メールマガジン バックナンバー

263号 2014年4月3日

パクる力

■おはようございます。紀藤です。

昨晩はお花見ランニング。

桜を見ながら、というオプションが付くだけで、
こうもプレミア感が出るんですね。

そういえば1年前、韓国まで出向き、
「慶州さくらマラソン」という
世界一の桜を見ながら走るフルマラソンに
参加したことを思い出しました。

・・・まあ、大会本番では
桜は見事に全部散っており、
ただのフルマラソンになったのですが(涙)

今となっては、いい想い出です。

■さて、本日は私がお送りしている、
メールマガジンについて、
少し私の考えをお伝えしたく思います。

メルマガについて、
色々ご意見を頂きますが、
よく言われることが、

「よくネタが尽きないですね」

というのと、
もう一つは、

「書き溜めているのか?
 それとも朝書いているのか?」

という質問。

後者は「毎朝書いています」というのが答えで、
(ほんとです)
前者に関しては、

「いやあ、何とかやっています」

とお答えしていて、実際そうなのですが、
自分の中で、

”メルマガはずっと書き続けられる”

という確信めいたものがあることに、
ふと気が付きました。
(寝坊する、または事故や大病にあわなければ、ですが)


■それはなぜだろうか。

少し考えたときに、
いくつか理由はあるのですが、
その「書き続けられる」一つの理由に、

【パクることを前提としている】

からである、と思ったのです。
(あまり堂々という事ではないですが…汗)


■ただ、自分一人が持っている知識など
たかだか知れている、と思います。

一人で思いつく話もたかだか知れているし、
一生懸命頭を捻ったとしても、
出てくる”感動的な話”なんてそうそうありません。

だから、人に聞きます。

「何か面白い本ありませんか?」
「”何か”面白いことありませんか?」

そして、紹介してもらった本などあれば、
すぐにAmazonで調べます。

レビューが高かったり、
ピンとくる何かがあったりすれば(&値段が高くなければ ※重要)
すぐにその場で注文。


■結果的に山のような
「積読本」ができるのですが、

「何か新しいこと知りたいなあ」

と思った時、
積読本からふと手に取ってみると、
多くの場合、アイデアが浮かびます。

不思議なもので、恐らく、
「人」でも、「本」でも、
何にでも、出会うべき縁やタイミングがあるようです。


■私は知らないことばかりですが、

「”まだ知らないネタ”が、無数にある」

ということは確信しています。

そして、その話をパクって、
自分の言葉に置き換えて発信することができます。

だから
「ネタはつきない」
と確信めいて言えるのではないか、
と思ったのです。


■私自身、まだまだひよっこですので、
残念ながら、”オリジナルの素晴らしい意見”は
なかなかお伝えできません。

しかしながら、
あらゆる『道』と呼ばれるものに

「守破離」

という言葉があるように、
まずは

「守」=人を真似る(人の技・知識をパクる)

ことから始めることが、
あらゆることへの「成長の近道」だと
思えてやみません。

人様の思考や知識、アイデアを、
「自分」というフィルターを通して伝えるだけでも
それは自分自身を高める活動になります。


■「7つの習慣」では
自分自身を大きく成長させるために、

【第七の習慣 刃を研ぐ】

という習慣を伝えていますが、
今回の話の、

「パクる(自分のものにする)」

ということは、まさしく
自分の「知性」に磨きをかけることであり、
自分の大きな武器になるのではないか、
と思うのです。

そして、このような成長のプロセスを、
自分の生活に組み込めるような「仕組み」ができれば、
オートメーション的に継続した成長ができるのかもしれません。

メルマガはその一例です。

「パクる習慣」、おすすめですので、
もしよろしければやってみて下さい。


■今日のお話は、

・「メルマガのネタがつきないのか」としばしば聞かれる。
 しかし「ネタはつきることはない」と強く思う。 

・それは、「パクること」が前提だから。

・「自分の知らない知識」は山のようにあり、
 そこら中に転がっている。
 それを自分の言葉にして伝えることができれば、
 ネタはつきることがない。
 
・かつ「誰かの知識」を自分というフィルターを通して
 伝えることは、自分自身の知識を磨くことにもなる。

・「7つの習慣」で「刃を研ぐ」というように、
 自身の能力を磨くことは、成長し続けるために大切。

・「パクッて、伝える」というのはその一つの手段でもある。
 そして無限に尽きない「誰かの知識」を伝え続けることで、
 自分自身を磨くサイクルが出来る。

・このことを習慣にできれば、オートメーション的に
 自分自身を成長させることができるのではないか。

という内容でした。


今日も皆様にとって、素晴らしい一日になりますように。

【本日の名言】 良き書物を読むことは、
過去最も優れた人達と会話を
交わすようなものである。

                ルネ・デカルト

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