メールマガジン バックナンバー

1013号 2016年11月22日

「デカくてゴツい、生ガエルを食べること」で、心健やかな1日に

(本日のお話/2432文字 読了時間2分半)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は二件のアポイント。
並びに愛知で行ったイベント、
「ゆとり世代の新人教育」イベントに参加いただいた方のフォローなど。

また夜は「サムライ塾」のメンバーと、
「21世紀の日本の大問題とは?」というテーマについて、
24時頃までディスカッションをしておりました。

最近、毎日のように、
やたらスケールのでかい話をしています。
お陰様で、日経新聞の国際欄がやたら気になる今日この頃。



さて、本日のお話です。

このメルマガですが、
実は、22日(火)の深夜0:30に、
帰りの電車、南北線に乗りながら、
スマートフォンにて下書きを書いております。

「今日はもう疲れたから、後回しにしたい」
(=いつも通り、明日の朝でいいや)

と思いつつ、
その気持ちをグッと抑えてくれる
とある思い出した言葉がありました。

それが、

『カエルを食べてしまえ』

という言葉。

今日はこの話と共に、

「めんどうくさいことはサッサと終わらせるが得」

という教訓について、
思うところを共有させていただきたいと思います。

それでは、どうぞ。

■私は日々メルマガを書いており
先日1000号を迎えました。

が、なんのストレスもかからずに書いているかというと、
全然そんなことはありません。

駄文、拙文ではありますが、
毎回毎回、四苦八苦です。


ちなみに、2016年1月1日からは、
土日祝も書くようにしました。

特に、お休みは、
基本、頭の回路がOFFなので、大変です。


だから、

「まあ、朝から予定あるし、
 終わって帰ってからにしよう」

なんていっていると、
結局、なんだかんだ後回しになって、
配信するのが寝る直前の24時、

みたいなことも、よくあるわけです。


■しかしながら、悲しきかな。

メルマガを送らずに、夜まで
「やるべきタスク」を残した休日は、多くの場合、


””楽しんでるけど、楽しみきれない””


という感覚がが、
どこかであるのです。


テニスをやって、
「あー楽しいなあ!」と思う時も、

映画を見て
「『君の名は。が最高だった!」と思った時も、

居酒屋に飲みに行って、
「焼き鳥、うまかった!」とプハーとなる時も、


心の片隅で、


(ああ、メルマガ送ってない)

と思っているのです(汗)


胸にしこりを、
腹に重りを抱えている、
そんな感覚。


■何かをしていても、
その不明瞭な形なき異物のお陰で、

””あらゆる感情が2割くらいに、
 天引きされてしてしまう””

そんなイメージ。


そして、今の電車で
メルマガの下書きを書いている私もそう。


もし、これを今書かず、
いつものように明日の朝書こうとしたら、
多分起きられない。

(寝坊したらメルマガかけない、と気になるから)
恐らく、ゆっくり熟睡できない。

だから、

今のうちに、
下書きだけでも書いておこう、

そう思ったわけです。


■冒頭にお伝えした、
『カエルを食べてしまえ』という言葉、
実は、以前流行ったビジネス書のタイトルです。

38ヶ国語に翻訳され、
働くビジネスパーソンに勇気を与えた書です。


ブライアン・トレーシーという
著名なコンサルタントが、
””仕事において、私たちが持つべきスタンス””
について語った、その言葉が、

『カエルを食べてしまえ!』

という言葉だったのでした。


この意味は、このように説明されています。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

昔からいわれていることに、こういうのがある。

「朝一番に生きたカエルを食べれば、
その日の最悪時はもう終わったと
安心して過ごすことができる」

また、

「もし二匹のカエルを食べなければならないのなら、
醜いほうから食べよ」

とも言われる。

重要な仕事が二つあったら、
難しく大変なほうからやりなさいということだ。

そして、すぐにとりかかり、
やりとげるまでほかのことに手をだしてはいけない。

これを一つの「テスト」と考えるといい。

自分の課題にするのだ。
もっと簡単なことをかたづけたくなっても、
我慢しなければならない。

『カエルを食べてしまえ!』(著:ブライアン・トレーシー)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


””カエル””、すなわち、

「やんなきゃいけないとわかっているけど、
ちょっと大変な仕事」

「腰が重いタスク」

こそ、真っ先に片付けることで
気分もスッキリ、デトックスさせること

このことを習慣にしよう、
ということです。


■きっと皆様も、日々のお仕事の中で


「やらなきゃと思いつつ躊躇するタスク」、

あるのではないかと思います。


それは、日々日々、
片付けても片付けても出てくる
モグラごときもの。


それこそ、
この本で言われるような、

「でかくてゴツい生ガエル」

が毎朝出てくるようなものでしょう。


でも、

食べやすいからと行って、
嫌いなモノを残し続けると、
結局、皿の前で立往生するのは自分。

その間、モヤモヤした気持ちが残るだけ損。


だから、

””毎朝朝一にゴツい生ガエルを食べる習慣””
(最も気がかりなことこそ、サッサと終わらせる)


を身につけること、
これが大変重要である、

そう著者のブライアン・トレーシー氏は言うわけです。


■とは言っても、
簡単出来たら苦労はありません。

(私も、ものすごく痛感しています汗)

が、一つ言えることは、
カエルを食べる起爆剤として


「とりあえず手をつけること」

「勇気を持って、第一歩を踏み出すこと」


これさえしてしまえば、
意外と後は簡単に行けたりするものです。


私のメルマガも、最初の、

「おはようございます。紀藤です」

ここさえ書いてさえしまえば、
後は楽なのです。

二歩目、三歩目が続いて出てきます。


■簡単ではないけれども、
それでもやっぱり

『カエルを食べてしまえ』

です。


「7つの習慣」でも、
””第3の習慣 最優先事項を優先する””において、

「第二領域(=緊急じゃないけど、重要なこと)」

すなわち、

””すぐにやらなくてもいいけど、
 やったほうがいいこと””

を日々の中に、どのように組み込み、
どれだけできるかが、
成果を生み出すために重要である、

と言っています。


嫌なことはさっさと終わらせて、
健やかな時間が多くなるような習慣、
ぜひ身に付けたいものですね。


最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日も皆さまにとって素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 私は気分が乗るのを待ったりしない。
そんなことをしていては何も達成できないから。・
とにかく仕事にとりかかるのだという意識が必要なのだ。

バール・バック”

365日日刊。学びと挑戦をするみなさまに、背中を押すメルマガお届け中。

  • 人材育成に関する情報
  • 参考になる本のご紹介
  • 人事交流会などのイベント案内

メルマガを登録する

キーワードから探す
カテゴリーから探す
配信月から探す