上手くいかないときほど、最高のイメージを。
■おはようございます。紀藤です。
週末は、会社のランニングクラブで
レインボーブリッジ、お台場と走りまわったり
近所の方々とテニスをしたりとスポーツ三昧でした。
体を動かすのは気持ちがいいものですね。
とはいえ、もう少しテニスコートなど、
運動できる場所が東京都内にもたくさんあればいいのに、
と思う今日この頃です。
さて、本日はそんな「スポーツ」
から得た教訓をひとつ、ご共有をしたいと思います。
■ちなみに先ほど「テニスをした」とは言いましたが、
私は特にテニス部というわけではありません。
何となく好きで、お誘いをされたら
ちょくちょくやっているというレベル。
ですので、さほど上手くもありません。
が、実際にゲームとなると、つい本気になってしまう性格。
ゲームのたびに「うまくやろう」と強く思い、
「失敗しないように」「丁寧にやろう」と力めば力むほど、不思議かな、
どんどんネットにかかったり、
明後日の方向にボールが飛んでいったり
失敗を繰り返してしまいます。
そして負けの連続・・・。
こんなスパイラルに完全にはまってしまいました。
■こんな時、学生時代に部活で教わった
「イメージトレーニング」
という言葉を思い出しました。
有名な言葉なので聞いたことがあるかと思いますが、
簡単に言うと、
×「失敗した。何で失敗してしまったんだろう」
ではなく、
〇「上手くいった時のことをイメージしてやろう」
という方がより上手にできる、という
一つの訓練の手法です。
これは非常に効果的で、
脳科学的にも証明されている内容。
私達がリアルにイメージした場合、
脳は現実とイメージ区別がつかなくなる(=実際の訓練と同じような効果がある)
そんな風に言われているそうです。
というわけで、
「失敗しないために、どうしよう」
から、
「上手にやったときのことをイメージしてみよう」
と思考回路を切り替えてみました。
すると、依然下手ながらも
少しはうまくいくようになったわけです。
最後のゲームは勝ち越すこともできました。
■ここからが本日はテーマなのですが、
このようなことは、私達の日常にも当てはまるように思うのです。
私たちは、何だか上手くいかないことがあると、
そして、真剣に考えていれば考えているほど、
「なぜ上手くいかなかったのか」
「どこがいけなかったんだろう」
「何か自分に落ち度があったのだろうか」
と、どんどん「失敗」という言葉に
集中してしまうことがあります。
そうすると、考えすぎるあまり、
ずぶずぶと「失敗の池」に足を取られて、
結果的に身動きができなくなってしまう、
そんな事も時には、起こりうるのではないでしょうか。
一生懸命、真剣に何度も何度も打ち返しても、
ネットにかかってしまうテニスのように、です。
もちろん、失敗の原因を分析することは大切です。
冷静に分析し、次に活かすことが出来れば、
確実に前進できるのでしょう。
しかしながら「失敗」という言葉を考えるがあまり、
それにとらわれて、モチベーションを損ねたり、自信を喪失したり、
楽しめなくなったりしては本末転倒ではないか、
とも思えるのです。
■「7つの習慣」では、
【知的創造が物的創造に先立つ】
という言葉をご紹介しています。
”「結果を自分の頭の中で描く(知的創造)」 という行動がまず行われ、
次の段階として 「実際の物が形になる(物的創造)」”
というあらゆることに通じる原則である、と言われています。
何だか、上手くいかないことが続くと、
ついそちらに引っ張られがちなりがちですが、
【上手くいかないときほど、最高の結果・状態を頭で想像する】
という姿勢で物事の取り組むことが、
先ほどのテニスの例ではありませんが、
負のスパイラルを断ち切り、
よりポジティブに、楽しく、
良い結果を生み出せるきっかけになりえるのではないか、
とも思うのです。
一つの例ではありますが、
ネガティブなイメージにとらわれるよりも、
数倍、健康的で、プラスになることは間違いないでしょう。
イメージ、大切にしたいものです。
■今日のお話は、
・テニスをやった。しかし上手くいかない。
・上手くいかないと、「失敗の原因」を考えすぎて、
囚われ、そしてまたうまくいかない、という
負のスパイラルに入ってしまいがち。
・しかしながら、「イメージトレーニング」の理論を考えると、
失敗の原因にとらわれて落ち込むよりも、
上手くいった時のことを考える方が効果的である、と言われる。
・同様に「7つの習慣」でも【知的創造は物的創造に先立つ】と伝えており、
自分の頭の中で描いたことが、実際に形になる、と伝えている。
・であるならば、ネガティブなイメージにとらわれるより、
出来るだけポジティブに「上手くいった時のこと」を考えるようにした方が、
楽しく、成功確率も高まるのではないか。
という内容でした。
今日も皆様にとって良い一日になりますように。