「充実系パツパツ」と「苦痛系パツパツ」をわけるもの
■おはようございます。紀藤です。
今日も暑くなりそうですね。
6月は株主総会の季節。
やらなければいけない事が多いご担当様も多く、
その中で様々な業務を整然とこなす皆様には頭が下がる思いです。
■時代が変わり、ビジネス環境もどんどん忙しくなり、
それに伴い、一人一人に求められることも増えてきています。
その猛烈さゆえ、精神的に疲れてしまう方も多々いるようです。
しかしながら、逆に忙しそうな状況でも、
常にイキイキ働いている人もいます。
この違いは何なのでしょうか。
今日は、そんな「忙しさ」について考えてみたいと思います。
■「忙しい」とは、 =(タスクで)「パツパツ状態」 とも言い換えられると思いますが、
その中でも、2種類の人がいるように私は思います。
例えるならば、
「充実系パツパツ」と、「苦痛系パツパツ」の
2種類というイメージでしょうか。
■「充実系パツパツ」の人は、
自分のやりたいことが明確で、次から次へ、
「やりたいこと」を自ら企画し、予定を立て、
どんどん自らのスケジュールに入れ込んでいく。
だから、忙しいけど、
心から自分のやりたいことを、自ら選択してやっているので充実しています。
■逆に「苦痛系パツパツ」の人は、
やらなければいけないこと、で埋め尽くされている。
それは、周りからの要望をそのまま受けすぎてしまっていたり、
自分が本当にしたかどうかわからない「付き合い」で
日々行動してしまっていたり。
だから、忙しいと
「なんで楽しくもないことをこんなにやっているんだろう」
「自分の人生とはなんだろう・・・」となりがちです。
■もちろん組織として働く上では、
利害関係者が複数おり、自分の役割も、
全体の中の一つという形で、ある程度定義をされているので、
100%幸せ系パツパツで働く、というのは難しいかもしれません。
■ですが、「幸せ系」と「苦痛系」をわける一番の要素は、
「自分が何をしたときに幸福と思うかを、
自らが認識しており、その価値観に基づいて行動をしているかどうか」
だと思うのです。
例えば、
「人にありがとうと言われると嬉しい」
「人に対して誠実でありたい」
「物事を完璧に仕上げたい」
などなど、自分の嬉しいことや、やりがいを感じることを深堀していくと、
自分が大切にしている「価値観」が見えてきます。
その価値観と、
自分の日々の行動が矛盾していないかどうか、
そして、それを達成するために、
自ら進んで行動をしているかどうか。
こんなところが、
毎日の忙しいタスクを
「自分のためにやっている」or「やらされている」
の違いをわける要因になるのではないかと思うのです。
■『7つの習慣』においては、
「第二の習慣 目的を持って始める」という項目で説明をしています。
自らのゴールがわからなければ、
どのような選択が自分にとってよいのかも、わかりようがありません。
まずは、どこへ行きたいのか。
そしてそのために、今日何をするのか。
そんなことを立ち止まって考えてみるのと、
毎日がより充実したものになるかもしれませんね。
■というわけで今日のお話は、
・忙しい人には「充実系パツパツ」「苦痛系パツパツ」の2種類いる。
・この2つを分ける鍵は、「やりたいこと」をしているかどうか。
・「やりたいこと」をするためには、自分の「やりたいこと」を知ることが必要。
知らなければ、意識的にすることはできない。
・自分の「やりたいこと」は価値観に関わっている。
・であるならば、まず自らの価値観、そしてゴールを知る時間をとることが大切なのではないか。
という内容でした。
今日も皆様にとって良い一日になりますように。