「デカくてゴツい、生ガエルを食べること」で、心健やかな1日に
(本日のお話/2432文字 読了時間2分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は二件のアポイント。
並びに愛知で行ったイベント、
「ゆとり世代の新人教育」イベントに参加いただいた方のフォローなど。
また夜は「サムライ塾」のメンバーと、
「21世紀の日本の大問題とは?」というテーマについて、
24時頃までディスカッションをしておりました。
最近、毎日のように、
やたらスケールのでかい話をしています。
お陰様で、日経新聞の国際欄がやたら気になる今日この頃。
*
さて、本日のお話です。
このメルマガですが、
実は、22日(火)の深夜0:30に、
帰りの電車、南北線に乗りながら、
スマートフォンにて下書きを書いております。
「今日はもう疲れたから、後回しにしたい」
(=いつも通り、明日の朝でいいや)
と思いつつ、
その気持ちをグッと抑えてくれる
とある思い出した言葉がありました。
それが、
『カエルを食べてしまえ』
という言葉。
今日はこの話と共に、
「めんどうくさいことはサッサと終わらせるが得」
という教訓について、
思うところを共有させていただきたいと思います。
それでは、どうぞ。
■私は日々メルマガを書いており
先日1000号を迎えました。
が、なんのストレスもかからずに書いているかというと、
全然そんなことはありません。
駄文、拙文ではありますが、
毎回毎回、四苦八苦です。
ちなみに、2016年1月1日からは、
土日祝も書くようにしました。
特に、お休みは、
基本、頭の回路がOFFなので、大変です。
だから、
「まあ、朝から予定あるし、
終わって帰ってからにしよう」
なんていっていると、
結局、なんだかんだ後回しになって、
配信するのが寝る直前の24時、
みたいなことも、よくあるわけです。
■しかしながら、悲しきかな。
メルマガを送らずに、夜まで
「やるべきタスク」を残した休日は、多くの場合、
””楽しんでるけど、楽しみきれない””
という感覚がが、
どこかであるのです。
テニスをやって、
「あー楽しいなあ!」と思う時も、
映画を見て
「『君の名は。が最高だった!」と思った時も、
居酒屋に飲みに行って、
「焼き鳥、うまかった!」とプハーとなる時も、
心の片隅で、
(ああ、メルマガ送ってない)
と思っているのです(汗)
胸にしこりを、
腹に重りを抱えている、
そんな感覚。
■何かをしていても、
その不明瞭な形なき異物のお陰で、
””あらゆる感情が2割くらいに、
天引きされてしてしまう””
そんなイメージ。
そして、今の電車で
メルマガの下書きを書いている私もそう。
もし、これを今書かず、
いつものように明日の朝書こうとしたら、
多分起きられない。
(寝坊したらメルマガかけない、と気になるから)
恐らく、ゆっくり熟睡できない。
だから、
今のうちに、
下書きだけでも書いておこう、
そう思ったわけです。
■冒頭にお伝えした、
『カエルを食べてしまえ』という言葉、
実は、以前流行ったビジネス書のタイトルです。
38ヶ国語に翻訳され、
働くビジネスパーソンに勇気を与えた書です。
ブライアン・トレーシーという
著名なコンサルタントが、
””仕事において、私たちが持つべきスタンス””
について語った、その言葉が、
『カエルを食べてしまえ!』
という言葉だったのでした。
この意味は、このように説明されています。
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昔からいわれていることに、こういうのがある。
「朝一番に生きたカエルを食べれば、
その日の最悪時はもう終わったと
安心して過ごすことができる」
また、
「もし二匹のカエルを食べなければならないのなら、
醜いほうから食べよ」
とも言われる。
重要な仕事が二つあったら、
難しく大変なほうからやりなさいということだ。
そして、すぐにとりかかり、
やりとげるまでほかのことに手をだしてはいけない。
これを一つの「テスト」と考えるといい。
自分の課題にするのだ。
もっと簡単なことをかたづけたくなっても、
我慢しなければならない。
『カエルを食べてしまえ!』(著:ブライアン・トレーシー)
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””カエル””、すなわち、
「やんなきゃいけないとわかっているけど、
ちょっと大変な仕事」
「腰が重いタスク」
こそ、真っ先に片付けることで
気分もスッキリ、デトックスさせること
このことを習慣にしよう、
ということです。
■きっと皆様も、日々のお仕事の中で
「やらなきゃと思いつつ躊躇するタスク」、
あるのではないかと思います。
それは、日々日々、
片付けても片付けても出てくる
モグラごときもの。
それこそ、
この本で言われるような、
「でかくてゴツい生ガエル」
が毎朝出てくるようなものでしょう。
でも、
食べやすいからと行って、
嫌いなモノを残し続けると、
結局、皿の前で立往生するのは自分。
その間、モヤモヤした気持ちが残るだけ損。
だから、
””毎朝朝一にゴツい生ガエルを食べる習慣””
(最も気がかりなことこそ、サッサと終わらせる)
を身につけること、
これが大変重要である、
そう著者のブライアン・トレーシー氏は言うわけです。
■とは言っても、
簡単出来たら苦労はありません。
(私も、ものすごく痛感しています汗)
が、一つ言えることは、
カエルを食べる起爆剤として
「とりあえず手をつけること」
「勇気を持って、第一歩を踏み出すこと」
これさえしてしまえば、
意外と後は簡単に行けたりするものです。
私のメルマガも、最初の、
「おはようございます。紀藤です」
ここさえ書いてさえしまえば、
後は楽なのです。
二歩目、三歩目が続いて出てきます。
■簡単ではないけれども、
それでもやっぱり
『カエルを食べてしまえ』
です。
「7つの習慣」でも、
””第3の習慣 最優先事項を優先する””において、
「第二領域(=緊急じゃないけど、重要なこと)」
すなわち、
””すぐにやらなくてもいいけど、
やったほうがいいこと””
を日々の中に、どのように組み込み、
どれだけできるかが、
成果を生み出すために重要である、
と言っています。
嫌なことはさっさと終わらせて、
健やかな時間が多くなるような習慣、
ぜひ身に付けたいものですね。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日も皆さまにとって素晴らしい1日になりますように。