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122号 2013年8月26日

充実した人生を送るには、人の言葉に耳を傾けすぎないこと

■おはようございます。紀藤です。

急に涼しくなり、秋らしくなりましたね。
新しい季節の訪れを感じます。

先日、知人が企画する面白いイベントに行ってきました。
色々な分野で活躍している人たちを紹介する、
というコンセプトなのですが、かなり際立った経験をされている方がたくさん登壇されていました。

今日もそこで感じた気付きを一つ、ご共有したいと思います。
(最近、人から学ばされてばかりです笑)


■プレゼンテーターの一人で、
「自転車で世界1周をしている」というご経験をもつ、
自転車旅人 西川昌徳さんという方。

彼は、ただ旅をするだけじゃなく、
小学校とコラボレーションして、
テレビ電話で日本の小学生と世界中の小学生をつなげたり、
自分自身の挑戦の講演活動を通じて、
人に夢を与える活動を生業としている冒険家です。

話を聞くと、自転車の旅は大変なことも多く、

・氷点下25度で何日間も自転車をこぎ続ける
・荒野で野犬に襲われる
・道中での病気、怪我、交通事故

などなど
正直、旅の90%は辛いことしかないそうです。

しかし彼はまた旅に出ます。

「なぜツライのに旅に出るのか?」
という質問をすると

「自分の行動が、人に夢を与えると信じているから」
とのこと。

自分が関わった小学生が、
夢を語ってくれることが本当に嬉しい、
そう目を嬉々とさせて、情熱的に語っていました。


■彼のモットーは「自分を信じる」こと。

彼のように、冒険家という一般的には
認知されていない活動で生計を立てていると、
応援してくれる人もいると同時に、
苦言を呈する方もそれなりにいるそうです。

しかし、彼曰く、

「人の意見にいちいち反応していたら、
 その都度、感情が浮き沈みする。
 そんなことをしていたら、きりがない」
ということでした。


■もちろん、人の意見もとても貴重なものなので、
無視をしてよい、というわけではないと思います。

ただ100人いれば、100通りの考え方があります。
賛同者もいれば、否定者もいます。

だからこそ、
その中で一番大事にすべきなのは、

「自分の価値観を信じ、そしてそれに従って生きる」
ことなのではないか、
と彼は言います。


■「7つの習慣」でも「第二の習慣 目的を持って始める」において、
自分のミッション(使命)は自らの価値観から生まれ出る、
と伝えています。

色々な考えもあれば、色々な常識もある世の中。
でもどの考えを信じるのか、
結局決めるのは自分次第。

価値観に従って生きる彼は、
「毎日腹の底からエネルギーがわいてくる」といいます。

自らの感性に従って生きることが
人生をより楽しく、充実して生きるために
大切なことではないではないでしょうか。


■今日のお話は、

・西川さんという自転車旅人がいる。

・冒険家という職業には、賛同者も、否定者もいる。

・しかしその意見に振り回されていたらきりがない。

・大事にしているのは、自分の価値観を信じること。
 自分のやっていることは価値があると信じること。

・そうすることで、日々をより楽しく、
 より充実した人生が送れるのではないか。

というお話でした。


今日も皆様にとって良い一日になりますように。

【本日の名言】 死ぬということは
身を切るほどつらいものだが、
それに増して、
生きた実感がないまま
死なねばならないと思うことは
耐えがたい。

            エーリッヒ・フロム

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