バッチリ計画したのに、できない理由
■おはようございます。紀藤です。
だいぶ秋らしくなってきましたね。
長かった夏も終わりそうです。
■突然ですが、
皆様は「計画」は、お好きでしょうか。
私はあまり好きではないですが、
週の頭に30分の時間をとって1週間の計画をするようにしています。
(7つの習慣の教えに従っております)
そして、バッチリ埋めて、
「これだけやれば、充分だろう」
とほくそ笑んだりします。
・・・が、一週間が終わってみると、
手帳に書いたことが終わっていない!
こんな不思議な現象が起こります。
「なぜだろう、あんなにバッチリ計画したのに??」
となるのです。
皆さんは、そんなことはありませんか。
(私だけでしょうか)
今日は、そのことに関して気付きがありましたので、
【「計画」と「意志」の切っても切れない関係】
というテーマでお伝えいたします。
■まず、言うまでもないことですが、「計画」は大事です。
何も考えず、
来たボール(業務)を打ち返すような日々は疲れますし、
何より楽しくありません。
なので、
・行きたかった旅行の計画
・進めたかったプロジェクトの準備
・やろうと思っていた資格の勉強
など、
自分にとって大切な活動を計画し、実行することで、
「ああ、充実しているな」
と私たちは感じることができます。
(このような人生を豊かにする「重要だけど、緊急でないこと」を、
7つの習慣では「第二領域」と呼んでいます)
■ですが、遊びの計画など、
「やればその瞬間ワクワクする楽しくてしかたない第二領域活動」は
いくらでもやりたいのですし、計画したら大体できますが、
例えば、
「資格の勉強」
など、すぐに効果が見えないもので、
かつ日々の努力が必要な場合だと、
話が変わってくるように思うのです。
例えば、こんなことありませんか。(↓)
「よし!毎日30分の資格の勉強をするぞ!
毎日のスケジュールに書き込んだし、バッチリだ!」
↓
「今日は、仕事が遅くなってしまった…。今日はムリ。明日まとめてやろう」
↓
「ああ!緊急の案件を頼まれてしまった。今日は出来ないな」
↓
以降、繰り返し。
そしてやらずに計画すら立てなくなっていく…
悲しいですね。
でも実際起こりがちではないでしょうか。
■ここで、お伝えしたいのが、
「計画は大事だけれど、それだけでは機能しない」
ということです。
計画を確実に実行に移すためには、
スケジュール帳に書くだけではだめで、
「意志」
が必要になってくるのです。
「意志」とは、気合、根性、というような類ではなく、
「何のためにその行動をやるのか」
という強い目的意識のこと。
目的意識がないと、
短期的にみると、めんどうくさいその行動を
やる意味を見失いがちになってしまうのです。
だからこそ、もし長期的な計画をするのであれば、
何となく「これやろう、あれやろう」と書くだけではダメだ、
と思うのです。
■であるならば、毎週の計画、日々の計画の際に、
「資格勉強をしよう。スケジュールに書き込んだぞ」
の後に、
「この資格勉強は10年後の自分へのプレゼントだ!
だから、5分だけでも、絶対にやろう」
というように、
「計画」に「意志」を吹き込んで、
初めて本当の意味での「実行される計画」に
なるのではないかと思うのです。
■私も、つらつらと計画を書き込むことが
たまに(よく)ありますが、
大体あまり考えずに、とりあえず書いたことは実行されません。
であるならば、大切なことに関していえば、
「この計画に意志はあるのか」
を自らに問いかけて、計画を立てることが大切なのではないかと思う次第です。
■今日のお話は、
・計画は大切。だから皆立てているのではないか。
・でも何となく立てた計画は、実行されないことが多い。
特に勉強など、日々の努力や、短期で成果が見えないものは尚更そう。
・それは、計画と意志(=目的意識)が繋がっていないから。
・日々の計画を実行に移すためには、「なぜ、何のためにやるのか」を
決意していなければ、他のことに流されてしまう。
・だから、大切な活動(特に第二領域)は、
「計画と意志」をワンセットにして考えた方が、実行しやすい。
という内容でした。
今日も皆様にとって良い一日になりますように。