信頼関係を築きたい。そんなときには「型」が役立つ
■おはようございます。紀藤です。
昨日はワールドカップ第一戦目でしたね。
(皆さま見られましたでしょうか?)
今回は残念な結果になってしまいましたが、
ぜひ頑張ってほしいものですね。
その後、友人と14~21時まで
ひたすらテニスをプレイというハードスケジュール。
何にせよ、スポーツはやっぱりいいな、
と改めて思った1日でした。
■さて、その前日の土曜日は
大阪・あべのハルカスにて
信頼を高めるための「スピード・オブ・トラスト」研修を
開催いたしました。
(参加者の皆さま、お休みにありがとうございました!)
本日はそこで感じたことを一つ、
ご共有したいと思います。
■突然ですが、
「信頼」というとどんなイメージがおありでしょうか?
研修などでこのことを聞いてみると、
”「信頼」は、大切。
でも、少しあいまいで、よくわからない”
などという言葉を耳にすることがあります。
しかしながら、私たちは、
”「信頼」は大切。
そしてそれは、計測可能で、意図して高めることができる”
とお伝えしています。
■私たちは、
研修「スピード・オブ・トラスト」において、
【信頼を高める13の行動】
というものをご紹介しており、
それを実施することで、人との信頼関係を高めることができる、
といいます。
具体的には
こんな13の行動です。
・率直に話す
・他者を尊重する
・透明性を高める
・間違いを正す
・忠誠心を示す
・結果を出す
・より上を目指す
・現実を直視する
・期待を明確にする
・アカウンタビリティを果たす
・まずは耳を傾ける
・コミットメントし続ける
・他者を信頼する
少しわかりづらいので、
具体的に考えてみたいと思います。
13の行動のうち、
・率直に話す(回りくどい言い方をしない)
・まずは耳を傾ける(自分が話す前に、相手の話をまず聴く)
・期待を明確にする(自分が期待していることを相手に明らかにする)
の3つの行動を使って
信頼を高める行動をする、
というシーンを考えてみましょう。
(以下参照)
[状況]
ある上司が主役。
彼のチームメンバーは、
「周りの社員との約束をよく破る」と言われる部下・山本くん。
彼と信頼を築き、相手を良い方向にもっていきたい。
[信頼を築くためのトーク例]
上司「山本くん、少し話がある。
実は、周りの社員の人が、
君が約束をしばしば守らないと口にしているのを聞いた。
すごく大切な問題だと思うので、私はその問題について
一緒に解決したいと思っている。
君は、そういわれていることに対してどう思っているの?(=【率直に話す】)」
山本くん「(色々話す → できない理由、悩み、時には言い訳など・・・」
上司「そうか・・・ふむふむ。そうか・・・
(ここではまず相手の言い分を聴いて、理解する(=【まずは耳を傾ける】」)
そうして相手の状況・意図を深く理解して、
その上で、
上司「私は、山本くんに、周りの人から信頼される人物に、
なってもらいたいと思っている。
そして、君ならばそれが出来ると信じている。
色々理由はあるし、よくわかる。だけれども、その上で、
人との約束、というところは今一度大切にしてほしい(=【期待を明確にする】」
と、いうようなイメージ。
(ぶっきらぼうですが、あくまで流れ、です)
上記のトーク例は、
一つの案でしかないですし、
相手や状況によりけりではあります。
しかしながら、何事にも、
【「型」】
というものが大事。
思考錯誤しながら何度も何度も同じ失敗を繰り返すよりも、
既に何人もの人が通ってきた道を形にした
「型」
を身に付ける方が、より近道が出来るのではないか、
とも思うのです。
■今回ご紹介した例も、
【信頼を高める13の行動】
というのも、
その「型」の一つ。
その「型」を基準とすることで、
人付き合いにおける「信頼構築」にも、
再現性がもたらされ、日々の私達の行動も、
より具体的に考えられるのではないでしょうか。
知っておくことは、
プラスでありこそすれ、
害になることはありません。
で、あるならば
”「信頼」という不明瞭なもの、
一つの「型」に当てはめて考えてみる”
のも効果的なのでは、と思う次第です。