笑顔などつくれるわけがない、ときにこそ
■おはようございます。紀藤です。
「感動する話」「胸に刺さる詩」を
探すことにはまっている今日この頃。
いい話を見たり、聞いたりすると、
心が洗われたような感覚がします。
さて、10年程前に出版された本より、
シンプルで、胸にささる詩を見つけました。
苦しければ 苦しいだけ
辛ければ 辛いだけ
笑顔を ふやそう
笑顔などつくれるわけがない時に
笑顔をつくることに
人間の価値がある
希望 理想 夢をしっかりもって
楽観的になること
塞ぎ込んでいても
情況は少しも変わりはしない
無理をしてでも 偽ってでも
良い方向へと 望みをつないでいこう
苦しいからこそ 笑顔でいこう
辛いからこそ 笑顔でいこう
悲しいからこそ 笑顔でいこう
ありがとう と 笑顔でいこう
「商売繁盛ありがとう」清水英雄 著
■辛いときに、笑顔でいる。
苦しいときに笑顔でいる。
簡単ではないことです。
でも、ふさぎ込んでいても、状況が変わらないのであれば、
少しでも未来へと望みをつなげるように、
あえて笑顔でいよう、と。
このことを、著者の清水さんは
「そこにこそ、人間の価値がある」
と言いました。
■「7つの習慣」では、
【第一の習慣 主体的である】
において、
人間だけに与えられている能力として
≪刺激と反応の間にスペースを空けることができる≫
と述べています。
「主体的な人」は、“辛いこと、苦しいこと”があっても(=「刺激」)、
“敢えて笑顔でいる”、という「反応」を選ぶことができます。
■私たちの日常は、言うまでもなく、
「刺激」だらけです。
家族、同僚、友人関係、上司部下、顧客との間。
あらゆる関係において日々、色々なことが起こります。
「嫌な事を言われた」。
その度に、「腹が立つ」「怒る」とするのか、
「嫌な事を言われた」。
でも立ち止まって「敢えて笑顔で受け流す」とするのか、
この選択権は、相手でなく自分にあります。
そして、
それこそが人間がもつ価値の一つである、
ということ。
このことは胸にとどめておくと、
「刺激」だらけの世の中で、
一つの軸となるのかもしれません。
「苦しくても、笑顔でいる」
シンプルですが、大切にしたいキーワードだな、
としみじみ思う次第です。