「信頼」がもたらす力とは ~スピード・オブ・トラストより~
■おはようございます。紀藤です。
最近暖かくなったと思ったら、
また冬に戻ったように寒くなりました。
今度暖かくなったら、また春の陽気を新鮮に感じられそうですね。
前向きに捉えていきましょう。
さて本日ですが、初めにお詫びをさせてください。
昨日のメールで「Fwd.」という形で、
タイトルが前回のもので、皆様に送ってしまいました。
(多少なりとも混乱をさせてしまい、申し訳ありませんでした。)
これによって、
「メールをちゃんと見ていないんだな」
「抜けているところがある人物だろうな」
という印象をお伝えしてしまい、
信頼を減らしてしまったと思っています。
(実際に抜けている、と指摘をしばしば頂きますし
自分でも恥ずかしながらそう思っております。)
今日より、改めて引き締めて参りたいと思います。
■さて、本日は自戒の念も込めて、
「信頼」というテーマでお伝えさせて頂きます。
実はあまり知られていませんが、
7つの習慣の作者のコヴィー博士には
スティーブン・M・R・コヴィーという長男がいます。
そして彼が書いた「スピード・オブ・トラスト」という、
『信頼』をテーマにした書籍があります。
この本は、米国において”2007年 800のCEOが選ぶ本”で第一位を獲得、
それをテーマとした信頼性を高める研修はP&G、AT&Tを始め、
名だたる大手の企業で導入を頂いています。
■『信頼』という言葉には様々な印象を受けられると思いますが、
何となくポジティブで、
「この人に任せたら大丈夫そう」
「何とかしてくれるんじゃないか」
というような印象を持たれるのではないでしょうか。
(ちなみに広辞苑では、
【信頼】[名](スル)信じて頼りにすること。頼りになると信じること。
とあります。そのままですが・・・)
この書籍では
「信頼 = 個人または組織の、人格と能力から生じる確信」
と定義しており、
「信頼がもたらすスピードほど早いものはない」
と著者は述べています。
<世界は急速に変化している。大が小を制する時代は終わった。
早いものが遅いものを制するのだ。 byルパード・マードック>
といわれるように、ビジネス界においても、
スピードの必要性が認識されています。
そして、信頼が高ければ、
人間関係においても、組織においても、
時間のスピードだけでなく、お金などのコストを下げ、
ものごとの価値、質を高め、
心を満たし、人を鼓舞し、
経済的にも有益なものをもたらす、
と著者は断言しています。
■書籍「スピード・オブ・トラスト」では
目に見えない一見抽象的な『信頼』という概念を、
・信頼は、主観的ではなく、客観的なもの
・信頼は、スピードとコストに影響する
・信頼は、定量化でき、測定できるもの
・信頼は、構成する要素を明確化できるもの
とはっきりと述べており、
「どうすれば信頼を得られるのか、そのためにどうすればよいのか」
ということを提案しています。
7つの習慣でも、成長のステップ「依存⇒自立⇒相互依存」において、
他人と協力し、より大きな成果を上げる相互依存のステージでは
最も大切なパラダイム(見方)の一つを「信頼残高」としています。
つまり人が、「より成長をしよう、
「他人と協力して何かを成し遂げよう」、
とした際に『信頼』という言葉を抜きにしては語れない、
ということでしょう。
■長くなりそうですので、明日はもう少し深堀をして、
信頼を構成する「4つの核」についてお伝えさせて頂ければと思います。
(このテーマは、自分の体にしみこませるように、
しっかりと、咀嚼し、理解し、皆様にお伝えしたいと思います)
今日も皆様にとって良い一日となりますように。