気持ちよく働くために、「脳のデフラグ」を実行しよう
■おはようございます。紀藤です。
先日ふと気が付いたのですが、
会社に行く途中にある「梅」の木が
花を咲かせ始めていました。
気が付けばもうすぐ春。
季節の移り変わりを感じます。
■さて4月といえば、
ビジネスにおいても期の変わり。
私が訪問している人事の皆様も、
「新入社員の研修をどうしようか」と
頭をひねらせている方が多くいらっしゃいます。
今日はそんな課題に役立つ
「脳を働かせる」
というテーマで、気持ちよく、
生産的に働くヒントについて考えてみたいと思います。
■いうまでもなく、
私たちは頭、
すなわち「脳」を使って仕事をしています。
とはいえ、
”「脳」が適切に働くように意識していますか?”
と聞かれると、
「意外とないがしろにしている」、
「またはそんなこと深く考えたことがない」、
という方も多いのではないでしょうか。
私も、以前の仕事では
”「脳」は気合で動くものだ”
という認識で働いていました。
だから、
気持ちがあれば、
睡眠時間が毎日4時間でもがんばれるし、
気持ちがあれば、
食事ぐらい多少抜いたっていける。
そのように、
「脳」を”気合い”で制御しようとしていました。
だから、
頭が働かない、集中できない、
と感じると「気合が足りない」と、
昔ながらの精神論に置き換え、もっと働こう、と
「休むこと」をますます疎かにしたわけです。
(そしてその後だいたい体調を壊すのですが汗)
■しかしながらそれと対する形で、
一つの面白い話があります。
「休むこと」が与える影響について考察した話です。
”午後に15分の昼寝が
「脳の働き」についてどのような影響を与えるか?”
というある調査結果によると、
「午後の15分の昼寝」の効果として、
・生産性35%UP ↑
・創造性40%UP ↑
・意思決定力50%UP ↑
という結果が表れたそうです。
この数値がどれくらい正確なものかはわかりません。
ですが、「適度な睡眠」は、
生産性、処理能力、記憶の整理など多方面において、
プラスの影響をもたらすものであることは間違いない、
と言えるでしょう。
■また、皆様はパソコンをお使いだと思いますが、
【デフラグ】
という機能をお使いでしょうか?
「デフラグ」とは
重たくなったパソコンを、軽くするための方法のことです。
パソコンは使っているうちに、
データを消したり、
またはインストールしたりすることで、
デコボコとメモリの中に「隙間」ができます。
それを「デフラグ」すると、
その隙間を綺麗に整頓してくれます。
その結果、パソコンの処理が早くなり、
快適に使えるようになります。
「適度な睡眠」とはまさしく、
【脳が元気よく働くために、デフラグを実行する】
ようなもの。
■「7つの習慣」においても
「第七の習慣 刃を研ぐ」という習慣において、
【肉体をメンテナンスする】
ことが、長期的・継続的に結果を出し続けるための、
重要な要素である、とお伝えしています。
そして、
この中には今回のテーマである
「質の高い睡眠をとる」
という活動も含まれています。
私は営業なので、
午後に移動があると電車の中で、
iphoneでタイマーをセットして昼寝をしています。
(隅っこの席だと、特に最高です)
またしっかりと睡眠をとった次の日は、
非常に頭の回転が速いと感じますし、
逆にあまり寝ていない日は疲れと、判断力の鈍さを感じます。
(きっと皆様も同様のご経験があるかと思います)
■春の陽気で気持ちのよい季節。
昼寝がOKかどうかは会社にもよりますが、
【睡眠は脳のデフラグをして、
「脳」が適切に働くようにしてくれる大切な活動】
として睡眠をより意識的に大切にしてみることで、
生産的な活動が出来るかと思います。
休憩も仕事のうち、ですね。
■今日のお話は、
・頭を使う仕事では「脳」の生産性が大切。
・しかしながら「脳」が適切に働くよう意識しているか、
と言われると意外とそうでもないかもしれない。
・「脳」が上手く働くためには「適切な睡眠」が必要。
これによって「パソコンのデフラグ」のように脳が整理される。
・このような仕組みを意識して、
適切に働くように「休ませること」も活動の一部とすることで、
より高い生産性を発揮できるのでは。
という内容でした。
今日も皆様にとって、素晴らしい一日になりますように。