「志」に逃げない
(本日のお話 1458文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、公認会計士で、100キロマラソンに共に出場した
ランニング仲間でもある友人が主催している、
「マネジメントゲーム」に参加。
妻とともに参加をしましたが、
非常に学びの多い時間でした。
※マネジメントゲームとは・・・
http://news.livedoor.com/article/detail/12155259/
よろしければ、皆様もぜひやってみてください!
*
さて、本日のお話です。
先日、聞いた話で、
たいそう心揺さぶられる言葉がありました。
それは友人が、通っているビジネススクールで
聞いた言葉である、なんていっていたのですが、
今日は、その言葉を聞いて思ったことについて、
ぜひ皆様にご共有させて頂きたいと思います。
タイトルは、
その言葉そのままに、
【志に逃げない】。
です。
それでは、どうぞ。
■私は、個人的に、
何を成すにしても、
「志」「夢」「目的」
など、
”自分を掻き立てる動力源”
”自分の根本の、さらに根本の部分”
こそが、最も重要である、
と常々思っています。
「志」「目的」が大事である、と語る話は
ビジネス書、自己啓発本、その他のネットの記事も、
ものすごーくたくさんあります。
”意識高い系”が増えているから、
とかではなく、やっぱりそれには。
それなりの理由があるから、なのでしょう。
■しかし、「志」が大事といいつつ、
最近しばしば、こんな場面に遭遇したのでした。
ある商談の場面において。
今後の提案をした際に、
「熱意は伝わりました。でも、決められないです。
説得してくれる、材料が足りないんです」
というフィードバックでした。
つまり、私の「説明力不足」「力不足」だったわけです。
*
はたまた、とある教育会社の、
優秀なコンサルティング会社のマネージャーの方は、
サラリとこう言いました。
「大企業で、また立場が上の人などへのプレゼンは、
”想い”だけでは、どうにもならないですからね。
もちろん、”想い”はあるんですが。」
そう、いつもどおりのクールな様子で語るのです。
そして極めつけは、先日、
飲みの席でアツく語りあっていたときに、
ふと出てきた言葉、
【「志」に逃げるな】
という言葉だったのでした。
■この言葉を聞いた時に、
はっとさせられました。
確かに、
「志」「想い」
は、大変重要。
なくてはならない、必須事項です。
車にとってのエンジンであり、
家にとっての大黒柱、みたいなものでしょうか。
「志」がなくては、そもそも始まらないのですから。
*
しかし、それは、あくまで”前提条件”。
何かを為すためには、それだけでは、
全く充分ではないのです。
充分のはずもないのです。
熱く語ること、
思いを語ること、
夢を語ること、、、
それは素晴らしい。
時に、気持ちよくもなれる。
でも、それで、
ただの自己満足に陥ってしまったら、
影響力も与えられず、ただの夢想家になってしまいます。
それでは、自分自身が語った
”「志」「想い」に対しても、
とても失礼なことをしている”
ことになるのでしょう。
■だからこそ、当然ながら、
日々、「志」「想い」を形にする
『己の能力(スキル・知識)』を高め、
それを人に伝える努力が必要なのです。
それは、「志」「想い」を、
腹の中に落とし込み、大切に温めながら、
毎日粛々と、
誰も見ていなくとも、
ひたすらコツコツ積み上げること。
そして、自らの「能力」を磨き、
切れ味の高い武器に仕立て上げていく。
それは、地味なこと。
でも、そうした先に
”本物”が宿ると思います。
■先日見た、最高に素晴らしい映画、
『グレイテスト・ショーマン』の主演の、
ヒュー・ジャックマンも、
一流の演技だけでなく、魂を揺さぶる歌、キレのあるダンスなど、
あらゆる“能力”が高次元で実現されているからこそ、
人に感動を与えられるのです。
やっぱり、
『志に逃げるな』
です。
思いを高めること。
そしてそれを形にする”能力”を身につけること。
とても大切だと思った次第です。
粛々と、人格も、能力も磨いてまいりましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。
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【本日の名言】
進歩とは反省の厳しさに反比例する。
本田宗一郎
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