メールマガジン バックナンバー

315号 2014年6月19日

「迷い、答えを探し、さまよう時間」の効能

■おはようございます。紀藤です。

昨日は格言がないままメールを送ってしまい、
大変失礼いたしました。

[自分では出来ているつもりでも、指摘されないと気付かない]

こんなことは山のようにあるのだろうな、
と自分を戒めると同時に、おそろしくも感じた次第です。

そう考えると他人様からのフィードバックほど、
ありがたいものはないのかもしれません。
(ご指摘頂いた皆様、ありがとうございました。)

■さて、昨日から山梨にて、
「7つの習慣Outdoor」の研修を実施しています。

高卒から大学卒までの
若く、元気な参加者の方々が、
たき火を囲んで、腹を割って語り合ったりと、
貴重を過ごしていました。

やはり、自然の力はすごいですね!

それでは、本日のテーマ
「考える効能」について。

さて、研修を行うと、
こんなことが良く起こります。

例えば、

「主体性について考えてみましょう」

と聞いてみると、

「わからない…考えが浮かばないんです」(そして、沈黙・・・)

特に、理科や算数のように方程式がなく、
答えが決まっていない議題・課題だと、
特に「わからない」となりがちです。


■しかしながら、
人が「何かを得る」上において、
重要なポイントとなるのが、

【考え、迷い、答えを探し、さまよう時間】

ではないか、と強く思うのです。

敢えて、答えはすぐに言わず、
出来るだけ考える時間を設ける。

考えるように仕向け、悩んでもらう。

そうすることで、
「わからない。もやもやする・・・」という
気持ちは、次第に大きくなります。

そんな時に『答えのヒント』が提示されることで、
紐が一気にほどけるように自分の中で「合点」がいく。

だから、本人が納得できるし、
「腹落ち」出来る。

「学び・気付き」とは、多くの場合
このようなプロセスが効果的である、
と言われます。

そして、問題が深く、複雑なものであるほど、
この効果は高くなります。


■「7つの習慣」において、
このような考えるワークの一つに

【第二の習慣 終わりを思い描いてから始める】

という習慣があります。

これは、

<自分の価値観、ミッション>

すなわち、

<何のために生きるのか?>

という非常にスケールの大きな話を考える習慣です。

まさしく、すぐに答えがでない、
「わからない、もやもやする」 という類の質問。

しかしながら、
過去の大きな影響力を成し遂げた人や、
充実した人生の軌跡を残した人は、多くの場合、
このような<自分の価値観・ミッション>を持っていた、
といいます。

ですから、この答えを探すことには
意味があることなのだ、と推察できます。


■しかし、多くの場合、

「考えても考えても、答えが見つからない。
 もやもやする。」

という状態に陥ります。

しかし、そんなテーマだからこそ、
自分で掘り下げて、

「自分の価値観はこうだったんだ!」
「自分はこんな道で生きていきたい」

と思うものを見つけたときインパクトは、
予想以上に大きい物なのなのではないでしょうか。


■「人生とは、答えのない答えを探す旅」

と表現された一節を見たことがありますが、
深く、意味ある、複雑なものほど、
答えを見つけたときに得られるインパクトも大きい、
だからこそ考え続け

【迷い、答えを探し、さまよう時間】、

が大切なのではないか、
と思うのです。

【本日の名言】 人生における真の喜びは、
偉大だと思える目的のために生きることである。

         ジョージ・バーナード・ジョー

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