「目の前のごちそう」に打ち克つために
■おはようございます。紀藤です。
先日、新聞記事であるコラムが紹介されていました。
個人的に興味深い内容でしたので、
読まれた方もいるかもしれませんが、
私の気づきとともに、改めてご紹介させて頂きます。
ちなみにその内容とは、
『私たちの内面では、目先しか考えないキリギリス的な部分と、
将来を考えるアリ的な自分の間でいつも葛藤が起きている』
という、目先の利益を優先してしまう、
人の心理を紹介したもの。
■例えば、
「将来のために勉強をしよう!」
と未来のことを思ったとしても、
実際その時になってみると、
「でも、今日は疲れたからソファーでだらりとしよう」
とか、
「ダイエットしよう!」
と決意したのに、つい”目の前のごちそう”に負けてしまう。
ということはないでしょうか。
実はこれ、
「意志が弱いからだ!」、という単純な問題ではなく、
『”将来の大きな利益(=英語を使えて可能性が広がる)”よりも、
”小さな目先の利益(=今だらりとして束の間の気持ちよさを味わう)”
を優先してしまう』
という、人の心理に、自然と働く現象だそうです。
(これを『現在バイアス』といいます)
■きっと、皆さまの中には、
将来に向けての活動をしている方も、
いらっしゃるのではないかと思います。
しかしながら、この<現在バイアス>なる、
目に見えないものが私たちの邪魔をします。
私も、自分の未来のために、
英語の勉強をする、出来るだけ本を読むようにする、
など継続できるように心がけていますが、
先ほどの<現在バイアス>に負けて、
実行できないことが、何度あったことか・・・(汗)
■このような話は普段意識しませんが、
意識しようがしまいが、人の心理として、
”私達はつい目先の利益に目がいきがちになる”
という事は事実として起こります。
だからこそ、私たちは、
何か継続的に取り組もうとする場合、
意識的に、
「最も大切なことは何なのか」
ということを、
「頭の片隅」などではなく、
「頭の中心」くらいに持ってくるように、
意識する必要がある、とも言えるのかもしれません。
「7つの習慣」では
【第二の習慣 終わりを思い描いてから始める】
ことが人生の成功のために大切である、
と伝えていますが、
私達が何かを成し遂げようとして、
日々の誘惑・目先の利益に打ち克つためには、
”ありありと自分の素晴らしい未来のイメージを持ち続けること”
がキーワードになってくるのかもしれませんね。
今日も皆様にとって素晴らしい一日になりますように。