厳しい現実を受け入れること
■おはようございます。紀藤です。
ワールドカップの一幕が終わりました。
必死で攻める姿勢、
前半ゴールを決めたときには興奮してしまいましたが、
最終的には、残念な結果となりました。
サッカーのことは、
私は詳しくわかりませんが、
一視聴者として、印象に残ったことがあります。
■それは敗退直後のインタビュー。
本田選手を始め、多くの選手が
今回のゲームについて答えていました。
『無念だけれど、自分の責任。
だから受け入れるしかない。
現実を受け止めるところから始めるしかない。』
選手自身が断腸の思いであったことは、
想像に難くありません。
そんな中、結果はどうであれ、
戦略が悪かった、
相性が悪かった、
誰かのせいでなく、
最終的には、
「全て自分の責任」と潔く認める。
当たり前のことかもしれませんが、
私はとても美しいと感じます。
■今、世の中を騒がせている政治家、
あまり気持ちよくないニュースの中には、
「彼のあの姿勢がダメだ」
「トップの考えが悪い」
「環境がよくなればいいのに」
と、多くの場合、
責任を外部に求めているように見えます。
一概に一括りに
比較できることではありませんが、
基本的な心持ち・姿勢として、
「人のせいにしない」
「責任を引き受ける」
ということは簡単そうで、
実は難しいことなのではないでしょうか。
【厳しい現実を受け入れる】
ということは
自分自身が120%全力で、
真剣にやったからこそ
できることなのではないかとも思います。
■「7つの習慣」では、
”自分が影響できる【影響の輪】にまず集中すること”
がより高い成果を目指すための行動の一つ、
と言いますが、
選手たちの行動を見ながら
そのような言葉を思い浮かびました。
■おそらく専門家から見たら、
課題とすべきこと、取り組むことなどは
たくさんあるかと思いますが、
「結果がすべて」とはいう
スポーツの世界において、
10年後の未来から見たら、
それも一つのプロセスだった、
と言えるように、
日本のサッカーも、私たち自身も
進歩していきたいものだな、と思う次第です。