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9号 2013年3月13日

give&takeのプロになるコツとは

■おはようございます。

明日はホワイトデーですね。
きっと皆さんはお返し(または期待)の準備を
されていらっしゃることと思います。

どんな形であれ、
何かを貰うと自然とお返しをしてしまう、
これは万国共通のようですね。


■どうやらこのギブ・アンド・テイクの習慣には
『返報性』という強制力とも呼べるものが働いているそうです。
「影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか」という本で、
社会心理学者である著者が実験を行って証明しているのですが、

「何かもらうと、お返しをせずにはいられない」
(そうしないと気持ち悪い)

という、心理状態になってしまうとのこと。
これはプレゼントもそうですし、
「気持ち」という目に見えないものでも同じことが言える、
と筆者は述べています。


■こういったことを考えてみると、
人に囲まれて生きている私たちにとって、
「自分がどのように動くか(発信するか)」は、
プライベートでも仕事でもとても大切な要素だと言えると考えられます。

「あの人嫌い。だから話さない!」
というスタンスで自分がいれば、
「カチッ」と返報性の力が働き、恐らく、その相手もまた、

「なんだか好きじゃない」
となる可能性が高いでしょうし、

逆に

「苦手だけど、いいところを見つけてみよう」
という姿勢でいれば、
好意の返報性が働き

「自分のことを分かってくれる人だ」
と思ってもらえ、
お互いの距離が縮まるかもしれません。


■しかしながら、
この返報性を上手に利用するためには、
7つの習慣でいうところの、『第一の習慣 主体性を発揮する』
という姿勢が重要なのではないかと感じます。

以下、7つの習慣からの引用ですが、

「主体性とは、率先力を発揮するだけでなく、
 人間として自分の人生に対する責任をとるということである。
 (中略)
 私たちの行動は周りの状況からではなく、私たち自身の選択によって、決まるのだ」

とコヴィー博士は言っています。

まずは自分がどうするのか。
それによって行動が変わり、
行動が変わると結果が変わります。


■人に対して常に
give-and-give-and-give-and-giveくらいの行動がでもしできれば、
周りの人達は、きっとお返しをせずにはいられなくなるのではないでしょうか。
(まだまだ自分はgiveよりもtakeを切望してしまう、未熟者ですが・・・)

そしてそんな人の周りには、
どんどん周りにお返ししたい「ファン」が増えていき、環境が変わっていく
そんな素晴らしいな流れを生み出せるかもしれませんね。


今日も一日がんばりましょう!

【本日の名言】 だが人間のユニークな特質は、
動物がその境遇に、自分自身を合わせるのに対して、
人間は自分の境遇を、自身に合わせることによって
生き延びるというところにある。

                     エイン・ランド 

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