”お付き合いをするかどうか”、は「見えない何か」で判断されるもの
(本日のお話 1656文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
ならびに、読書、英語の勉強など。
3月末、色々とドライブがかかっており、
大変ですが、楽しくなってまいりました。
日々、全力で生きたいと、
改めて決意した次第。
*
さて、本日のお話です。
先週、祖母の一回忌で、
紀藤家が集合したのですが、
その際に、父の仕事の話を、
たまたま聞く機会がありました。
その話が、「確かにそうだよな」と、
共感、納得するものでしたので、
本日はそのお話を皆様に
ご共有させて頂きたいと思います。
タイトルは、
【”お付き合いをするかどうか”、は「見えない何か」で判断されるもの】。
それでは、どうぞ。
■完全に個人的な話ですが、
私(紀藤)の父は
愛知にて、とある自動車パーツの中堅企業の、
役員をやっています。
海外を中心に活動しており、
65歳を超えた今でも、アジアに行き、
工場の立ち上げなどをしている(らしい)です。
そんな中、自分もある程度、
年を経たからこそ感じる、
”人生の年長者としての父の凄さ”
のようなものを、
先日、感じる機会があったのでした。
■父は、インドネシアなどで、
自動車部品工場の立ち上げをするにあたって、
”現地のものづくりのオーナー会社に、交渉に行く”
という仕事をしているそう。
いうなれば、
「日本の自動車メーカーのパーツを作りませんか?
そうすれば、より品質も上がるし、
安定して仕事が入ってきますよ」
というパートナー探しの旅です。
当然、知らない者同士。
しかも、インドネシア人と日本人。
かつ、どちらも英語はカタコト。
(父も英語が未熟なので)
、、、
なんなく通じるものの
細かいニュアンスはわからない。
後は、表情やら、
工場の雰囲気やら、諸々で判断する。
会社には、父以上に英語ができる人がいないので、
他の人に判断を任せることもできない。
■では、お互いどこで判断するのか。
何を見て、リスクをとって、
そしてパートナーにするのか、
を決めるのか。
そのことを考えた時に、
父が答えたのが、以下の言葉でした。
「人だよ。雰囲気。雰囲気」
と。
よくわからないんだけど、と、
もうちょっと掘り下げると、
父は、こう続けました。
「なんとなくだけど、その相手が
”信念を持って、真剣に仕事をしてきたかどうか”、
”経験を持っているかどうか”
というのは雰囲気でわかるんだよ。
逆に、自分も同じ様に見られているよな。
経験があるかどうか、誠実かを見られている。
色々話すけど、最後はそこ。
だから、仕事は大変なんだよな。
見られるから。」
と、語ったのでした。
■確かに、契約条件やら何やらは、
書面や数字で交わすことができます。
しかしながら、
・未来、その人が、
忠実に約束を守ってくれるか、
・本当に質の高い仕事をしてくれるか、
・信頼おけるパートナーか
、、、
というのは、
現在から未来を見ることはできない。
だから、最後は、
いくぶんかの「勘」が入らざるを得ない。
父いわく
”見えない部分”
こそが、最後の最後での決め手になるのだ、
と言っていたのが
とても印象的だったのでした。
そして、2年ほど前、
がインドでパートナー会社になった会社の、
社長が日本に来ており、
たまたま私と私の妻と、
父とインドの社長と、ご飯を食べる機会がありました。
その時、インドの社長が、
「なぜ契約にいたったのか」を語った時に、
”キトーサン(父)は信頼できるから”
といっていたことが、ふと思い出されました
(息子を前にした建前もあるでしょうが、、、)
■今の世の中、見えるものばかりが
つい目に行きがちですが、
やはり、人と人の繋がりなど、
”見えないところ”
が影響していることは、
多分にあると思います。
結局、人は社会的な生き物で、
人と人の関わりを避けることはできません。
感覚的な話のようですが、
だからこそ、見えないところ、
・普段の姿勢
・どれくらい真剣に生きているか
・日常、どんな言葉を、どんな態度で過ごしているか
など、滲み出るところがあるということを知り、
普段から自らを律していくことが大事なのだろう、
そんな事を思った次第です。
【”お付き合いをするかどうか”、は「見えない何か」で判断されるもの 】
です。
”見えない何か(=根の部分)”を、
伸ばしていきたいものですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。
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【本日の名言】
人の心は顔に表れる。
だからABCの読めない人でも、
顔を見れば、性格を読み取れるのだ。
トーマス・ブラウン
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