的確な”意図”を伝えるために、的確な”スキル”を持つ
■おはようございます。紀藤です。
今日もいい天気です。
1週間前に植えたバジルの種が
芽を出し始めました。
これからの成長が楽しみです。
さて、先日は
「深いコミュニケーション」のためには、
”傾聴のスキル”も大事であると同時に、
【エゴを捨てる】
という自制心も必要、というお話を致しました。
本日も引き続き
「コミュニケーション」というテーマで
お伝えしたいと思います。
■当然ながら、
相手と深いコミュニケーションを望むのであれば、
相手に”本音を話してもらう”必要があります。
しかしながら、
深い話題、
真剣な悩みなどであればあるほど、
繊細な内容であるため、
話し手が傷つくリスクも高くなります。
結果、深い話を開示するハードルは高くなります。
では、どうしたら、
相手に話をしてもらえるのか。
そして、その深い会話の結果、
お互いが理解し合え、
双方にとって”Win-Winの結果”を目指すことができるのか。
■その答えの一つに、
コミュニケーションを図る際に、
【聞き手の”意図”を明確にする】
ということが大切になります。
人は不思議で、
同じ質問を同じ言葉でしたとしても、
反応が全く変わってくるもの。
例えば、相手が現在の悩ましい状況で、
落ち込んでいる感情を口にしたとき、
聞き手が、
「落ち込んでいるんだね・・・(心配)」
と、心配そうに、共感をして
心から聴こう、心から理解をしようとするのか、
はたまた、
「落ち込んでいるんだね!(嘲笑)」
と、話半分、または
”そんなことで悩むなよ!”という
自分の評価、判断をしようした聞き方をしているのか、
いずれかの対応によって、
話し手がさらに話すかどうか、
自己を開示するかどうかは決まってくるでしょう。
(答えは言うまでもないですね)
■この理由には、人には
”聞き手の意図を感じる力”
があるからかと思います。
聞き手が真剣に”理解しよう”という
スタンスで聞こうとしていることが伝われば、
相手(話し手)は安心し、
信頼の感情が芽生え、
自分の状況を解決してくれるかも
という期待も膨らみ、
ますます話をしてみよう、
ということに繋がるのでしょう。
■だからこそ、
私達は”相手に自分の正しい意図”を伝えることが大切。
そのために、
”もしよかったら、もう少し聞かせてもらえないかな?”
”それって、〇〇っていうことかな?”
”本当に悔しいって思ったんだね…”
という、
【意図を上手に伝える”スキル”】
も、”意図”と同時に覚えておくことが、
効果的なコミュニケーションのための
重要な要素になってくるのでしょう。
■人と人は、
考えていることも違えば、
物事の捉え方も違うもの。
お互いが歩み寄り、
深いコミュニケーションを実現するためには、
【意図】×【スキル】
どちらも大切です。
意図が大事、スキルが大事、
色々意見はありますが、
”結局はどちらも大事である”
という事実は、ぜひ、念頭にいれておきたいものです。
(以上、「7つの習慣」の
”第五の習慣 理解してから理解される”
よりお伝えいたしました)
■今日のお話は、
・相手と深いコミュニケーションを実現するためには、
聞き手の意図が大切。
・聞き手が本当に理解しようとしているかどうかは、
不思議なもので、自然と伝わる。
・それが伝わらないと、相手は話そうとしない。
・だからこそ、それを伝えるための源泉となる、聞き手の【意図】。
そして、その意図を効果的に伝えるための【スキル】。
・結局は、このどちらもが大切であろう。
という内容でした。
今日も皆様にとって素晴らしい一日になりますように。