葉っぱばかりフサフサで、根はヒョロヒョロの「大根」
■おはようございます。紀藤です。
力を入れて進めてきていた
「7つの習慣Outdoor」の説明会が先日開催されました。
ご参加された方々から
「社員旅行と掛け合わせて考えてみたい」
「非常に面白そうなプログラムだった」
と多くの前向きなコメントも頂きました。
自分の想いが含まれた商品が
飛び立つ様子を見るのは、やっぱり嬉しいもの。
気になる方は、ぜひ!
■さて、本日のテーマですが、
私が「気持ち」を込めている、
物について。
今日のテーマは「大根」です。
(大根の話はこれで3回目。
自然から学ぶことは本当に多いですね(苦笑))
私は、2か月ほど前から大根を育てています。
始めは双葉のヒョロヒョロだったものが、
今では10枚のギザギザした葉っぱを持つ、
逞しい「大根の苗」に成長しました。
・・・そんな折、父が我が家に訪ねてきました。
そして「大根の苗」を見て、言いました。
(ちなみに父は家庭菜園が趣味)
父「この大根、葉っぱの方に栄養がいっていて、
”根”が育ってないぞ。」
私「えっ、そうなの?!こんなに葉っぱがでかくなっているのに?」
父「大根は、寒くて、厳しい環境の中で、”根”がでかくなるんだよ。
・・・この大根、あったかい部屋の中で育てているだろ?」
私「そうだけど、それってまずいの?」
父「あったかい部屋で大根を育てると、
葉っぱばかり大きくなって、根が育たない。
そして、花をつけるようになると、
見た目は立派でも”大根”は美味しくないんだよ。」
■確かに、私は部屋の中で育てており、
そちらの方が、葉っぱもモリモリ成長するし、
成長しているから良いのだ、と思っていました。
目に見える成長が楽しいから、
温室(部屋の中)で育てていたわけです。
しかしながら、大根の本質は、
【厳しい環境で、自分が生き残るために「根」を拡げていく】
ことで、「太く、美味しい大根」へと
成長していく生き物なわけです。
■この事実で、はっとさせられました。
「このことは、人も同じなのではないだろうか」、
と。
私たちは、目に見える変化をややもすると求めがちで、
「葉っぱ」(能力)を大きくすることに
躍起になってしまいがちです。
しかしながら、
人の大きさとは葉っぱだけではありません。
「太く、どっしりした根」(人格)が育ってこそ、
厳しい状況でも、ぶれずに、逞しく生きる力を持てます。
■「7つの習慣」のコヴィー博士も、
「効果性が高い人生(充実した人生)」を送るために、
”2つの側面”を考えることが大事である、といいます。
一つは【能力】。
大根で言えば葉っぱの部分です。
そしてもう一つは【人格】。
大根の根の部分です。
どちらも大事だけど、もし
”「長期的・継続的」に成長し、結果を出し続けたいのであれば
まず「根」の部分を大きくすることが大事である”
そう伝えています。
愛想は良くて(葉っぱはふさふさ)だけど、
信念がなく、自分のことしか考えていない(根がヒョロヒョロ)人よりも、
ちょっと無骨で粗っぽいところはある(葉っぱはきれいじゃない)けど、
芯が太く、周りのことを考えられる誠実な武士(根が大根のように極太)
な人物を、
誠実さを問われる時代だからこそ、
改めて大切にしたいものですね。
大根のように、
厳しい環境だからこそ、
根(人格)を育て、
美味しい大根になる(良い人生を作る)。
大根から得た教訓でした。
■今日のお話は、
・大根を育てている。葉っぱはふさふさなので、
その成長に満足していた。
・しかしそれを見て、父は言った。
「大根は厳しい環境で、根を太くしないと美味しくない」
・大根と同じように、人にも目に見える葉の部分(能力)と
見えづらいけど確かに存在する根の部分(人格)がある。
・大根の場合、美味しくなるためには、
厳しい状況で「根」を大きくすることがポイント。
人の場合でも、長期・継続的に結果を出し続けたいのであれば、
まず「根」の部分を育てることが大事、という。
・どちらも大事だが、こんな時代だから、「根」を改めて
重視して考えてみるのはどうだろうか。
という内容でした。
今日も皆様にとって、素晴らしい一日になりますように。