローはどうしているの?」
などがあるようですね。
色々とまとめておりますので、
気になる方はぜひご一報くださいませ。
色々と情報交換してまいりましょう!
また、昨日も、
以下のご案内をお送りさせていただきましたが、
・自ら変わらなければ、と自分で思える新入社員研修
・満足度が高く、モチベーションが高まる新入社員研修
・受け身でなく、主体的の意味が理解できる新入研修
これらのことを実現する
”新入社員研修”にご興味がある方は、
ぜひ以下の無料プログラム説明会にて
その選択肢の一つをご提供しております。
(すでにお申込頂いた皆さま、ありがとうございます!)
よろしければ、ぜひ。
*
さて、本日のお話です。
先日、隔月で参加している
「ダイヤモンド経営塾」に参加した時の話。
幹事をされているダイヤモンド社の方より、
これまでの学びについてコメントがほしい、
ということで、
ショートスピーチをさせていただきました。
その紹介の際、
「メルマガを送りまくっている若い人」
とご紹介いただき(まあ、その通りなのですが 汗)
そのためか懇親会の場にて、
経営者の方を含む諸先輩方に、
1000日を超えて、日々日々お送りしているメールマガジンについて、
色々なフィードバックをいただいたのでした。
■あるお世話になっている、
優秀なビジネスマンの方から、
メルマガについて、こう感想を頂きました。
「メルマガ、よく頑張って送っているよね。
でもね、ぶっちゃけ
同じような内容だと飽きてくるんだよね。
もっと視座を上げたメールを送らないと、
一流の人の目には止まらないよ。
自分のレベルも上がらないんだよ。」
そんなコメントでした(汗)
これまた、愛ある辛辣なコメント。
心に動揺が走ります。
■しかし、この感想をいただき
思ったことがありました。
それは、悔しさと共に湧き上がる、
「悔しいが、確かにその通り」
と、認めざるをえない、
忸怩たる思いでした。
思うのですが、
いくら「自分がいい話だ」と思ったとしても、
ある人にとっては一文の価値も生まない、
ただのジャンク、がらくたにしかならないことがあります。
私のメルマガでも、見る人から見れば、
「なんと表面的な綺麗事をツラツラと。不快だ!」
とネガティブに捉える方もいるでしょう。
もちろん、逆もまたしかり。
「その考え方は知らなかった」
「気づきになった」とポジティブなご感想を持たれる方も、
もちろんいる(と信じております)。
■当たり前の話ですが、
世の中にはいろんな価値観、
いろんな視点を持つ人がいます。
そして、自分が
「何かを発信する」
ということは、
”同時に評価される”
ということになります。
そして、それは、
良いことばかりではなく、
時に傷口にレモン汁をかけられる痛いこともある。
だから、一番安心、傷つかないのは
「何も言わないこと」
「何もしないこと」
「毒にも薬にもならないことしか言わない」
ことかもしれないわけです。
しかしながら、
そういった安全策を取り続けても、
傷つくことがないかわりに、デメリットもあります。
例えば、安牌に徹することで、
・挑戦していない自分の可能性に対する不燃焼感
・いいと思ったことを言わずに、
他の意見に合わせ続けることによる、非自己効力感
・大きな流れに流れ流される枝木のような流され感
そんな、諸症状が、
胸の中でモヤモヤして、
「俺/私の人生これでいいのか?」
と苛まれることになるやもしれません。
■実際の話、決して大げさではなく、
ルールに従い、従順に考えず、
ただ言いつけを守り続けたことにより、
重厚壮大なメガ企業において、
「本当はおかしいと思っていたんだよ」
と捨てゼリフを吐きながら、
ゆっくりと死んでいった組織も、
相当数、存在しているのです。
それは、
「何も発信しなかったから」
に他なりません。
それが、
組織か個人かの差こそあれ、
”事なかれ主義”で動かないこと”
がもたらすデメリットは、
歴史が証明しているのでしょう。
■加えていうなら、
「何も発信しないこと」
で、”周りの人の成長のチャンス”を奪うことになる、
そんな発想もできるでしょう。
「これいっても価値ないし」
そう、勝手に自己の意見を評価し、
自分で自分の意見を死なせることで、
本当は誰かの”気づきの機会”を、
無くしているかもしれない。
■繰り返しますが、
「何かを発信すること」
というのはリスクがあります。
それは、『傷つくリスク』です。
発信に対して
ネガティブなコメントは辛いです。
私もメルマガに対して、
辛辣な意見をいただくときは、
時に凹むこともあります。
でも、それでも、です。
「発信すること」が1%でも
世に対して価値になる可能性がある限り、
それを価値と思ってくれる人がいる限り、
発信する意義はあると思うし、
発信する責務がある、
そのようにも感じるのです。
だからこそ、
『どんなに未熟な意見でも、発信しないよりマシ』
敢えて、そう言いたいのです。