60歳でリタイアと考えるか、100歳でバリバリと考えるか
■おはようございます。紀藤です。
先日、弊社の先輩が会社を卒業する、
ということで送別会がありました。
とてもチャーミングな方で、
愛嬌もあり、向上心も豊かで、
英語も堪能な、国際色豊かな人。
多くの企業様のお手伝いをし、
会社でベテランとして大きな契約など、
数々の実績を残してきた方です。
素晴らしいところ、
抜けているところも含めて(苦笑)
色々と刺激をもらっていました。
■ちなみに、その彼が会社を卒業する理由は、
「アメリカに留学し、MBAをとるため」
と彼は言っていました。
これから更に向上し、活躍するためには、
より高いスキルや、知識、
そして学歴なども必要ではないか。
だからこそ、
これからの自分を考えると、
今の環境を離れても勉強する価値があるに違いない、
そんな想いで、今回の会社の卒業を決めたそうです。
そう語る彼は、とてもワクワクして
希望に溢れているように見えました。
■ちなみに、そんな先輩ですが、
実は、
「今年で60歳」(!)
になるそうです。
これを聞いて、私は大層驚きました。
見た目も、話した感覚も、
まるでそうとは思えないのです。
そんな先輩に、
「いつまで活躍するつもりなのですか?」
と聞くと、
「100歳位までは働いていたいよね」
と答えていました。
そう考えると、
彼の行動も「なるほどな」と
合点がいきました。
■ここで言いたいのが、
「100歳まで働きましょう」とか
「60歳でMBAをとりましょう」という話ではなく、
【何をゴールとするかで、行動が変わる】
ということです。
組織で働いていると、
定年の仕組みから、
「頑張るのは60歳まで」とか
「やっても65歳まで」
という言葉をしばしば耳にします。
もちろん、これが悪いわけではありません。
ただ、もしこれが彼のように
「100歳まで活躍する」
としたら、60歳の働く姿勢は
どうなっているのでしょうか。
もしかしたら、先輩のように
「より成長するためにMBAをとる」
という選択肢が生まれるのかもしれません。
どちらが正しいかは人によりますし、
後進に道を譲る、という意味もあるので、
いつまでも「現役バリバリがいい」とも限りません。
しかし、同時に「定年」という考えから、
「自分が活躍するのも、〇〇歳まで」と
既成概念にとらわれている可能性もあるのかもしれません。
■今は変化の時代、とよく言われます。
今回の「何歳まで働くか」という考えも、
「定年」という概念を含め、
どうなるかはわかりません。
であるならば、
より充実した、ぶれない人生を過ごすために、
【自分自身のゴールを何にするのか】
を、自分の価値観に沿って考えてみることで、
新しい選択肢が見えてくるのかもしれませんね。
私も、いくつになっても
逞しく常に成長し続けていきたいものだ、
と改めて思った次第です。
(※本日の内容は、『完訳 7つの習慣』
「第二の習慣 終わりを思い描くことから始める」(P116)をご参照ください)
■今日のお話は、
・会社で卒業する先輩がいた。
その彼の会社を辞めるは「MBAをとるため」。
そんな彼は今年で60歳。
・「60歳からMBA?!」と思われがちだが、
彼の考えは100歳まで活躍すること。
そう考えると、60歳はまだ中間地点となる。
MBAも合点がいく。
・私たちは既成概念で「働くのは65歳まで」だから、
「活躍するのも65歳まで」と考えがちだが、もしそのような概念がなかったら、
「いつまで働きたいのか」、「いつまで何をして活躍をしていたい」のだろうか。
・これを価値観にそって考えること、すなわち「自分のコールを見つけること」は、
変化の多い時代に充実した人生を送るために、大切な考えなのではなかろうか。
という内容でした。
今日も皆様にとってよい一日になりますように。