「人生、雪だるま式」の法則
■おはようございます。紀藤です。
「雪ダルマ式じゃねえか!」
昔、中学の時の先生が、
宿題を出さなかったり、何か悪いことをしたりすると、
しばしばこのようにクラスの生徒を叱っていたのですが、
先日、
そんな懐かしい記憶がふと蘇りました。
■そのきっかけは、
先日、高校時代の友人と
10数年ぶりにご飯を食べに行ったこと。
「10年ぶりだね。」なんて、
近況を語り合っていたのですが、
高校卒業後の話を聞くと
彼は、私にはとても真似できないような経歴を歩んでいて、
非常に驚かされました。
元々優秀な彼でしたが、
彼は、大学卒業後、東大大学院へ進学。
その後、MBAを取得し、
中小企業診断士の資格も取得。
その後、ある大手メーカーに入社し、
マーケティング、商品企画、法務を経験。
現在は、経営戦略部のリーダーとして
活躍しているとのことでした。
一般的には、
「東大大学院卒×MBA×中小企業診断士」
という肩書きだけでも、
「おっ」と思われるのではないでしょうか。
■そんな彼が、飲みながら、
「学ぶこと」について
アツく想いを語っていました。
「勉強って、続けていると、
”学び”のスピードが加速度的に早くなるんだよね!」
というのが、
勉強好きな彼の答えとのこと。
始めは、
10時間勉強しても、1しか覚えられない。
でも、勉強をし続けると
今まで学んだことが繋がったり、
学習の要領を得たりすることで
10時間勉強すると、
5や6のことが学べる感覚が持てる。
だから、勉強は面白いんだよ。
と。
■この話は、冒頭の雪だるまのようです。
雪だるまは、最初は小さいです。
しかし、転がって大きくなると、
一回転転がすだけで、
大量の雪をくっつけ、大きくなります。
更に大きくなった雪だるまを、
もう一回転転がすと、同じ一回転でも、
もっともっと大きな雪をくっつけ、
更に更に大きくなります。
更に更に大きくなった雪だるまを
転がすと益々大きくなり、
・・・・(以下繰り返し)
というように、一つの
「良い習慣(学ぶこと)」はたまた「悪い習慣(さぼること)」
も、同じような性質を持つのでしょう。
■サボるのが習慣になれば、
「あれもいいや、これもいいや」と
雪だるま式に、マイナスのエネルギーが働くことになります。
ですから、中学校の先生は、
「お前の悪習慣を断ち切れ!(じゃないと将来困るぞ)」
と叱りました。
逆に、学ぶことが習慣になれば、
学んだことが、更なる気付き、発見、ひらめきを生み出し、
益々多くのことに興味を持ち、
雪だるま式に、プラスのエネルギーが働きます。
■「7つの習慣」でも
【第七の習慣 刃を研ぐ】
において、自らを磨き続けることが、
成果を出すために大切である、と述べています。
「学ぶ習慣」か「サボる習慣」
どちらを選ぶことも自由ですが、
「雪だるま式」という考えに基づいてみると、
そのインパクトはいかほどのものか、
計り知れません。
自分を磨くという習慣、
本当に大切だなあ、
と改めて思った1日でした。