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56号 2013年5月23日

「サボりたい」気持ちを乗り越える方法

■おはようございます。紀藤です。

先日はとても暑い一日でしたね。
猛暑の日などは、営業で外を回っていると、
ついコンビニに涼みに入りたくなってしまいます。

今でこそ、コンビニは当たり前のようにどこにでもあり、
クオリティの高いものが並びますが、
以前は、コンビニと言えば、乾いたパンに、あまり美味しくない弁当、
とりあえず腹を満たすために行く、というイメージでした。

海外旅行に行ったりすると、
進化した日本のコンビニのクオリティの高さに感動せずにはいられません。
(よくわからないお店より、よっぽどおいしいです)


■とりわけ私の個人的なイチオシは、セブンイレブン。

なぜか、と言われると、一つ一つの商品にこだわりを感じからでしょうか。

実際にセブンイレブンは、業界で1位ですし、
他のコンビニにくらべ、平均日販が68,2万円と、
2位以下と12万円以上の開きがあるそう。


■前置きが長くなりましたが、そんな素晴らしいコンビニを作っている、
セブンイレブン社長 鈴木敏文氏が、面白いことを言っていました。

今日はそのお話を共有したいと思います。

それは、

『「信じる」と「疑う」では、信じる方が、認知コストが低い』

ということ。

つまり、「信じた方が、ラク」ということですね。

人は生物として生きるために、本能的にエネルギーを効率よく使いたがる。
いわゆる「省エネ」をしたがるのですが、それは、脳にも言えるようです。
ですから、

「頭は、放っておくとすぐサボる」
そうです。

そうすると、どうなるかというと、

頭がサボる(考えると疲れるから、周りの意見に従おう従おうと働く)

誰もが考えることに迎合する

新しい改革は起きないし、差別化も図れない

差別化がされないので、違いも生まれない

よって成功しない

こういった流れになるそうです。


■もし「極めて良い成果を残す事」(=成功すること)を望むのであれば、
放っておくと「サボりたい」と考える、頭を律する必要がありそう。

こういった、自然と浮かび上がってくる
「サボりたい」「楽をしたい」というシーンは、
日常生活の様々なシーンで起るように思います。

ですが、このような「サボりたい」をどれくらいセーブできるかが、
成果を分ける上で大きな違いになってくるのではないか、
と、鈴木敏文氏のお話を聞いて考えさせられました。


■『7つの習慣』では、「第一の習慣 主体性を発揮する」において、
「刺激と反応の間にスペースをあける」という言葉で、

私たちは、刺激に対して、自由意思・自覚などによって、反応をコントロールできる

と説明しています。

先ほどの例でいえば、

「周りの言うことを、何となく信じたい」という
「サボりたがる心理」(頭の中で起こるゆるやかな「刺激」)に対して

「自分の脳がサボりたがっているな」と客観的に見つめ(自覚)、

より良い成果を出したいと自分は思うので(自由意思)、

「意識的に疑ってかかる」というように自分を持っていける(反応)、

と言い変えることが出来るかもしれません。


■少し、広い解釈を本日はいたしましたが、
日々起こる出来事に対して、
「だってそう思うから仕方ないじゃん」、で済ませるのではなく、鈴木社長のように
「一歩立ち止まって、客観的に考える」
ことができれば、より良い成果を生むことができるのでないか、
と感じた次第です。
(鈴木社長のようには、無理かもしれませんが苦笑)

皆さまの参考になれば幸いです。


今日も皆さまにとって良い一日になりますように。

【本日の名言】 人は安全を求めて退却するか、
成長を求めて前進するかを選ぶことができる。
成長するには繰り返し選択する必要があり、
恐怖は繰り返し克服されなければならない。

              アブラハム・マズロー

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