メールマガジン バックナンバー

86号 2013年7月4日

成功のために、一番大切なこと

■おはようございます。紀藤です。

皆さまは、何か「習慣化」するために取り組んでいることはありますか?

今、フランクリン・コヴィー社の私のチームでは、
『7つの習慣 Habitizer』という商品を使い、
自らの効果性を高める習慣を各々が決めて、お互いに報告し合う、というプロジェクトを行っています。

「お客様とのWin-Winを考える」
「もっと自らの意見をはっきり伝える」
「家に帰ったついでにランニングをする」
などなど、様々な内容。

『7つの習慣』も、行動に移して初めて成果になるもの。
行動に移すために、活動を共有する「仲間」や「場所」があるとより習慣化がしやすくなります。
私達、フランクリンの社員も、「習慣化」のために日々頑張っております。


■さて、個人的な話ですが、私の習慣化プロジェクトで
「英語を勉強する」、という内容があります。

英語力自体はたいしたことがないので、
あまり声を大にして「勉強しているぞ!」というのも憚られるのですが
自身を成長させる上で、大切なポイントだなと感じる点がありましたので、
今日はそのお話を共有したいと思います。


■私が取り組んでいる勉強手法の一つで、
「バーチャル英会話」という、オンライン英会話があります。

海外の先生とテキストを見ながらロールプレイをやったり、
発音をしたりして指摘されたり、という内容。

4人まで受けることができるのですが、
時間帯によっては、1人だけで受けることも。

時間は20:00~20:45、21:00~21:45などの1時間弱で、
開始5分前からクラスに入室ができるようになります。

授業を4人で受講するときは、考える時間があるので、
気持ちにも余裕ができるのですが、
もしそのクラスの人数が少なく、自分一人だけだった場合、
英語しかしゃべれない先生に、十八番のボディランゲージも使えず
45分も話すのは、なかなかのプレッシャーを感じるのです。


■ですが、学習効果が高いのは、もちろん1対1。

集団で授業をする講義で、先生を独り占めできて、
頭をフル回転させる状況に自分を追い込めるのですから。

とはいえ、プレッシャーを感じるのも事実。

だから、入室締切の直前1分前に、
各教室の入室状況を見ながら、迷うわけです。

ナタリー先生のクラスは、「現在2名」
マイケル先生のクラスは、「現在0名」

・・・果たして、どちらに入室すべきか、と。


■私の例は一例ですが、

「本当はこうすればよいとわかっているけど、一歩が踏み出せない」、

このような状況は、日常生活でもよく起こるような気がします。

例えば、

「自分には早いと思われるかもしれない。
 でも参加したいプロジェクトに立候補するかどうか」
「本当は謝るべきだけど、何だか悔しい。
 そんな中で、自分から親しい家族・友人等に謝れるかどうか」
「新しいイベントやセミナーに参加してみたい。
 知らない人だらけの環境に、自ら飛び込めるかどうか」

実際にこういう場面が訪れた場合、
殆どの場合、「やってみたい」という気持ちを大切に、
一歩を踏み出すことが長い目で見て「正解」だと思います。

上記の私の英会話の例も、一瞬躊躇するのですが、
間をあけずに(ココがポイントです)、そして深く考えずに
「0名のクラスの参加ボタンを押す」
ということを心がけています。

バンジージャンプと一緒で、立ち止まるとビビッてしまうので、
とりあえず「最初の第一歩」と言い聞かせて、
自らを奮い立たせるようにしています。

そして、それを奮い立たせる時の魔法の言葉が、

【主体性を発揮する】

です。

■『7つの習慣』において、コヴィー博士は
私達が望む結果を得るための最も大切な習慣は
「第一の習慣 主体性を発揮する」である、と言い切っています。

どんなに崇高な考えや、成功哲学を持っていたとしても、
それを「自ら行う」ことができなければ、
結局全ては絵に描いた餅になってしまう、と。

加えて、「第一の習慣 主体性を発揮する」において、
「影響の輪と関心の輪」というモデルが出てきます。

自分が、関心はあるが、変えられないものが「関心の輪」。
自分が、関心があって、かつ影響を与えられるものが「影響の輪」。

主体的になるためには、「影響の輪」にエネルギーを集中する必要があります。


■先にお伝えした、私の場合を例にすると、
「英語力の急成長」は、いうなれば「関心の輪」ですが、
「英語力をより高めるために【入室0人】ルームの参加ボタンを押す」ことは「影響の輪」
といえるのでしょう。

すぐに自分の能力を変えられないけれども、
「主体性を発揮して、自らをより鍛える環境に飛び込むこと」くらいは、
自ら選択することができます。

答えは、本当はわかっている、でもためらってしまう時に、

”「主体性を発揮する」んだ”
”「影響の輪に集中するんだ”

そんなキーワードを自分自身に言い聞かせてみると、
一歩を踏み出す勇気を持てるのかもしれません。
(私もまだまだですので、「バーチャル英会話」の度にそうしています苦笑)


■今日のお話は、

・正しいとわかっているが、一歩踏み出せない時がある。

・しかし殆どの場合、アクションを起こした方が良い結果になる。
 (後悔がない、長期的に成長する、などを含めて)

・『7つの習慣』では、望む結果を得るために一番必要な習慣は、
 「第一の習慣 主体性を発揮する」と言い切っている。

・良い結果を得続けるための原理原則は「自ら動くこと」と言い聞かせることで
 一歩を踏み出す勇気が得られるのでは。

・そのために、「主体性を発揮する」「影響の輪に集中する」などの
 言葉を、背中を押すツールとして使ってみてはどうか。

という内容でした。


今日も皆様にとって良い一日になりますように。

【本日の名言】 失敗すれば
がっかりするかもしれないが、
試さなければ運に見放される。

                ビヴァリー・シルズ 

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