人生の「終わり」を考える意味
■おはようございます。紀藤です。
昨晩、ワールドビジネスサテライトで、
「7つの習慣」が取り上げられました。
『まんがでわかる7つの習慣』も65万部を超え、
多くの方に知っていただける機会が増えており、
とても嬉しい限り。
私も皆さまに、7つの習慣の魅力を
一人のアンバサダーとしてお伝えし続けたいと思います。
ぜひこれからもよろしくお願いいたします!
■さて、このように注目されつつある「7つの習慣」ですが、
その内容の中に、「全ての人が持っていてほしい」、と
私自身が強く思う内容があります。
せっかく多くの人に注目頂けているタイミングなので、
本日は私の想いを一つ、お伝えしたいと思います。
私が一番、大切だと思う
「7つの習慣」の習慣、
それは、
【第二の習慣 終わりを思い描いてから始める】
です。
正直、これだけでも
「7つの習慣」の価値は十二分にある、
と思うほど、大好きな項目です。
■初めて私が、この部分を読んだときは
大学生でした。
読んだときは、
物凄く刺さったというわけでもなく、
「まあ、目的とか目標って大事だよね」
程度の感覚でした。
しかし、就職し、
「壁」を感じることになりました。
自分と他の人の能力の違い。
自分を誰かとの比較。
上手くいかない自分への憤り。
自分はこのままでいいだろうか、
と迷いました。
■その時、改めて
【第二の習慣 終わりを思い描いてから始める】
を読んでみました。
そこにはこのような質問がありました。
『あなたのお葬式を思い浮かべてください。
あなたの大切な人、友人、妻、子供、親、同僚・・・
あなたは、最後に何と言われたいですか』
この問いかけに対して、
読み流さず、真剣に向かい合ってみました。
■しかし、非常に抽象的な質問です。
答えを見つけるために、最終的には
3か月ほど時間を要しました。
しかし、その時に手探りながらも
自分を掘り下げ続け、
見つける時間を取ったことで、
”他の人とは比べられない「自分の軸」”
を見つけることができました。
■すると不思議なことが起こります。
「自分はこうだ!」
と一度強く確信することで、
迷った時、ぶれそうな瞬間に、
あまり迷わなくなりました。
そして、
「自分にとって大切なことは何か」
という問いについて、答えられるようになりました。
つまり、これが”判断基準”が出来た、ということでしょう。
その時に作った、自分の
「ミッション・ステートメント」(自分の人生の使命)
が今日も、自分の基盤となっています。
これを見返すたびに、
「そもそも自分が大事にしていたことって、
これだよな」
と思うことができます。
■仕事に趣味、健康に教養、友人関係に家族関係、
私達には考えること、
向き合うことがたくさんあります。
でも、結局は自分の人生。
最後に「いい人生だった」と笑えることが、
一番大切なことなのではないでしょうか。
【第二の習慣 終わりを思い描いてから始める】
『終わり』とはすなわち、人生の終わりのこと。
深く、難しい問いかけですが、
自分にとっての「いい人生」とは何なのか、
読み流さず、考えてみることは価値があること、
と強く、強く思う次第です。