思考のクセ”に囚われない
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、2社のお客様とご面談。
(Sさん、お休み中にも関わらず、お越し頂いてありがとうございました!)
新人研修の時期が始まります。
今日もとある会社様の研修日。
フレッシュな方と触れて、
良い刺激を頂きたいと思います。
■さて、本日のお話です。
しばしば「よく気分に左右される」
といわれる方がいらっしゃいます。
皆さまはいかがでしょうか。
(私は結構、気分に左右されるたちです苦笑)
”人というものは感情の生き物”、
とも言われるくらいなので、
きっと誰しもが多かれ少なかれ
「気分」に左右された経験をお持ちではないでしょうか。
今日はそんな「気分」について、
面白いお話を見つけましたので、
ご紹介させて頂きます。
では、どうぞ。
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人は、理由もなく生じるさまざまな気分に左右されがちだ。
はっきりとした原因もないのに気が滅入り、みじめでイヤな気分になることもある。
イヤな気分というものは、それを吹きとばそうとすれば、徐々に消えてなくなるものである。
もしもイヤな気分にこだわっていたり、もっと悪いことに、何か不吉な前兆なのだと考えたりすると、
よけいにその気分を長びかせるだけでなく、何かうまくゆかなくなる状況を実際につくり出すはめになって、
本当にイヤな気分に落ちこんでしまう。
今日は何かイヤなことがあるんじゃないか、というような気持ちで朝を迎えたら、そのことをあまり深刻に考えないことだ。
起きたときは記憶になくても、目覚めたあと何か影響が残るような恐ろしい夢を見たのかもしれない。
あるいは、体内ホルモンの変化が人の気分に影響を与えるという科学的発見のひとつが、
あなたの体内で起きたのかもしれない。
そんなときは、
朝早く電話してもかまわないような友だちに電話してみよう。
あるいは何かおもしろそうな本をほんのすこしだけ読んでみる。
信仰心が深ければ、喜びを喚起するような祈りの章句を二、三、口にしてみるのもよい。
やってはいけない最低のことは、自分が何かくだらないことをするよう運命づけられていると信じこむことである。
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「いいことから始めよう」
エイブラハム・J・ツワルスキー 著
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■いかがでしょうか。
「俺、ついてないからな」
「私、運がないからな~」
と思っていると、
「もしかしたらそうかも」
「確かに最近悪いこと多かったし…」
というように、自分で自分を悪い方へ洗脳して、
ずぶずぶと気持ちも沈んでしまう…
こんな状態は、最も良くない、だから、
思考の転換をしてみよう、
そんなお話でした。
■私たちは、
「つい、こう考えてしまう」という”思考のクセ”
のようなものを、誰もが持っているようです。
「悪いことが起ったら、自分の運命が良くない」と思うのも、
一種の”思考のクセ”でしょうし、
「悪いことが起ったら、自分にチャンスがやってきた」と
強引にプラスに考えるのも、”思考のクセ”でしょう。
(「7つの習慣」では、こう見てしまう、自分自身の見方のことを”パラダイム”と言います)
色々な見方(思考のクセ)がありますが、
ここで気を付けなければならないことがあります。
それは、
【自分の”思考のクセ”なるものは、
自分では正しいと思いがちだけど、実は間違っていることも多い】
ということ。
こんな言葉があります。
”私たちは世界をあるがままに見ているのではなく、
私たちのあるがままに世界を見ているのだ。
スティーブン・R・コヴィー”
すなわち、
誰しも、自分は物事をあるがままに、客観的に見ていると思いがちだけど、
実際は、私たちのあるがまま(自分自身の思い込み)で世界を見ていることが多い、
ということですね。
■これらから考えてみると、
冒頭で述べたような、「気分が乗らない」というような時に、
「自分はツイていない」
「ずっと調子が悪い」
と、自分で自分に暗示をかけてしまう状態が続いたとしたら、
それは自分自身の”思考のクセ”であるのであって、
必ずしも正しいとは言えない、
といえるのでしょう。
そして、もしその”思考のクセ”に正解がないのであれば、
自分自身を責めて、日々の喜びが霞んでしまう
”思考のクセ”を持つくらいなら、
「今日、気分が乗らない」→ 「体内ホルモンのせい」
「今日、気分が乗らない」→ 「多分、怖い夢をみたのだろう」
と、この際、何か仕方がない物事のせいにして、
「まあ、仕方ないよね」と思うようにした方が、
そもそも楽だし、
かつ自分で自分を貶めることにならず、
日々の気持ちも安定するのかもしれない、
そんなことを思った次第です。
一案ですが、日々元気よく、
楽しく過ごすための工夫として、
よろしければご参考下さい。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい1日になりますように。