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23号 2013年4月3日

賢く、他者を信頼をするために ~スピード・オブ・トラストより~

■おはようございます。紀藤です。

昨日まで「信頼」について
書籍「スピード・オブ・トラスト」より抜粋しながらお伝えしてきましたが、
本日で一区切りです。

私自身、「知っていると出来る」の間の
大きな、大きな溝の中にいる状態です。

しかしながら先人の方が築かれてきた
「効果的な思考フレーム」を利用することで、
信頼を積み重ねる習慣ができるのではないかと思っています。
少しずつ自分の血肉にしていきたいものですね。


■さて、本日のテーマは「賢い信頼の作り方」。

仕事でも、プライベートでも、人と人が関わる以上
「信頼が大切」というのは周知の事実だと思います。

そして、高い信頼を獲得する一つの大切な行動は、

「自分から他者を信頼すること」
であるとお伝えいたしました。

しかしながら、
「他者を信頼する」という行動は影響力が高いと同時に
落とし穴にはまりやすい傾向があります。
ですから、正しくその方法を身に付けましょう、と
書籍「スピード・オブ・トラスト」では提案しています。


■一つの例を考えてみましょう。

例えば、人をすぐに信用してしまう、
お人よしのKさんがいたとします。

前向きでいい人なのですが、
楽天的がゆえに、だまされやすく、
その結果、

「詐欺にあう」
「上手い投資話に騙される」
など、
盲目的に他者を信頼したリスクを抱えることになります。
正しい信頼の使い方ではありませんね。
(私もこの傾向です。そして、一度詐欺に遭いました汗(=Kさんは私))

逆に、他者に対し常に慎重で、
本音を見せないAさんがいたとします。
何時も疑念を持って接し、必要以上の分析、分析、そして分析・・・
その結果、

「協力のチャンスを逃す」
「決断のスピードが遅くなる」
など
強すぎる猜疑心がゆえに、
機会の損失、協調性を失う、優秀な人が去っていく・・・など
残念な結果に繋がるリスクを持ちます。

これも、正しい信頼の使い方とは言えませんね。


■それでは、どうすれば賢く他者を信頼できるのでしょうか。

そのためには、

「信頼性向」(=信頼したいと思う気持ちの強さ)
「分析力」(=信頼していいかどうか論理的に検討する力)
の2つをバランスよく駆使すること、だと述べられています。

そのためには、
自分自身の経験や、考え方、情報収集能力を磨くと同時に、
他者を信頼できる勇気や人格を高める(そのためにまず自分を信頼する)
ことが必要となります。

7つの習慣の著者のコヴィー博士は、
自立した人間同士が協力をしあい、
1人では成し得なかった「相乗効果を発揮すること(第六の習慣)」
が7つの習慣の最も大きなゴールである、とも言っています。

そのために必要な「信頼」。
ぜひ賢く身につけたいですね。

何かのご参考になれば幸いです。


今日も皆様にとってよい一日になりますように。

【本日の名言】 人を信頼しすぎるのも危険だが、
信頼が足りなければ人生は苦痛に満ちたものになる。

                フランク・クレイン 

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