「知っている」 のか、 「している」のか
■おはようございます。紀藤です。
昨日今日とは河口湖へ出張しています。
「7つの習慣Outdoor」の販売をして頂く
大手旅行会社の皆様と共に、
教育や営業について色々語り合いました。
自分と違う環境で働かれる方々の話は、
常に新鮮で勉強になるものです。
皆さま、ありがとうございました!
さて、本日のテーマですが
「繰り返しの大切さ」について。
■「7つの習慣Outdoor」でもそうですが、
私達が研修で伝えている内容は、
至極当たり前のことばかりです。
例えば、
「主体性を大切にしましょう」
「目的を持って始めましょう」
「Win-Winを考えましょう」
「相手の話を聴きましょう」
などなど「誰もが一度は大切である」と
教え説かれたことが、伝える内容の核となっています。
ですから、研修を聞いている方々の中には、
「そんなこと、言われなくてもわかっているよ」
「いまさらそんなこと・・・」
と考えて、「知っているから」と考えることをしない、
または頑なに拒否をする人も、
いらっしゃる場合も実はあります。
■しかしながら、
そんな話が出るたびに思うのが、
「では、本当に出来ているのだろうか」
と思ってしまいます。
「大切だ」と当たり前に感じていること、
「大切だ」と知っているとことを実際にできているのか、
または、やろうとしているのだろうか、
そんな疑問を感じてしまうのです。
知っていても、実行しなければ、
出来ていないと同じことになってしまいます。
そして、私達にとって一番難しいのが、
【「知っている」を「している」に変えること】
だと思うのです。
この「知っている」と「している」の間には、
大きな、大きな隔たりがあるのでしょう。
■では、どうすれば
”「知っている」を「している」”
に変えることができるのか。
ここでポイントになるキーワードが、
冒頭でお伝えした本日のテーマ、
【繰り返すこと】
ではないか、と強く思うのです。
人は上手くできているもので、
「必要だ」と認識したことは覚えます。
そして「必要だ」と脳が認識するためには、
何度も何度も反復すること。
記憶の定着も、スポーツの型も、
その鍵は反復にあります。
その過程は、バットの素振りを、
何度も何度も繰り返し続けることで、
意識せずとも、良いスイングができるようなものでしょう。
そしてこれは、
私たちのあらゆる行動に
同じことが言えるのではないでしょうか。
■「大切だと思う当たり前の事」を、
1か月に1回だけ思い出して、1か月に1度実行するより、
1週間に1回思い出して実行する方が、
自分のものになる可能性も増えるでしょうし、
1日1回思い出して、実行できれば、
習慣にできる可能性はより高まるはず。
そのように繰り返しを続けた結果、
”「知っている」から「している」”
にレベルを上げることができるのではないか、
と思うのです。
私たちは、「知っている」と、
ついそれだけで満足しがちになってしまいます。
しかしながら、
「大切なことを自然と実行できるようになる」
ためのキーワードとして
1、”知っている”と”している”は違う
2、”している”にするためのポイントは「繰り返し」
という2点を頭に入れておくことで、
「学び」への取り組み方も変わるのではないか、
と思う次第です。
■今日のお話は、
・研修などでも、「その話は知っているから」と、
考えることをしない人がいる。
・しかしながら、知っていたとしてもできているのだろうか。
「知っている」と「している」には大きな隔たりがある。
・そして人が「知っている」を「している」にするためには、
何度も反復をする必要がある。反復をすることで、
大切だと自分自身が認識し、自分の行動とすることができる。
・人の行動が変わるプロセスとして、
「知っている」と「している」の間に大きな隔たりがあり、
これを超えるためには、一定量の反復(練習)が必要である。
・このような認識で学びに取り組むことで、
学習のスタンスもより効果が高いものになるのではないか。
という内容でした。
今日も皆様にとって、素晴らしい一日になりますように。