急激にでかくなる「大根」から、成長の原則を見出す
■おはようございます。紀藤です。
昨日は暖かい1日でしたね。
そのためでしょうか、
以前にご紹介しました、
私が大切に育てている「大根」の苗木が
物凄い勢いで成長をしています。
今日は「急激に成長する大根」から、
私たちの人生にも通ずる原則を感じましたので、
ご共有したいと思います。
■さて、私が大根を育て始めたのは、
1か月半ほど前。
種を蒔いて、ようやく芽がでたときは、
あまりの弱弱しさに、
すぐ枯れてしまいそうでした。
毎日見ていても、一向に大きくならず、
ずーっと双葉の時期が続きました。
しかしながら、現在はどうか。
双葉どころか、荒々しいほどの
ギザギザした葉っぱが10枚。
太陽の光を浴びようと大きく葉を拡げる姿は勇ましく、
双葉のときの面影すらありません。
水をたっぷりあげても、
「まだ足りない」と言うが如く、翌日にはすぐ乾いてしまいますし、
(恐らく大量に吸い取っているのでしょう)
家を出ていたときと、帰ったときを比べると、
見た目も様子が変わっている、
そんな印象すら感じるほどの成長スピードです。
■なぜこんなに急に成長するのだろう、
と考えたときに、
大根自身の
【養分(葉っぱなど)を創り出す能力】
が高まっているから、
なのだとふと気がつきました。
双葉の時は、わずかな光しか吸収できなかったのが、
10枚の葉では、大量の光が吸収できる。
双葉の根では、わずかな水しか吸収できなかったのが、
10枚の葉の根では、大量の水が吸収できる。
それにより、
双葉の時では、わずかな養分(葉っぱ&根)しか生産できなかったのが、
10枚の葉では、大量の養分(葉っぱ&根)が生産できる。
この「上向きの成長スパイラル」が大きくなりつづけているから、
加速度的に成長が進むわけです。
■そして今日お伝えしたいことが、
このことは、もしかすると
私達にも当てはまる原則かもしれない、
ということ。
「7つの習慣」では
【第七の習慣 刃を研ぐ】
という習慣があります。
これは”再新再生の習慣”と呼ばれており、
”自らをリニューアルし続けることで、
より大きな成果を生み出すことができる”
という内容です。
少し抽象的なので、
先ほどの大根の例に当てはめて考えてみます。
新入社員(=双葉)で、
「知識」も「経験」も「人間関係」も何もない状態とすると、
1日で生み出せる成果(=養分)はたかだか知れているでしょう。
しかし、大根のように自分自身がリニューアルされ、
【部長(=10枚の葉)】になったらどうでしょう。
部長(=10枚の葉)ならば、
潤沢な「知識」や「経験」も「強い人間関係」によって、
1日で生み出せる成果(=養分)は、新入社員とは大きく違うでしょう。
もし部長(=10枚の葉)がもっともっと大きくなって、
仮に”スティーブ・ジョブズ(=どでかい大木)”になったら、
1日で生み出す成果は、世界を震撼させるレベルになるでしょう。
■私たちは、自分自身の持つ
「4つの能力」を高めることができます。
私達が意識をして、
・豊かな知識(知性)、
・強固な人間関係(社会・情緒)
・へこたれない心(精神)、
・健康な体・十分な資産(肉体)
を鍛え、大きくすることができれば、
生み出す成果・価値も大きくなることは間違いないでしょう。
そう、大きく成長した大根のように。
大根に負けないように、頑張りたい次第です。
■今日のお話は、
・大根が急激に大きくなっている。
それは大根自身の能力が高まったから。
・「大根自身の能力」とは双葉から10枚の葉になったことで、
多くの光や水を吸収し、たくさんの養分を生み出せるようになったということ。
同じ1日でも、作り出すものが全く違う。
・同様に私達も、自分自身の能力(知性・社会情緒・精神・肉体)を
より大きく鍛えることで、生み出せるもの(成果価値)が変わる。
新入社員と部長では、同じことをやっても出せる結果が違うのと同じように。
・私たちは自分自身を磨き、生み出す価値を高めることができる。
大根のように、同じ時間でもより多くのものが生み出せるように、
自らの「刃を研ぐ」を意識してみては。
という内容でした。
今日も皆様にとって、素晴らしい一日になりますように。