「4つのH」を、たいせつに
■おはようございます。紀藤です。
いきなり本題ですが、皆さま、
「4つのH」
という言葉を聞いたことがありますでしょうか。
面白い話でしたので、
今日はその内容をご紹介いたします。
■「4つのH」とは、
「チームの発展の4つのプロセス」を表した言葉です。
どんなものかというと、
第一段階 Honeymoon「何をやっても新鮮で楽しい!」
第二段階 Hostility「異なることに対する敵意」
第三段階 Humor「環境に慣れユーモアを感じる」
第四段階 Home「くつろぎ、あうんの呼吸」
という4つのステップで表現されます。
■少し具体的に考えてみましょう。
例えば、別の部署に異動になったAさんがいるとします。
・第一段階 Honeymoon「何をやっても新鮮で楽しい!」
→Aさん「新しい上司はなんて素晴らしいんだ!日々学べることばかりだ(^0^)」
・第二段階 Hostility「異なることに対する敵意」
→Aさん「良く見ると、実は雑だし、人の話聞かないし、何だかムカつく。(`ヘ´)」
・第三段階 Humor「環境に慣れユーモアを感じる」
→Aさん「もう、しょうがないなあ。雑だけど、まあ悪気はないし、仕方ないか」
・第四段階 Home「くつろぎ、あうんの呼吸」
→Aさん「あれをアレしとけばいいんでしょ」
というようなイメージです。
■ここでお伝えしたい、最も大切なことは、
『チームが発展するにあたって、
考え方の違いを理解できなかったり、ムカついたりするのは、
一つのプロセスである』
ということです。
チームの関係がより強くなる過程において、
「皆、誰かに腹が立つもんだ」
と理解しておけば、
必要以上に相手に対して負の感情を抱いたり、
責めたり、思い悩みすぎることはなくなるでしょう。
■「7つの習慣」では、
自分の物事に対する見方が変わることを
「パラダイムシフト」と呼びます。
「4つのH」という概念を知ることで、
[チームは発展において対立を経験するもの]
というパラダイムをインストールし、
新しい見方で物事を見ることができたら、
「なんだ、皆そうなんだ」と考えるようになるでしょう。
そして、「これは一つのプロセスなんだ」と思えば、
少しは気が楽になり、
仕事中もイライラせず、
より集中できるようになるかもしれません。
結果、今抱えている悩みも軽くなり、
仕事がもっと楽しくなる、そんな変化もおこるのかもしれません。
■「4つのH」が、正しい、正しくないはどちらでもよいですが、
壁にぶつかったとき、
もやもやしたときは、
「新しい見方を手に入れること(パラダイムシフト」
が出来ないか、
本を読んだり、人の話を聞いたり、意識をしたりすることがポイントです。
■今日のお話は、
・チーム発展の「4つのH」という考え方がある。
・これはチームが発展するにおいて
「敵意・対立」というプロセスがある、という考え方。
・もしチーム内の誰かとの衝突で必要以上に悩んでいたとしたら
「4つのH」というパラダイムで見ることで、
「皆同じである」と思い、少しは気が楽になるのではないか。
・気持ちや行動を変えるためには、
このような「パラダイムシフト」のヒントを見つけることが大切。
という内容でした。
今日も皆様にとって良い一日になりますように。