「10 30のルール」が、心の安らぎを生み出す
■おはようございます。紀藤です。
昨日はようやく雨が降りましたね。
梅雨らしくなって、気持ちのよい一日でした。
季節を感じながら、日々、心にゆとりがある毎日を送りたいなと、
このスピード感溢れる(せかせかしている?)東京に住んでいると、
しばしば感じます。
私が東京に来た8年ほど前、私はある本と出会いました。
それは、
「TQ(タイムクエスト)~心の安らぎを発見する時間管理の探求~」
という書籍で、時間管理について書かれている本。
「心の安らぎ」というキーワードが、妙に印象に残りました。
友人に勧められ購入したものの、当時は時間管理の大切さも、
それがなぜ「心の安らぎ」に繋がるのかもよくわからず、
「?」という感じで、読み進めていました。
(ちなみに「TQ」は弊社キングベアー出版の本です。
恥ずかしながら、入社してから知りました汗)
しかし現在、「フランクリン・プランナー」という手帳を使い始めて、
「時間管理の大切さ」とそれによってできる、
心の安らぎを感じるようになってきています。
今日はそんな時間管理についてのお話を共有したいと思います。
■突然ですが、皆さまは「パレートの法則」という言葉を聞いたことはありますでしょうか。
別名 「80対20の法則」とか「2:6:2の法則」などと呼ばれることがあるもので、
”経済において、全体の数値の大部分は、
全体を構成するうちの一部の要素が生み出している”という説です。
よく出される例として、
・売上の8割は、全従業員のうちの2割で生み出している。
・ビジネスにおいて、売上の8割は全顧客の2割が生み出している。
・商品の売上の8割は、全商品銘柄のうちの2割で生み出している
・仕事の成果の8割は、費やした時間全体のうちの2割の時間で生み出している。
などが有名です。
■この説に則るのであれば、
時間管理というキーワードにおいても、
「成果に大きなインパクトを与える2割の行動がある」
と言えることになります。
日々仕事をしていると、色々な方からの要望に巻き込まれ、
「あれもやらなければいけない」
「これもやらなければいけない」
となり、大切な仕事だらけ、と思えてしまいますが、
実際によく考えてみると、本当に重要な仕事はごく一部だった、
というのは起こりがちな話。
■であるならば、1日が始まる前に、
「目標に影響を与える2割の行動は何だろう?」
「今週、自分が最も向上させる活動は何だろう?」
と十分に考え、計画し、1日をスタートすることで、
「何となくの(成果に繋がらない)行動を減らすことができる」
と言うことができるのではないでしょうか。
■ここで、ぜひおすすめしたいのが、「10 30 のルール」、というもの。
私が実際にやって絶大な効果を感じたものです。
これは、1日の始まりに10分、1週間の始まりに30分の計画をする、ということで、
自分にとって大切なこと、結果につながる行動を整理することが出来ます。
すると、その結果、
・成果に影響を与える2割の行動を意識できる
↓
・あまり重要でない8割の行動も認識できる
↓
・重要な2割をやっている確信が持てれば、重要でない8割の仕事を捨てる決断ができる
↓
・パツパツ病(何をしているかよくわからないが何だか忙しい)を脱せる
↓
・「心の安らぎ」を得る毎日
というように繋がっていく、という好循環が生まれます。
「緊急な対応で、パツパツしている状態」は
「やっている感」を作り出し、ついそんな自分に酔ってしまいがちです。
ですが、その結果何も生み出していなかった、
ということはぜひ避けたいもの。
時間は有限。1日は24時間。
大切に、効果的な毎日を過ごしたいですね。
今日も皆様にとって良い一日になりますように。