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129号 2013年9月4日

「ゴールデン・タイム」が来たら、今やる。すぐやる。

■おはようございます。紀藤です。

9月27日のセミナーも好評なこの頃ですが、
早くも来年の新卒向けトレーニングの大型セミナーが
10月に企画されることになりました。

有名な日産自動車株式会社様でも、
昨年導入され、素晴らしいご評価を頂いた「ディスカバリー」というセミナー。

今後の情報収集にも、自社のトレーニングを客観的に見つめる場としても、
必ず良い時間になるはずです。

ぜひお越しくださいませ。


■こんな企画もあってか、
最近は特に充実した日々が続いています。
そのため、自ら色々と企画を考えることが増えています。

そんな中、ふと思った事実。
それは、

『「後でやろう」ほど、生産性を下げるものはない』
ということ。

よく、「思い立ったが吉日」と言いますが、
逆を言えば「思い立ったときにやらねば凶日」くらい、
私たちにとって「物事を行うタイミング」は
重要なのではないかと思うのです。

今日はそんなお話に絡めて、
「生産性」というテーマでお伝えしたいと思います。


■例えば、私の場合、
仕事で企画書を作ることがよくあります。

お客様とお話をして、とても盛り上がり、

「あれもやろう!これもやろう」
「こんなこともいいんじゃないかな」
などと、
盛り上がっているときは、頭もフル回転。

考えることが楽しくて仕方がありません。
ですが、そんなときにその勢いがあるのにもかかわらず、

「でもまあ、今日は遅いし、明日やろうかな…」
と怠け心がでると、さあ、大変。

翌日になればなったで、
何か予期しない新しいことが待ち受けています。

すると、図らずも後回しになっていき、
結果として、

・アツい気持ちがクールダウンしている。
・話をした内容を鮮明に思い出せない。
・その結果、時間がかかる。
・更に、質も下がる。

と、何とも悲しい結果になってしまいます。
(これを何度繰り返してきたことか・・・涙)


■私たちは(特に働いている人であれば)
手帳などでスケジュール管理や、
タイムマネジメントをしている人が多いかと思います。

その時間上では、

「この企画書は1時間くらいかな」

などと、単純に数字で換算してみますが、
もしかすると、
私たちの「エネルギー」という観点を
見落としがちではないでしょうか。

言われてみると当たり前なのですが、
ある企画書でも、
自分のエネルギーが乗っているときにやれば30分で終わり、
自分がへとへとの時にやれば、2時間かかったりします。

つまり、エネルギーが乗っているタイミングによって
1分の価値は増えもすれば、減りもします。

エネルギーに関連することは、
肉体、精神、環境など様々な要因がありますが、
「気持ち」はその中の大きな要素の一つ。

気持ちがノっていれば、
アイデアも出やすく、
スピードも速く、しかも楽しい。
多少無理をしてでも頑張れる。

であるならば、

「気持ちがノっているとき」
 =「自らの生産性が最高に高まるゴールデンタイム」

と呼べる大切な時間であり、
だからこそちょっと無理をしてでも逃してはいけない輝く時間。
なので「思い立ったら、吉日。思い立ったら即行動」が大切だと思うのです。


■と考えるのであれば、
計画も大切ですが、特に頭を使う、アイデアを出す、
という知的労働に関していえば、
「自らのゴールデンタイム」を意識することが、
生産性を高め、仕事の質を向上させ、
結果、自らの自由な時間を増やすことにも繋がるのではないでしょうか。

私たちのセミナーで、卓越した生産性を目指す「5つの選択」というものがあります。

新しい時代の生産性に関わる研修ですが、その中でも
生産性は、「時間+エネルギー」の質をどれだけ高められるか、
がアウトプットの質に大きな影響を与えるとお伝えをしています。

「自分のエネルギーは今、ノッているのか」
「今はゴールデンタイムが来ているのではないか」

そんな観点で見てみると、
生産性を高めるヒントになるのかもしれませんね。
(と、昨日の帰宅途中に思い付き、
 メルマガを夜の駅のホームで書いています笑)


■今日のお話は、

・「思い立ったが吉日」というが、逆に言えば、
 思い立ったときにやらなければ、多大なデメリットがある。

・熱が冷めたり、忘れたり、時間がかかったり、質が下がったり。

・スケジュール手帳では「1時間」と数字で表わせても、
 計画を実行するのは人であり、人には「エネルギーの波」がある。

・エネルギーに影響するものは、肉体、精神、環境と様々だが、
 その中の大きな要素は「気分がノッているかどうか」。

・であるならば、「思い立った時、今すぐにやる」ことで
 自らの生産性を高め、余剰の時間を生み出すことができるのではないか。

・自らのゴールデンタイムを意識して、今やる仕事を決める、という方法も
 知識労働社会において、新しい仕事の視点を生み得るのではないか。

という内容でした。


今日も皆様にとって良い一日になりますように。

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         ウィリアム・ジェームス 

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