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1017号 2016年11月26日

「NO!」を、ありがたく頂戴しにゆく

(本日のお話/1335文字 読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は3件のアポイント。
ならびに、夜は通っている私塾の「サムライ塾」の合宿で
山梨に泊まりに来ております。

土日と、みっちり、

「日本の大問題とは何か?」
「利他の気持ちとは何か?」
「沖縄独立に賛成?反対?」
「売春合法化についてどう思うか?」

など、非常にディープすぎる内容について、
終日語り、ディスカッションし尽くす、

そんな時間を過ごしてまいります。

ちょっと心配ですが、楽しみ。



さて、本日のお話です。

最近、多くの取り組みを
同時並行的にやっている中で、

”時間をどう作るか?”

ということの難しさ、
また大切さについて、考える事が増えてまいりました。

今日は、この”時間を作る”という、
誰にとって大事なテーマについて
思うところをお伝えさせていただきたいと思います。

テーマは、

”「NO!」を、ありがたく頂戴しにゆく”。

それでは、どうぞ。

■私が営業を始めてから学んだ教訓で、

今でもよく「いかんいかん」と
自分を戒める教訓があります。

それは、

「イエスorノーをハッキリさせる」

ということ。

当たり前の話ですが、
お客様も、そして自分自身も、
貴重な時間を捻出し合っています。


にも関わらず、


顧客「もうちょっと検討させてください。」

営業「ですよね、そうですよね。
   では、また改めて。」

となり、そしてまた1ヶ月後、


営業「あれからいかがでしょうか?」

顧客「もうちょっと、検討させて下さい」

営業「あ、わかりました。ですよね。ではまた。」


そして、また1ヶ月後、(続く)


なんて不毛なやり取りを、
繰り返していたとしたら。

どちらがいい、悪いではなく、

選択を迫る側も、迫られる側も、
勇気や配慮が足りないのであろう、

そんなことを思うわけです。


■以前、上司から教わった話で、

”ダメ営業は、決断を迫ることを恐れる”

という名言がありました。


決断をしなければ、
まだ可能性は少なくとも、
0(ゼロ)にはならない。

だから、その状態を、

「まだ、可能性はゼロじゃないんです」
(=本当は、限りなくゼロ)

と上司に報告し、
何とか自分の安全領域を保つ、

そんな状態でしょうか。


しかし、そのような行為は、
例えば、


・上がる見込みのない暴落した株を、
 塩漬けにして持っているごとき行為

・餌がなくなった釣り竿に、
 魚がかかるのを待ち続けるような行為

・負けが100%確定したオセロや将棋ゲームで
 負けを認めず、逃げまどう行為


のように、生み出すものはなく、

”ただただ浪費的な愚かなる行為”

ではないだろうか、
と思うわけです。


■イエスなら、イエス。

ノーなら、ノー。


別にどちらでも、
「前に進む」という意味では、
宙ぶらりんでいるより、
よほど生産的な行為です。


生産性を高めよう、
無駄をなくして重要な仕事をしよう、

そんなことが叫ばれている世の中だからこそ、
イエス、ノーの決断を迫ることが大事です。

否、イエスを期待するあまり、
もし決断が迫れないのであれば、
敢えて、

【「NO!」を、ありがたく頂戴しにゆく】

くらいの姿勢で、ちょうどいいのかもしれない、
そんなことすら感じます。


優しく、配慮ある日本人は素敵、
なんて言われることもありますが、

だからこそ、逆の要素である、
「一に決断、ニに決断、三にも四にも決断」
のごとき、突き進むスタンスを学ぶことは、
重要ではなかろうか、

そのように思う次第です。

決断、迫ってまいりましょう。


自戒を込めつつ。


最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日も皆さまにとって素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 あまり人生を重く見ず、
捨て身になって何事も一心になすべし。

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