怒りをぶちまけた後の、後処理を考える
■おはようございます。紀藤です。
ただいま、新幹線です。
本日は『「7つの習慣」から学ぶグローバルマインド養成研修』
というテーマでの研修実施。
150人という大規模開催になるのですが、
どんな形になるのか、今からとても楽しみです。
■さて、話は変わりますが、
【怒り】という感情は、本当にやっかいですよね。
実は先日、
あまり腹が立たない私ですが、
カチンとくる出来事がありました。
コンビニで気になる雑誌があったので、
パラパラと見ていたときのこと。
店に入ってきたある男性が、
突然、非常にわざとらしくぶつかってきたのです(!)。
もしかすると、
私が立ち読みをしていて、
邪魔だったのかもしれません。
はたまた、その男性は
何か嫌なことがあって
八つ当たりしたかったのかもしれません。
■・・・とはいえ、
何もそんなに、これ見よがしに、
ぶつかってくる必要はないだろう!
と、瞬間的に感じ、
「イラッ!」としました。
イラッとすると、反射的に
リアクションをしたくなります。
怒りをぶちまけて、
文句を言いたくなります。
■しかしながら、
もし、その気持ちに任せて
「ふざけるな!」
と食って掛かったとしたらどうなるか。
色々な結果があるかと思いますが、
恐らく、
・相手が逆ギレをする
・そして、益々もめる
・周りから好奇の目にさらされる
・場合によっては警察も・・・
など、色々なことが想像できます。
そう思うと、結局は
若干のモヤモヤ感は残るものの、
”「まあ、なかったことにしよう」と何事もないように振舞う”
という行動にいたりました。
■このような経験や、
反射的に「イラッ!」としたことがある人は、
少なくないかと思います。
ですから、
”「怒り」をセーブするための方法”
でネット検索してみると、
・怒ったら、100数えてみる
・紙をビリビリに破く(ストレス発散する)
・罵詈雑言の限りを尽くす(人に聞かれないところで)
など色々なアイデアが上がってきます。
そんな中、
怒りをセーブする方法の一つとして
強く感じるのが、
【怒りをぶちまけた後の、後処理を想像する】
というのも、
効果的な手法の一つではないか、
と思うのです。
■「7つの習慣」では
『刺激と反応の間にスペースをあけましょう』
ということを提案しています。
これは、
「イラッ!」としたとき、
すなわち刺激を受けたときに
【心の一時停止ボタン】を押してみませんか、
という提案です。
そして、【心の一時停止ボタン】を
押すための一つのツールが、
”人間が持つ『想像力』である”
といいます。
■今回の男性がぶつかってきた事例でも
私は、
「怒りをぶちまけて行動したらどうなるか?」
と自然と想像しました。
誰しもが
「怒りをぶちまけた後に、
精神的に、肉体的にどんな後片付けをしなければならないか」
を想像をすることはできます。
その「想像力」をイラッとしたとき、
感情が揺れ動いたときに、
瞬間的にイメージできるように
練習をすることで、
”「イラッ!怒りたい!」 (と同時に)→「でも、怒ったらどうなるか?」”
という一連の流れが習慣として身に付き、
怒りをぶちまけて、
後処理をしながら後悔・・・、
ということも少なくなるのかもしれない、
と思った次第です。
一つの方法として、ご参考になれば。
今日も皆様にとって良い一日になりますように。