いい人ね、いい人ね、ほんとはどうでもいい人ね
■おはようございます。紀藤です。
大学では入学式。
ニュースで大学の入学式をやっていて
ふと、私の大学時代の友人のことを思い出しました。
今日はその彼の話から想い出した、
ある教訓について。
■彼の名はユキマサ君といい、
元野球部の非常にモテる人でした。
恋愛に対して、
強いポリシーを持つ彼の口癖は、
「男はいい人になったらいけんのよ」
飲み会の席でも
「いい人どまり」になった男の話がでると、
「いい人ね♪ いい人ね♪ ホントはどうでもいい人ね♪」
とコールをして、
決めきれない男たちに、
お酒を煽っていました。
彼曰く、女性方の
「〇〇くんって、いい人だよね」の本音は
「〇〇くんって、(どうでも)いい人だよね」である、
というのが彼の持論で、
もし相手と特別な関係になりたいのであれば、
「いい人と呼ばれては決していけない」
と、彼は強く、強く主張していました。
その場にいた当時の女性たちは、
肯定はしていませんでしたが、
きっと「たしかにそうかも…」と思っていたのではないか、
と思っています。
■今となっては懐かしい思い出ですが、
実はこの、
「いい人 = どうでもいい人」
という図式は、
ビジネスにおいても同様に成り立つように思います。
私たちのセミナーでも
「信頼されるビジネスパーソン」
「大切なことを任せられる人物」
になるためには、
【根も葉もある人間になる】
ことが重要である、と伝えています。
「根」とは「人格」のこと。
誠実・正直・勇気など、その人の姿勢の部分で、
先ほどの話で言えば「いい人」という言葉が当てはまります。
そして
「葉」とは「能力」のこと。
プレゼン能力・専門知識・課題解決能力・問題把握能力など、スキルの部分です。
実際にソリューションを提供する部分。
■「成果」を出すことが求められるビジネスにおいては、
ユキマサ君が「女性は、いい人なだけでは満足しない」というのと同様に、
「いい人」なだけでは、足りないのでしょう。
その人がいくら「いい人」でも、
求めている課題に対して、
応えられる能力を持っていなければ意味がなく、
「いい人」なだけの営業で、
提案が貧相なものしかできなければ、選ばれないですし、
「いい人」なだけの上司で、
困ったときに解決してくれる能力がなければ、信頼されない、
これが現実なのでしょう。
「いい人 = どうでもいい人」
とならないように、気を付けたいものです。
■今日のお話は、
・大学時代のモテる友人、ユキマサ君が言った。
「いい人」になってはいけない。
女性は「いい人」でなく「刺激」を求めている、というのが彼の持論。
・そして、「いい人」だけではならない、
というのは実はビジネスでもそう。
・「いい人」な姿勢があるだけで、
与えられた課題を解決できないとするならば、
最終的には選ばれないのだろう。
・だからこそ、姿勢の部分は大切にしながらも
「スキル」も磨き続けることが大切なのではないか。
という内容でした。
今日も皆様にとって、素晴らしい一日になりますように。