キトウ、ヤクザに人生を説かれる
■おはようございます。紀藤です。
昨晩、初めて試写会というものに行きました。
「スペック」という映画で、私は見たことがなかったのですが(汗)、
奥さんが、チケットが当たったということで同席。
大島優子、栗山千秋、加瀬亮、向井理など
今を時めく俳優の方々がいて、
不覚にもテンションが上がってしまいました。
さすが、キレイ&カッコよかったです。
メディアの力を感じた夜。
■さて、
『まんがでわかる7つの習慣』が出版されました。
コンビニや各種書店などに並んでいます。
バーテンダーを目指す主人公の女の子が、
日々起こる壁を乗り越えていくストーリーで
非常にわかりやすく、興味深い内容でした。
本を読んでいて、マンガの主人公と近い経験として
私の北九州の大学時代のバイトのエピソードを思い出しました。
今日はそのお話をひとつ。
■私は当時、イタリア料理のキッキン内で調理をしていたのですが、
私の作ったパスタに異物を混入して提供してしまう、
というミスをしました。
しかも運悪く、料理を出した相手は、
黒塗りの車に乗ってこられた、
かなりコワモテの方(恐らく、そっち系の方・・)でした。
ホールの子が謝ってくれたらしく、
事なきを得たそうで、
私はキッチンの中で安心していました。
■ところが、しばらくして、
対応したホールの女の子が、キッチンに来ました。
「さっきの人が、
コックを呼べって言っているんだけど・・・」
戦慄が走りました。
しかし、行くしかありません。
すると、
その明らかに怖そうなおじさんが、
客席で待っており、口を開きます。
「キミな、なんですぐ来んかったん?」
固まる私。
「まあ、ミスをするのは仕方ない。だから別にそれは怒ってない。
でも、自分がした失敗は自分で謝りにくるもんよ」
はい、と答える私。
「もし、すぐに飛んでコックが謝りに来たら、
お客さんも、悪い気はせんだろう。そういうもんよ」
「これからは、こういうことがあったら、
自分ができる「最大限の誠意」みせなきゃ、なあ?」
周りの男性集団の目が気になりながら、説かれました。
そして、「まだまだ若いんだから、がんばれよ」
と言われて、怖そうなおじさんは笑っていました。
■確かに、そのおじさんの仰るとおりでした。
指摘されて思ったのが、私はミスが発覚したとき、
「キッチンは料理を作ることが仕事、ホールの仕事は関係ない」
と、どこかで思っていました。
だから、自分のミスなのに、
「ごめん、謝っておいて」
と他人事のような対応をしたのではないかと、ふと思ったのです。
■「7つの習慣」において、「第一の習慣 主体的である」ことの重要性を述べています。
「主体的である」こととは、
”自分が影響を与えられる「影響の輪」に意識を集中し、行動することである”
と述べられています。
私の例で考えてみると、
私がミスをしたときに、何をすべきだったのか。
自分の影響の輪の中で、
お客さんのこと、ホールのスタッフのことを考えて、
自分にできる、最大限のことは何だったのか。
それがおじさんのいった、
「自らすぐに、直接謝る」
ということではないかと、今思うのです。
あの状況で、
「自分にできるベストは何か」を考えずに、
成り行きに任せていた私は、決して主体的な人間ではありませんでした。
最後におじさんがいった、
「誠意をみせなきゃ、なあ?」という言葉に、
妙な威圧感と脅威を感じましたが、
「自分にできるベストを尽くす」大切さを教えてくれたエピソードです。
懐かしい想い出です。
■今日のお話は、
・どんなときでも、「自分に出来るベストはなにか」を考えること。
・成り行きにまかせるのではなく、「影響できること」(=影響の輪)の中で、
どんな行動ができるのかを、まず考えることが大切。
・そして行動することで、結果も変わってくるのでは。
という内容でした。
今日も皆様にとって良い一日になりますように。